クリエイティブに必要なのは「締切」
(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/602572
仕事相手に見切りをつけるポイントについて | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
https://voicy.jp/channel/941/602572
大事なのは、アベレージではなくて、対応力や成長率
めちゃくちゃシビアだけど、めちゃくちゃ大切な話をしたいと思います。
先日、ミュージカル『えんとつ町のプペル』(2025年)の最終オーディションがありました。
その最終オーディションで、演出家の吉原光夫さんの立ち回りが本当に素晴らしかったのですが(※動画撮影しているので、どこかで出したい!)、主人公の「ルビッチ役」の子の最終オーディションに関しては、【演技指導】が入ったんです。
「ここは、こんな気持ちでやってみてください」「次は、このポイントに気をつけてやってみてください」といった感じで、同じシーンの芝居を何度かやってもらう…というスタイルでした。
……ちょっとイメージしづらいと思うので、具体的なものでいうと、「あなたの今回の演技は、物語の先の展開を知っている人の演技になってしまっている。
つまり、あなたの『行かないで!』という台詞は、引き留められることを知っている人の『行かないで!』になってしまっているから、次は“『ここで引き留めないと、本当に行ってしまう』と思っている人の『行かないで!』”をください」みたいな感じで、指導をしながら、審査をされていました。
僕も他のスタッフも途中から分かったのですが、結局、光夫さんが見ていたのって、「一発目の芝居」というよりも、「二発目の芝居」で……要するに「指示に対して、どれぐらい反応できるか?」「演出家の意図をどれだけ汲み取れるか?」という部分だったんですね。
なので、極端な話をすると「一発目=70点、指導後の二発目=70点」の子よりも、「一発目=30点、指導後の二発目=60点」の子の方が評価が高かった。
公演が二年後なので、「訓練する時間がある」という理由もあったかもしれません。
とにかく、アベレージではなくて、対応力や成長率を見ておられました。
リーダーは「どこで見切りをつけるか?」を決めておいた方が良い
これって、メチャクチャ大事で……経営者や、個人事業主や、プロジェクトリーダーといった「仕事を発注する側の人」っていると思うのですが、その仕事を発注する側の人というのは、「どこで見切りをつけるか?」というポイントを押さえておかなきゃいけない。
見切りをつけるポイントを決めておかないと、時間とお金が減る一方なので。
で、これはウチの後輩にも言っているのですが、やっぱり見なきゃいけないのは「二発目」なんです。
一発目は、お互いに見ていた方向が違ったり、大切にしなきゃいけないポイントの優先順位が違ったりして、ズレることは往々にしてあるので、そこのズレはあまり問題ない。
ポイントは、そのズレを認識して、あらためて「こんなのをください」と発注を出した後の「二発目のクリエイティブ」で、そこで、光が見えなかった時が別れ時です。
これには、いろんな理由があります。
シンプルに「能力が低い」のかもしれない。
「能力は高いけどワガママ」なのかもしれない。
「読解力が低い」のかもしれないし、「温度(モチベーション)が低い」のかもしれない。
もちろん「指示の出し方が下手」なのかもしれないし、いやいや、どちらにも罪は無くて「相性が悪いだけ」なのかもしれない。
いずれにせよ、二回目で「おお!近づいた!」という光が見えなかった時は、今回のプロジェクトに関しては関係を切った方がイイ。
※人間関係を切る必要は無い
「切る」というのは嫌われ仕事で、それはリーダーにしかできないので(誰もやりたがらないので)、リーダーがそれをやらないと、チームはどんどんどんどん出遅れちゃう。
…というような話って昔からよくやっていたのですが、今回のオーディションの現場で、それを目の当たりにしたので、あらためて共有させていただきました。
「何もしない」「始める」「終わらせる」の三つのアクションのうち、一番簡単なのは「何もしない」で、次に簡単なのは「始める」で、最後が「終わらせる」なんです。
終わらせる(損切り)が一番難しくて、だから、多くの人は終わらせるのに遅れて失敗しちゃう。
なので、かなりシビアな話になるけど、リーダーは「どのラインで関係を終わらせるか?」はあらかじめ決めておいた方が良いと思います。
====================
CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
====================
★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
▼西野亮廣の最新のエンタメビジネスに関する記事(1記事=2000~3000文字)が毎朝読めるのはオンラインサロン(ほぼメルマガ)はコチラ↓
\メールアドレスのみで利用できるようになりました/
https://salon.jp/nishino
Salon.jp | 西野亮廣エンタメ研究所
https://salon.jp/nishino
※サロンメンバーさん同士交流される場合は今まで通りFacebookアカウントが必要です
\公式LINEができました/
▼西野亮廣 公式LINEはコチラ↓
https://lstep.app/bew62ko