権利とデジタルを押さえろ

2022年02月19日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/281666

「デジタル」と「権利」を自分のものにしろ | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/281666

さて。
 
今日は『権利とデジタルを押さえろ』というテーマでお届けしたいと思います。
 
本題に入る前にお知らせです。
 
 

お知らせ!最初で最後の『毎週キングコングin日本武道館』

 
2月28日に日本武道館で我々キングコングの単独トークライブ『毎週キングコングin日本武道館』がございます。

いつもYouTubeでやっている「毎週キングコング」を、ライブでやっちゃおうというもので、最初から最後までキングコングしか出てこない極めてシンプルなイベントです。
 
チケットは、オフライン(劇場で見れる)チケットとオンラインチケットの両方をご用意させていただいています。
 
オフラインチケットは、ローチケ他、各プレイガイドでチェックしてください↓
https://l-tike.com/play/mevent/?mid=621218
 
そして、オンライン配信チケットをお求めの方は↓
『ローチケ 毎週キングコング 配信』で検索してください。
https://l-tike.com/kingkong/
 
キングコングが武道館でライブをするのは今回が最初で最後なので、この機会に、是非!
 
よろしくお願いします。
 
 

お知らせ!「キンコン西野と学ぶ!仮想通貨勉強会『DAOって何?』」参加者4100名突破!

 
そして、もう一点。
 
3月2日に開催する、オンライン勉強会「キンコン西野と学ぶ!仮想通貨勉強会『DAOって何?』※儲け話はありません」の参加者が「4100名」を突破しました。
 
ZOOM画面を共有する形で、Facebookグループで生配信します。
(※アーカイブは4月末まで残ります)
 
こちらは、ブロックチェーンに詳しいエンジニアが、技術に詳しくないスタッフ、そしてお客さんにわかりやすく説明するビットコインやブロックチェーンの初心者に優しい勉強会です。
 
「仕組み」を学ぶための勉強会ですので、儲かるとかそういう話は一切ありません。
 
この配信では、ビットコインをはじめとして、
ブロックチェーンやNFTについて簡単にまとめたあと、
「DAO(自律分散型組織)」について勉強します。
 
プログラムは、
=====
・ビットコイン、ブロックチェーン、NFTについてまとめ
・DAOって何?
・DAOで何ができる?
=====
といった感じです。
 
興味がある方は、「キンコン西野 DAO」で検索してみてください。

キンコン西野と学ぶ!仮想通貨勉強会「DAOって何?」※儲け話はありません

http://peatix.com/event/3155125

チケットは800円です。
 
よろしくお願いします。
 
 

「NFT」は時代のキーワードとして無視できない

 
さて。
 
今日は『権利とデジタルを押さえろ』というテーマでお届けしたいと思います。
 
「現代エンタメを生き抜く為のドレスコード」とも言っても過言ではないと思うので、是非、お友達のクリエイターさんなり、役者さんなりに、お伝えいただきたいのですが…
 
毎度お世話になっておりますコチラのVoicyでは「プレミアムリスナー」という有料放送(YouTubeでいうところのメンバーシップ)がありまして、そこで僕は毎度『白熱教室』というオンライン講演会(勉強会)をやっているんですね。
 
で、昨日の『白熱教室』では、「独自の進化を遂げている日本のNFT」というテーマで、あらためてブロックチェーンやNFTの説明をしたあと、「日本のNFT」についてのお話をしたんです。
 
今、みて見ると、講義時間が「43分21秒」とあります。かなり白熱しました。
 
多くの人が「NFT」の説明ができない中、今、日本では「NFTのようなもの」と評されるものがポコポコ出てきていて、それがそこそこ市民権を得ています。
 
詳しくは、昨日のプレミアムリスナー『白熱教室』をお聴きいただきたいのですが(※ちなみに、プレミアムリスナーはアプリとブラウザの両方から登録できるのですが、ブラウザから登録した方が安いです。くれぐれも)、いずれにせよ、「NFT」は時代のキーワードとして、どうやら無視できないものになってきました。

【白熱教室 #37】独自の進化を遂げている“日本の“NFT | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/281429

ここで、「俺はNFTとか関係ないし」とか「私にはブロックチェーンなんて関係ない」と言い張るのは、「俺、ガラケー派だから」という謎のポジションをとって、その後、見事に絶滅したあの人達と同じ道を辿ることになるので、それこそ現代を生きる上でのドレスコードとして、その知識・選択肢は持ち合わせていた方がいいと思います。
 
