クリエイティブに必要なのは「締切」
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成功者が「運が良かっただけ」と答える理由 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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成功者が口にする「運が良かっただけ」とはどういうことか?
お知らせ!11月8日にイベントやるよ!
本題に入る前にお知らせをさせてください。
11月8日に『サーカス ~世界で一番楽しい学校~』という学校イベントがございます。
オリラジの中田君と数年前に立ち上げたのですが、「勉強が楽しく無いわけじゃなくて、もしかしたら勉強を教える先生や、学びの場所である教室が楽しくなかったんじゃないか?」という疑問から始まって、楽しい先生だけをお招きして、とにかく教室のデザインから作り込んでやろう、というのがこのイベントの趣旨です。
オリラジ中田君のYouTube大学が元ネタです。
この『サーカス』が今度は、ついに、日本武道館で開催されることが決定して、今、せっせとセットを作っています。
今度は、日本武道館をプラネタリウムみたいにして、星空の中の学校を作ります。
チケット発売はまだなのですが、とりあえずスケジュール表の11月8日にチェックを入れておいてください。
お知らせ!劇団ノーミーツとスナック西野
そして、お知らせがもう一つ。
月に2度、僕の友達を僕の自宅に招いて、呑みながら語り明かす『スナック西野』という月額590円のYouTubeのメンバーシップをやっております。
次回のゲストは劇団ノーミーツ代表の広屋君です。
もともと毎週キングコングのスタッフをやってくれていた広屋君ですが、コロナのタイミングで、打ち合わせから本番まで1回も会わずに活動をするフルリモート劇団を立ち上げて、活躍中です。
今回は、その広屋君にオンライン公演の今についてお話しいただきました。
もう学びだらけで、メチャクチャ楽しかったです。
興味がある方は僕の公式YouTubeチャンネル『西野亮廣エンタメ研究所』の画面下にある「メンバーになる」をクリックして見てください。
「スナック西野」は隔週土曜日放送です。
(※コチラ→) https://www.youtube.com/channel/UCOy5sLcFLqYNqZ1iurp4dCg/join
実力や努力ではなく、なぜ運なのか?
そんなこんなで、本題です。
成功者と呼ばれている人に「あなたが成功したのは、運ですか? 実力ですか?」と訊くと、結構な割合で「運です」と返ってきます。
ただ、その人は、どう考えたって、誰よりも努力してるんですね。
そこで、「努力もしてますよね?」と質問すると、必ず、
「たしかに誰よりも努力をしました。しかし、あの日、あのタイミングでインターネットというものに出会っていなければ、今はありません」とか、
「皆が遊んでいる間、メチャクチャ頑張ったけど、だけど、あそこで、あの人に声をかけられていなかったら今はない」といった言葉が返ってきます。
「運が良かった」と答える人は、皆、そう言うんです。
成功している人は、誰よりも努力をしていますが、「時代」や「出会い」の後押しがあるんです。
そして、その重みを重々承知しているというのはどういうことかというと、「その後、その規模の『後押し』がそこまでやってきていない」ということです。
頻繁にチャンスが巡ってきているのであれば、あの日あの時の出会いを指して「運が良かった」とは言わないので。
「チャンスはそうそうやってこない」ということです。
一度チャンスを逃すと、次にチャンスと呼べるものがやってくるまでに平気で5年10年経ってしまう。
これがラストチャンスと知っているか?
僕は働き始めてまだ20年チョイなので、僕よりも先輩は、もっと強く感じでいると思うのですが、たとえばウチにやってくるインターンの子達を見ていると、「チャンスをモノにする」も何も、「これが(ほぼ)ラストチャンス」だということに気がついていない子が結構な割合でいるなぁと思うんです。
ウチの会社は若い子が陣頭指揮をとるプロジェクトがあるのですが、本人が「やりたい!」といったら、経験値は二の次でやらせるようにしているんです。
場合によっちゃ、学生インターンのうちから、2000〜3000万円ぐらいの予算規模のプロジェクトの責任者になることもあります。
ザックリと35歳以上の方は「そんなチャンスは人生で2度とない」ということを知っているじゃないですか?
