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ミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演の皆様へ | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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ミュージカル『えんとつ町のプペル』大阪公演のキャスト&スタッフの皆様に向けて
今日は、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演のキャスト&スタッフの皆様に向けて、お話ししたいと思います。
本番前のお忙しい時なので、聴かれているかどうか分かりませんが、個人的に吐き出したいだけだったりもするので、このまま続けます。
今回の大阪公演は「運営面」のトラブルが続いて、たくさんたくさん不安にさせてしまって、なかなか集中できない環境を作ってしまって、本当にごめんなさい。
僕がこうして謝罪をしたり、フォローにまわればまわるほど、その原因を作ってしまったスタッフに矢印が向いてしまうことになるわけで、ちょっと迷いもあります。
どれだけドジをした人間でも、自分達の仲間であることには違いないので。
なるべく矢印は向けたくありません。
なので、僕の中で「出過ぎたマネ」をしている感はずっと残っています。
ただ、稽古場の動画を初めて見た時、そして、数名のキャストさんスタッフさんと僕の家で飲んだ時(この時は二軒目だったので、すでに出来上がっててすみません)、そして、先日の稽古場の最終日の2回目の「通し稽古」で、皆さんが『えんとつ町のプペル』という作品をとても大切に扱ってくださっている場面を見て、そして、いろんな感情を抱えながらも、プロのパフォーマーとして、クリエイターとして舞台に向かっている姿を見て、「こんな人達を負けさせたら、一生バチがあたるなぁ」と思いました。
(※お婆ちゃん子なので、2022年に「バチが当たる」とかを使います)
稽古場の最終日の「通し稽古」で確信しました
大阪公演の運営の危うさに僕が気づいたのは11月の中旬だったと思うのですが、そこから今日まで、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演のことを考えない時間はほとんどありませんでした。
今日も朝からチマチマやってます。
現場の対応に追われている中、アシスタントプロデューサーの横田さんがすごくマメに連絡をくださって、現場で起きていることや、「数字」の共有なんかをしてくださって、そのおかげで手が打てています。
劇場で横田さんとスレ違った時は一声ねぎらいの言葉をかけていただけると嬉しいです。
横田さんのまわりにも、いろんな気持ちを押し殺しながら、黙々と動いてくださっているスタッフさんがいるので、そのスタッフさん達にも、ねぎらいの言葉をかけていただけると嬉しいです。
というか、廊下でスレ違ったら挨拶をしましょう(笑)。
本当は稽古場にも、劇場でおこなれている(どうやら凄まじいと噂の)リハーサルにも、もっともっと行って、もっともっと皆さんと同じ時間を過ごしたいところですが、今、僕がやらなきゃいけないことはそれではありません。
僕は、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演を成功させる為にやらなければいけないことを正しく選んで、実行します。
チケットの手売りなんか、いくらでもします。
御礼はいらないので、ステージ上のパフォーマンスで返していただきたいです。
近所の蕎麦屋のオバチャンには、すっかりニート扱いされていますが、僕、意外とこう見えて、忙しいヤツで、同時にいろんな仕事を抱えていたりするんです。
海の向こうのお仕事も抱えています。
あと、シンプルに時給がメチャクチャ高いです。
そんな西野亮廣にドブ板営業を任せたのだから、ちょっとやそっとのパフォーマンスじゃ、たぶん許されなくて、劇場に来られたお客さまの身体中の水分を全て蒸発させるぐらいのパフォーマンスで圧倒してください。
稽古場の最終日の「通し」で、それができるチームだと確信しました。
開幕まであと2日!お客さん全員をガツンと言わせたってください
まもなく幕が上がりますが、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演は大変なことになると思います。
多くの子供達が目を輝かせ、胸を躍らせ、多くの表現者やクリエイターが嫉妬するステージになると思います。
「俺も本当は、こういうものが作りたかったんだよ」というような嫉妬です。
今回は、「作品をお渡しした」というズルい立場であり、運営のボランティアスタッフの原作者という不思議極まりない立場ではありますが、しかし、どういった形であれ、皆さんが作るエンターテイメントに関わることができて本当に幸せです。
稽古終わりで皆でおこなったディスカッションの時に、キーボードの西村さんが言った「いろいろとあったけど、ようやく一枚岩になった」という言葉がすごく残っていて、映画のクライマックスに立ち会っているような感覚になりました。
映画『えんとつ町のプペル』のクライマックスで流れる『Town and Heart Beat』が脳内再生されていました。
こんな場面に立ち会えることはなかなかありません。
芸人冥利に尽きます。
もはや、ピンチを作ってくれたプロデューサーに感謝です。
今回は、現場に足を運べた回数は多くありませんでしたが、エンタメにかけた僕の人生の大切な大切な1ページになると思います。
ミュージカル『えんとつ町のプペル』大阪公演開幕まで、あと「2日」です。
僕は僕で、あと2日でできることを全てやるので、皆さんは、お客さん全員をガツンと言わせたってください。
最後まで宜しくお願いします。
《こりっち》
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