クリエイティブに必要なのは「締切」
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https://voicy.jp/channel/941/200397
個人で発信できる時代の「イベント運営」の難しさについて。 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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今日は「イベントを運営する上で必要なもの」というお話しをしたいと思います。
ほとんどの人にとって関係のないテーマかもしれないですが、「イベント運営の現在地」をプロのイベント屋さんがお伝えします。
本題に入る前にお知らせをさせてください。
お知らせ!ミュージカル『えんとつ町のプペル』チケット発売
かなり長い時間をかけて準備を進めてきたファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』のチケットが、「チケットぴあ」さんで、いよいよ発売となります。
発売は9月12日の午前11時です。
キチンとメモっておいてください。
また、あらためてお話しさせていただきますが、ミュージカルに詳しい方ならば、今回のキャストさんと会場のキャパを見た時に、チケット料金がとんでもないこと(※普通、この金額では絶対に見れない!)になっているということをお分かりいただけると思うのですが、ここはやっぱり「ファミリーミュージカル」と謳う以上は、挑まなきゃいけない部分だと思っていて、あれやこれやとやりましたし、まだまだこれからもやります。
とにかく、プロデューサー陣が、もう本気で取り組んでいます。
これが、イベント運営の一つの形になるといいなぁと思っております。
そして、肝心の中身の方ですが、もう最高です。
「最高のキャストと最高のスタッフが集まって、最高のものを作った」という一番強いパターンです。
もう本当に大変なことになっております。
メチャクチャ期待して待っていてください。
チケットは9月12日午前11時発売です。
よろしくお願いします。
お知らせ!『映画 えんとつ町のプペル』ハロウィン限定上映
そして、もう一つお知らせです。
今年の10月22日〜10月31日に、『映画 えんとつ町のプペル』が劇場に帰ってきます。
ハロウィン限定復活上映でございます。
復活上映なんて、あんまり聞いたことないと思うのですが、本当にたくさんの人が動いてくださって、実現することができました。
「映画」であることには違いないのですが、同時に「ハロウィンのイベント」なので、泣いても笑っても、万が一、どれだけ人気になっても、10月31日にはキチンと終わります。
ので、この機会をお見逃しなく!
是非、映画館の大スクリーン&大音量で、ご覧ください。
上映劇場の詳細に関しては、『映画 えんとつ町のプペル』の公式ホームページでご確認ください。
よろしくお願いします。
『映画 えんとつ町のプペル』公式サイト
https://poupelle.com/
「ギャラ」のことだけ考えたら、オンラインの方がいい
そんなこんなで本題です。
今日は、イベント運営の現在地についてのお話です。
たとえば11月8日に日本武道館で『サーカス! ~世界で一番楽しい学校~』という学校イベントがあるんですけど、このイベントの出演者はキングコング西野と、オリエンタルラジオ中田君と、ホリエモンと、OWNDAYS田中さんと、ROLANDさんで…西野はザコキャラなので横に置いておいたとして、他の人達って、まぁ、一国一城の主じゃないですか。
たくさんのスタッフを抱えて、毎日、本当に大きなプロジェクトを動かしている人達で、彼らの時給ってメチャクチャ高いですよね。
で、結論を先に言っちゃうと、彼らにイベント出演をお願いする場合、『出演ギャラ』だけでは絶対に折り合いがつかないハズなんです。
ちなみに、ザコキャラの僕ですら、『ギャラ』だけのことを考えたら、そりゃ、武道館でイベントなんてせずに、自分主催のオンライン講演会をやった方がいいんです。
僕、今回の『サーカス!』をやる為に、なんか、事前に稼働して、ウン百万円ぐらいを個人で出しているんですね。
ギャラを貰うどころか、お金を出しています(笑)
でも、まぁ、面白そうだし、いいかなぁと思ってます。
ただ、さすがに他の出演者さんには、それは強要できないから、やっぱり何か返さなきゃいけない。
そこで今回は「個人ではなかなか用意できない環境」だけは用意しようと思いました。
今回の場合だと、「武道館のステージ」ですね。
武道館のステージに立とうと思ったら、それなりに準備がいるし、あと、客席は埋めないといけない。
そのあたりは、僕がやろうかなぁと思いました。
インフルエンサーのブッキングが難しくなってる
でも、ちょっと思ったんですけど、僕の場合、
美術とか照明とかは気心の知れたスタッフさんと進めているし、
予算に関しても、「不足分は僕が稼働すりゃいいや」ぐらいの感じでやってるし、
集客に関しては、まぁ、それなりに影響力があるので、「僕がなんとかする」という方向で進めていますが……それができるのって、かなり恵まれた立場の人間だと思っていて、
普通のイベント主催者はそれはできないですよね?
主催者さんって基本的には集客力もなければ、特別な空間を作るのに長けている人でもない。
昔は発信する場所がいくつかしかなかったから、「イベントをやる」という、リスクを背負うことで、いろんなインフルエンサーをブッキングできたけど、今、インフルエンサーは自分のチャンネルで発信した方が美味しいわけで、ブッキングのハードルがメチャクチャ上がってるだろうなぁと思いました。
何で強く思ったかというと、Voicyが10月末に『Voicyフェス』という『声の祭典』をするんですけど、そこに「出てください」と言われたんですね。
僕はこのイベントに対して前向きなのですが、一旦、僕の感情抜きで、事実ベースで喋りますね。
まず、「集客は誰がするんだろう?」という問題があります。
Voicyさんが10万人ぐらいのお客さんを集めて、そこに出させてもらうのであれば、「出る側のメリット」もあると思うのですが、ちょっと考えにくいですよね?
たぶん、集客は「出演者」が主にすることになる。
で、次に、僕個人の話です。
Voicyのスタッフさんから「○○さんと対談してください」とお願いされたんですけど、たぶん僕の、その○○さんより、お喋りとリアクションが1万倍ぐらい上手なので、どう考えても僕がインタビュアーになるんですね。
ちなみに、お相手の方はワケあって、シークレットゲストらしいです。
となると、僕が集客して、僕の話を聴きに来てくださったお客さんに対して、僕がインタビュアーになっているところをお届けすることになるわけで、もう、お客さんの感想は想像がつきますよね。
「西野の話をもっと聞きたかった」
です。
もう一度言いますが、くれぐれも「是か非か」の話をしているわけじゃないですよ。
シンプルに、この場合だと、「西野が他の仕事を断って出る理由って何なの?」という疑問が生まれるのよね?…という話です。
今、イベント主催者さんが、発信力のある人(自分でお金を作れる人)をブッキングするのって、メチャクチャ難しくなってる…という話です。
魅力的な「人」と「空間」がイベントの鍵を握る
たぶん、今、発信力がある人をブッキングしようと思ったら、『人』で呼び込むぐらいしかないんですよ。
「あいつがやってるイベントだから、協力するか」という。
毎年年末に『天才万博』というフェスが5日間あって、僕も5日間休みをとって、お客さんとして、ときどきお手伝いとして参加してるんですけど、そこにはいろんなクリエイターさんがボランティアで参加してるんですね。
それって、主催者の小谷の人柄だったり、あとは、なんかあの空間が放っている独特のエネルギーを浴びにいっていたり……つまり、『お金』でも『露出度』でもないんです。
5日間あるんですけど、出番が終わったアーティストさんは、普通に別の日に観に来て、バックヤードで飲んでるんです。
魅力的な『人』か『空間』がないと、今、ゲストを呼んでイベントをまわすのは難しくなってきたなぁという…お話でした。
イベント主催者さんは、このへんを抑えておくといいと思います。
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