「自分が20代なら、全てを後回しにしてでも、そこにフルコミットをする」と思いますよね。
「20代で○○をやりました」という名刺が、一生効果を持つことを知っているので。
ただ、社会人1年目の子は、その価値に気づいていない子が多い。
実はデビュー当時の梶原君もそうだったんですけど、キングコングって、おそらく史上最速で売れてるんです。
養成所の在学中にN H Kの漫才大賞をとって、レギュラー番組を持たせてもらったので。
その時の梶原君は、今みたいな熱力で仕事と向き合うことはなく、遊びの方に走っちゃったんです。パチンコや、コンパやら何やら。
「こんなチャンス、2度とやってこないぞ」と言ったのですが、当時の梶原君は、昨日高校を出たばかりの若造で、今、目の前に大きすぎるチャンスがきていることを、それがラストチャンスだということを測れなかったんです。
僕は真面目にエッチと向き合った
僕、意外に思われるかもしれませんが、デビュー当時から、「これだけはやらない」と決めていたことがありました。
何だと思います?
答えは「ナンパ」です。
当時を知るNONSTYLE石田君や山口トンボ君やブロードキャスト房野君に話を聞いてもらえると分かると思うのですが、僕から「ナンパに行こうぜ」と言われたことって、一度も無いと思います。
これは別に「西野が硬派だった」とかそういうことじゃなくて、むしろ、その逆で、「性欲はシッカリとあるけど、今、目の前にあるチャンスをモノにすれば、わざわざナンパをしなくても、向こうから来てもらえる。その方が、よりエッチな未来が待っているじゃないか」という考えです。
稀代のプレイボーイである私にとって、このチャンスタイムを、ナンパに使うなんて考えられなかったんです。
そんなことより、漫才コンクールで優勝した方がエッチだし、そんなことより、とっとと東京に出ていって圧倒的に売れた方がエッチだと判断したわけです。
他の誰よりも性欲が強かったので、真面目にエッチと向き合った結果、「このラストチャンスをモノにする」という結論に至りました。
若いというだけで与えられるボーナス
ウチの学生インターンの3期生の時だっけな?
「ウチに来て、1ヶ月ぐらい働いてみて、学んだことを話すオンラインイベントを、サロンメンバーさん向けにやってみな」と言ったことがあったんですね。
1期生も、2期生も、ここを通ってます。
彼らの顔と名前が売れたら、その後の彼らの活動が圧倒的に有利になるわけじゃないですか? だから、その後押しをしようと思って。
そのことをサロン記事で投げて、「今日中に参加チケットを出してください」と伝えて、学生も「やります」と言ったんですけど、結局、その日のウチに彼らが参加チケットを出すことはなかったんです。
なんか、スケジュールウンヌンカンヌンでグズグズしちゃって、日をまたいじゃった。
で、日をまたいだ事情の説明も無かったんですね。
当然、そのオンラインイベントは24時のタイミングで中止が決定して、「残念だったね。また、いつか」と彼らには伝えましたが、残酷ですが、彼らの人生でそんなチャンスはもう2度とやってこない。
学生が数万人の前に立つ機会なんて、一生やってこないんです。
そこでコアファンを500人でも作っておけば、また全然違う人生を歩めたと思うのですが、「ラストチャンス」だと思えなかった彼らの負けです。
学生インターンとかを見ていると、まだ学生だし、本人の能力に、それほど差は無いのですが、「ラストチャンスだと思えるか否か」というところに、取り返しのつかない差を感じます。
厄介なのは、「若さボーナス」みたいなのがあるんです。
能力は追いついていなくても、「若い」というだけで、与えられるチャンスがある。
社会に出て、比較的早い段階で、そんなチャンスが巡ってくるもんだから、今後もそのペースでチャンスがやってくると思っちゃうかもしれませんが、それは大いなる勘違いで、30歳を過ぎたら、そんなものは一切無くなります。
今、この記事を読んで下さっている20代前半の皆様は、今、目の前にあるのが、ラストチャンスだということを強く意識しておいた方がいいと思います。
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