コンテンツが無尽蔵に増える時代、差別化のカギは「劇場」にあり

2025年02月17日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/6446059

コンテンツが無尽蔵に増える時代、差別化のカギは「劇場」にあり | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/6446059

 
 

「コンテンツ×○○」が重要になってきている

 
詳しくは今日のオンラインサロンの方でお話ししようかと思っておりますが、実は、コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』がキッカケで、今、映像作品を新たに作る話をいただいております。
 
実現すれば『えんとつ町のプペル』と『ボトルジョージ』に続く3作目です。
 
実績でいうと、『えんとつ町のプペル』は興行収入が27億円で、観客動員数が197万人でした。
 
一方で、コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』は一般的な映画館での上映はお断りして、スペインのテレビで放映される話もあったのですが、そちらもお断りして、(Voicyリスナーさんならご存知の)『ボトルジョージ・シアター』という専用劇場だけで毎日上映しておりまして、「オープンから4ヶ月毎日満席」という記録を伸ばしています。
 
※チケットの予約はコチラから↓

【公式】東京ボトルジョージシアター

https://chimneytown.net/collections/bottle-george-theater

『ボトルジョージ・シアター』は上映後、そのまま『スナックCandy』という酒場になりますので、映像関係者の文化交流の場となっているのが特徴です。
 
先日も韓国のフィルムメーカーの方やメディア関係者の方がたくさんいらして、カオスでした。
 
今あらためて振り返ってみると、『えんとつ町のプペル』は「コロナ禍で座席数が50%に制限されている中でよく頑張ったな」ということと、『ボトルジョージ』に関しては、「普通に映画館で上映していたら大きな渦を作ることは極めて難しかった」ということ。
 
「オリジナル作品」で世の名に存在感を示すことは本当に難しくて、僕は極端に臆病者ですから、「オリジナル作品を作りました!ヒットしますように!」といった願掛けや博打は極力避けたかったりします。
 
そんなこともあって、昨日は朝まで(ついさっきまで)、「もし本当に映像作品を作ることになったら、こんな仕掛け方(届け方)をするのはどうでしょうか?」という企画書を書いていました。
 
作品を届け切る為の戦略ノートですね。
 
そういった企画書を書く時は、誰かから伝え聞いた情報ではなく、僕のこれまでの経験(現場の生の知識)をベースに、ものすごい量のシミュレーションをするわけですが、その中で昨夜、「エンタメ屋が今後押さえておかなきゃいけないポイント(ココを押さえておくと強いよね)」がボンヤリと見えてきたので共有させていただきます。
 
結論を言うと「劇場」なんですけども…動画メディアしかり、音声メディアしかり、基本的には今後もユーザーがコンテンツを発信するプラットフォームは増え続け、国民総クリエイターとなり、コンテンツの量が無尽蔵に増え続ける未来は不可避です。
 
今はもうその過渡期にあって、「時事ネタを絡めないと観てもらえない」みたいな現象が起きている。
 
つまり「コンテンツ単体」で差別化を図ることは極めて難しくなってきていて、「コンテンツ×○○」が重要になってきている。
 
インスタを見ていると、綺麗なモデルさんや、綺麗なアイドルさんが次から次へと現れて、諸行無常の響きを繰り返しているわけですが、そんな中、「×麻雀」の岡田紗佳さんや、「×魚屋さん」の魚屋の森さんは他と一線を画していて、オンリーワンな活動をされています。
 
 

「劇場」はアンカーそのもの

 
そう考えた時に「×○○」の「○○」の部分はなるべく数が少ない方が良くて、できるなら、もうこれ以上、数が増えない方がイイ。
 
そう考えた時に「劇場」というのは面白くて、土地面積には限りがありますから、基本的には「劇場」というものはハイペースで増えることはない。
 
「日本の演劇は食っていけない」みたいな感じになっていますが、演劇単体だと、そりゃそうなんですが、「YouTuber×演劇」とかは全然可能性があって、それこそ、昔、『めちゃイケ』のオファーシリーズでナイナイの岡村さんが劇団四季の『ライオンキング』に潜入していましたが、たとえばカジサックが「ミュージカル『えんとつ町のプペル』のアンサンブル(バックダンサー)に入門する」みたいな企画ってできると思うんですね。
 
その際、カジサックには「他のユーチューバーには撮れない動画が撮れる」というメリットがあるし、
「オンライン配信チケットの告知だけお願いします」とすれば、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の運営サイドにもメリットがある。
 
それもこれも、数が少ない(数が増えない)『劇場』というものを押さえているからできる打ち手で、しかも、あまり知られていませんが「良い劇場」って誰でもかれでも押さえられるわけじゃないんです。
 
「信用」の世界なので、どれだけ予算があっても「あなたには貸せません」と言われてしまうことはザラにある。
 
AIで生成できないものを「アンカー」と呼び、「アンカーを絡めていない活動は遅かれ早かれ淘汰される」と普段から偉そうに言っておりますが、まさに「劇場」はアンカーそのもので、舞台を生業にされている方は今こそメチャクチャ強いと思いました。
 
一方で、せっかく手にしている強さの使い道の教育が行き届いていないから、宝の持ち腐れになっている現状もある。
 
このあたりは、ミュージカル『えんとつ町のプペル』でどんどん仕掛けていくことで、使い道が広まればいいなぁと思っております。
 
 

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→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
 
 
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