ていうか、こういうのは、どのみち勉強することになるんだから、早めに勉強しておいた方が得ですよね。
 
「勉強量を増やせ」と言っているわけではなくて、「どうせ勉強するんだったら、早めに勉強しとけ。それだけでポジションがとれるから」という話です。
 
 

デジタルデータを販売すれば、制作費をペイできる

 
さて。
 
このNFTもそうですが、今、様々な技術によって、「これまで売ることができなかったもの」が売れるようになっています。
 
このことを知っているのと、知らないのとでは、生命力に大きく違いが出てくる。
 
たとえば、昨日、僕らはデジタルデータをサクッと販売できる「elu」というサービス上で、新作歌舞伎『プペル ~天明の護美人間~』のバックドロップ幕のデータを10個限定で販売したんです。
 
「バックドロップ幕」というのはステージセットの一番奥にある背景の絵のことです。
 
ここは絶対に見落としちゃダメだと思うのですが、ステージセットって、基本、データ化しているんですね。
 
大きな幕に直接、筆で絵を描いているわけじゃなくて、パソコン上で絵を描いて、それを大きな幕にプリントアウトしてます。
 
セットにしたって、図面は、まず「データ」におこしている。
 
 
で、今、この「デジタルデータ」を販売できるようになってきた。
 
eluはNFTじゃないですが、NFTで販売することもできます。
 
ちなみに昨日限定10個で販売したドロップ幕のデータは、1つ3万円で販売して、すぐに完売。30万円の売り上げを出したんですね。
 
30万円です。つまり、「ドロップ幕の制作費」は、それでペイできているんです。
 
ドロップ幕の売上で、ドロップ幕を作れるんです。
 
これまで、これらは「チケット代」の売上から、やりくりしていたのですが、今は、「舞台セットの売上」で、舞台セットを作れるようになってきたんです。
 
 

「デジタルを取り扱う知識」と「権利」を持つだけで守れる命がある

 
これって、舞台を作る人間からすると、とんでもない「お助けカード」なんですが、今、ほとんどの人がこれをやっていないんです。
 
相変わらず、チケット代の売上でやりくりしている。
 
 
その理由は二つで、一つ目は、「デジタルを取り扱う知識がない」
 
舞台セットのデータが販売できるようになっていることを知らないんですね。
 
プロデューサーと呼ばれる人ですら知らない場合がほとんどで、その場合、そのカンパニーのキャストやスタッフは、その分、ギャランティーが安くなってしまいます。
 
その結果、長時間拘束しているのに、「稽古代は出しません」が当たり前になっている。
 
これは、なかなか罪が重いですよね。
 
たった知識を仕入れるだけで守れる命があるんだから、プロデューサーを名乗るのなら、ここは仕入れた方がいい。

舞台セットのデータをはじめ、「作品制作時に発生するデータ」を販売しない理由の一つは、「デジタルを取り扱う知識がない」です。
 
 
そして、二つ目は「権利を持っていない」です。
 
これは本当に僕がよくよく言っていることで、皆さんももしかしたら聞き飽きているかもしれませんが、今、「権利を持つ」ということがメチャクチャ大事なんです。
 
「権利」を持っていなかったら、デジタルの知識がどれだけあったところで、使い物にならないんです。
 
たとえば、ミュージカルとかだったら、名シーンをNFTで販売することもできるのですが、権利がなかったら、たった、そんなこともできない。
 
それが人気作品であれば、キチンとした知識を持って、あとは権利さえ持っていれば、ぶっちゃけ、チケットを売り出す前に、制作費をかなり回収できる。
 
でも、「デジタルの知識を持つ」「権利を持つ」という、この二つに関して、皆、めちゃくちゃ消極的で、後ろ向きで、なんか臭いものに蓋をするように扱っているんです。
 
もう一度言いますが、ドロップ幕の制作費は、ドロップ幕の売上で賄えたんです。
 
これ、役者さんに働いてもらったんじゃないんです。
 
ドロップ幕に働いてもらったんです。
 
そういうことが、今、可能になった。
 
何度も同じことを言って申し訳ないですが、「デジタルを取り扱う知識」と「権利」は、絶対に持っておいた方がいいと思います。
 
これを持たずに、この時代に作品制作に臨むなんて、自殺行為もいいとこです。
 

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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!

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