業界の疑念が180度覆った! 西野亮廣はなぜ「1年後のチケットをどんどん売る」ことができるのか?
そもそも、あなたに「信用」が無いと何も始まらない
僕がよくクラウドファンディングをやっているのと、CHIMNEY TOWNとしてクラウドファンディングのプラットフォームを運営しているのもあってか、InstagramのDMで「クラウドファンディングに挑戦したのですが、全然、支援が集まりません。どうすればいいですか?」という相談を週2〜3ペースでいただきます。
こんなことを言うと、また怒られちゃうのですが、だけど僕は挑戦する人を応援したいし、クラウドファンディング迷子をこれ以上増やしたくはないので本当のことをお話ししたいと思います。
まず、脇道からお話しすると「クラウドファンディング」には正攻法(ノウハウ)は確かにあって、「クラウドファンディングのサポート業務(クラファンコンサル?)」という職業があるのも個人的にはすごく納得感があります。
ただ一方で、SNSのTLで流れてくるクラウドファンディングコンサルを名乗る人が、自分の実績として「これまでの累計の支援金額○億円!」みたいな感じで打ち出されているのには個人的には違和感があって、単刀直入に言うと「その数字はお前の実績じゃないからな!」といったところです。
SoftBankの孫さんにアドバイスしたことがある人が自分のプロフィール欄に「時価総額20兆円」と書いているような違和感があって、もちろんアドバイスのおかげで前に進めたこともあったと思うのですが、やっぱり「この結果は最後の最後は孫さんが頑張ったから」というところでラインを引くべきだと思っています。
事実、コンサルタントを名乗る人が自分で事業を立ち上げた時、大体うまくいかないので。
算数やエビデンスだけで会社がまわせるのなら、小学生でも10億円程度の企業は作れるわけで。
事業を立ち上げて、運転し続ける毎日は、不確定要素だらけで、他人の感情や下心に振り回されることだらけで、最後の最後、経営者やリーダーに必要になってくるのは「しつこさ」だったりします。
クラウドファンディングコンサルタントを名乗っている人が多くの挑戦者を助けているのは事実だと思うのですが、クラウドファンディングコンサルタントが自分を売り込むための過剰な宣伝文句の中に「何者でもない僕にも、やり方次第でチャンスがある」という過度の期待(勘違い)を生んでしまうリスクはあると思っています。
んでもって、ここからが本題(クラウドファンディングで苦戦している人への応援メッセージ)なのですが、「まだ何者でもないこと」には何も問題は無いし、みんな最初は「まだ何者でもない」わけで、たしかにクラウドファンディングは、そういう人達の救いの一手であることは間違いありません。
ただ、まだ何者でもない人は何者かになる努力はしなくちゃいけなくて、ブタがアナ雪の「ありのままの~」に共感したところでブタのまま老後を迎えるのは既定路線で、「これまでの人生でサボり散らかしてきたオマエごときが『ありのまま』とか言ってんじゃねぇ」という熱いメッセージを西野からお贈りします。
(続きはこちらから【連載『革命のファンファーレ』から『夢と金』】)
支援総額8億円の実績がある西野亮廣が、クラウドファンディングで支援を集められない人たちに伝えたい「本当のこと」
https://goetheweb.jp/person/article/20240830-nishino-159