西野亮廣、飛行機はビジネスクラス? 何にお金を使うの? みんなの質問に答えます!



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「遅い」が生む損失は全員が判断しておいた方がイイ! | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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「判断が遅れると、予算が膨らむ」という発言を詳しく解説
昨日の『BackStory』は「仕事」について考えさせられるキッカケだらけなので、丁寧に解説しながら、振り返っていきたいと思います。
経営者さんや、チームのリーダーさんは是非、今日の内容をスタッフの皆さんに共有してください。
まず初めにお伝えしておきたいのは、昨日の「BackStory」ではインタビューマイクを向けられたのがたまたまプロデューサーの了さんだったので、了さんが「僕の責任です」とおっしゃってましたが、了さんがいなかったら、とっくの昔に沈没していたプロジェクトで、了さんには、もう何百回も助けられているので、あそこでの「責任の所在」というのは、あくまで了さんの責任感と番組の演出から割り出されたものでしかない(了さんは悪くない)ということは前提条件として共有しておきたいです。
さて。
今回の『BackStory』はミュージカル『えんとつ町のプペル』の予算の攻防戦でございました。
(※ここからはネタバレを含みますので、まだ観ていない方は先に観てください)
物語は「ある日突然、予算が1億円膨らみました」と西野が報告を受けるところから始まります。
それに対して西野は「予算が膨らむのは問題ない」「ただ、膨らむなら事前に逐一言ってもらわないと、かばいきれない」と言います。
僕みたいに一人で起業して、個人事業主で年商ウン億円というところまでは自分一人で営業して、稼いで…ということを経験してきた人間(※今はチームの皆でやってます!)というのは、「ある一定の期間で、自分がどれだけのお金を作れるか?」を把握しています。
僕は「いっちゃいましょう!」を合言葉にクリエイティブの予算を膨らませる常習犯なのですが、それは全て「振り込み日までに自分が追加でつくれるお金の範囲内で」予算を膨らませているんです。
ですが、他の誰かの意思によって「明日までに1億円」と言われちゃうと、やっぱりそれは対応できない。
特に僕らのチームはミュージカル以外でも大型のプロジェクトを何件か走らせているので、支払いのタイミングが重なっちゃうと一発アウトです。
だから「膨らんだこと」を注意したわけではなくて、「膨らみ始めていること」を逐一報告してくれなかったことに対して、「いやいや、それは言ってよ」というのが西野の意見。
ただ、それはもう過ぎたことで、そんなことをチクチク言ったところで誰も助けてくれません。
事件は現在進行形で起きていて、今は試合中なので、とっとと気持ちを切り替えて、「予算の見直し」に入ったわけですが、ここで、本編の中で西野が言っていた「判断が遅れると、予算が膨らむ」という発言を詳しく解説したいと思います。
「遅い」が、どれだけの損失を生んでいるのか?ということを、ほとんどの人間は微妙に理解できていないんですが、ビジネスパーソンは絶対に理解しておいた方がイイと思います。
(※ここからは一部、先日のオンラインサロンにも投稿した内容になるので、詳しくはオンラインサロンの方で確認してください)
「見積もり」を求めるあまり、タイミングを逃し、全ての売上を失う…
たとえば…一番手前の分かりやすいところから順に御説明させていただくと「機会損失」という言葉があります。
僕らの例でいうと、大阪万博が始まるタイミングで一瞬、僕らまわりで変なミャクミャクが顔を出したことがあります。ゴミだらけのミャクミャクです。
実は『毎週キングコング』の背景にも一度、登場したことがありました。
僕らの中では「ゴミミャク」と呼んでいたキャラクターなのですが、当然、ゴミミャクはあのタイミングで仕掛ける予定で、あのタイミングで【限定一点のアートパネル】を作る予定だったんです。
ですが「見積もり」どうのこうので結局あのタイミングで売り出すことができませんでした。
今、このタイミングで見積もりがとれても、今から売り出すのはちょっと難しい。
これが単純な「機会損失」です。
「見積もり」を求めるあまり、タイミングを逃し、全ての売上を失う…という本末転倒です。
これを聞くと、「少々、業者から高くふっかけられようが、このタイミングで販売することの方が利益に繋がる」ということは御理解いただけると思います。
経営において、「止まること」のリスクは想像以上に大きい
次に、これは、チームをまわす上で「もっとも大切」といっても過言ではないのですが、経営者以外の、ほぼ全ての人間が絶妙に理解できないないことについて。
「見積もりで安いところを探す」という行為は、コストカットという面で“正解っぽく”見えるんですが、これは部分最適であって、経営全体の流れ(全体最適)で見ると、逆に損失を生むことがよくあるんです。
たとえば…
スタッフが1週間かけて数万円安い業者を見つけたとしても、その1週間で発注→販売→キャッシュイン→次の投資、という“お金の循環”が止まってしまえば、機会損失は数十万、場合によってはそれ以上になる。
何故なら、会社というのは、売上(正確には粗利)からスタッフを雇って、次の投資に繋げるので。
一週間でピンとこない方は、ここを10年間に置き換えてみてください。
10年間見積もりをとり続けた時の損失って、とんでもないでしょ?
10年間、売り上げを作らずに、スタッフを雇い続けるわけだから。
つまり、「安く仕入れた」ことより、「お金を止めた」ことの方が圧倒的に高くつくわけです。
エンタメ制作の場合だと、「これをやりましょう!」と決めるタイミングが今なのか3ヶ月後なのかで全然違って、今決めたらならば、場合によっては今から売り出せるものがあるし、そこで出た売上げによって追加投資もできる。
さらには、今決めたならば、残りの使えるお金も今決まるので、「どっちに転ぶか分からないから、どっちに転んでもいいようにとりあえず確保しておこう」というお金も、全て投資することができるので、機会損失が減るんです。
…今のはちょっとイメージしにくいっすよね。
説明します。
たとえば、イベントの場合だと、グッズのTシャツを100枚発注するのと、Tシャツを3000枚発注するのとでは値段が変わってくるじゃないですか?
この時、「まだ何も決まっていない」という状態であれば、「判断によっては、予算が膨らむ可能性がある」という状況下におかれるわけですから、「お金が払えなくなった時に備えて、Tシャツの発注は100枚に抑えておこう」と、せざるをえない。
でも、蓋を開けてみれば、「予算が膨らまない判断だった」ということが往々にしてあるわけで、そこからTシャツを追加発注してもイベントには間に合わない。
結局、イベント当日にはTシャツを求める列に3000人並んでいるのに、在庫が100枚しかない…ということになってしまう。
売り上げを作るタイミングが遅れたり、判断が遅れたりすると、次の投資の幅が大幅に狭まってしまう。
経営においては、「止まること」のリスクは想像以上に大きいんです。
特にエンタメや企画系のビジネスは、「回してなんぼ」。
スピードとタイミングで勝負している以上、最も重視すべきは“回転率”です。
判断を後回しにするとロクなことがないんです。
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