社長が「売れない商品」を作る惨劇!
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円安とエンタメ ~円が弱いとエンタメにはどんな影響が出るの?~ | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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歴史的な円安が、これから海外に挑むエンタメクリエイターにどう影響するのか?
昨日、(グローバルWi-Fiの嘘みたいなCMを見ながら)無事に帰国しまして、その足で伊豆大島に行くというハチャメチャな移動を展開している最中、伊豆大島行きの飛行機が欠航になりまして、家に戻ってしまいました。
この大移動の間に日本では「円安」の問題が大きなニュースとなりました。
一時「160円」を超える暴れっぷりで、今もナンジャカンジャで157円とかですか。
日本人が購入している商品で「純国産」のものはあまりなくて、何かしらの素材は海外から輸入しているでしょうから、当然、物価も上がって、さすがに「私、海外に行かないから、円安とか関係ないし」とも言ってられなくなってきたんじゃないかなぁと思います。
僕は仕事柄、日本とアメリカを行ったり来たりする生活を繰り返しておりまして、さらに言うと、「日本で稼いで、アメリカで使う」というシビアな生活を繰り返しておりますので、「円が弱くなっている」ということを無視できるわけがなく、随分前から痛みを感じておりました。
さて。
「円安とは何か?」「ここから日本はどうなるのか?」を語るのであれば、僕じゃなくても良いし、そもそも詳しく語れるほどの知識もありませんので、僕は僕らしく、「この歴史的な円安が、これから海外に挑むエンタメクリエイターにどう影響するのか?」を、めちゃくちゃ具体的に(というか体験談を)お話ししたいと思います。
これからブロードウェイを攻めるとなると、なかなか厳しい
まず、我々、 CHIMNEY TOWNの現在地を共有させていただくと、現在、ミュージカル『えんとつ町のプペル』をニューヨークで制作中でして、今年1月に向こうの投資家向けのプレゼン公演がありまして、今は「今年1月に投資家さんに出していただいたお金」で、作品の開発を進めております。
この「投資家さんに出していただいたお金」で開発を進める段階を僕らは「セカンドステージ」と呼んでいるのですが、「ならば『ファーストステージ』は何か?」というと、これは「投資家さんからお金を集める為(投資家さんにプレゼンする為)の作品の開発を“持ち出し”で進める段階」です。
当たり前ですが、最初は「持ち出し(自腹)」でやらなきゃいけないんですね。
持ち出しでスタジオを借りて、
持ち出しでスタッフを雇って、
持ち出しでキャストを雇わなきゃいけない。
ブロードウェイの場合だとユニオン(労働組合)がメチャクチャしっかりしているので、終了時間がくれば、クリエイティブが途中であろうとも問答無用で強制終了です。
でも、できるなら、それ以外の時間も共有して、いろいろとコミュニケーションを深めたい。
そんな時に「自由参加」のパーティーなんかを企画するのも一手だと思うのですが、当然、そのパーティーの開催費も「持ち出し」です。
ちなみに、ニューヨークの物価をナメんでください。飲食代でいうと、日本の3倍ぐらいのイメージです。
慣れない土地で、慣れない言語で、まるで違う文化の知らない人とのクリエイティブが、トントン拍子で進むわけもなく、基本的には「振り出しに戻る」の連続で、当然、その分お金がかかり続けます。
そんなこんなでCHIMNEY TOWNもファーストステージ(持ち出し期間)を突破するまでには、大きな大きな出費がありました。
正直、僕ら以外で、ここに、これだけの予算を割ける日本のカンパニーは無いんじゃないかと思うのですが、ただ、これが1ドル120円台の頃の話です。
今年1月のプレゼン公演にしても、まだ1ドル130円台でした。
それでも「メチャクチャ痛い」と悲鳴をあげていたのに、今は、1ドル160円です。
僕らがファーストステージを突破するのに1億2,000万円かかっていたとしたら、仮に、僕らと同じスピードで話を前に進めることができる「今のカンパニー」がファーストステージを突破するまでに必要な予算は1億6,000万円です。
僕らよりも4,000万円多く支払わなきゃいけない。
さっきも言いましたが、1ドル120円の段階で、「正直、僕ら以外で、ここに、これだけの予算を割ける日本のカンパニーは無いんじゃないか」と思っていたのに、これからブロードウェイを攻めるとなると、それ以上の試練が待っているわけで…なかなか厳しいなぁという印象です。
論破し合ってないで、海外に売れるものを1日でも早く作ることが大事
日本国内だと「努力すれば夢は叶うよ」とか言ってもらえるかもしれません。
ただ、ウチのサロンメンバーさんは予算の内訳を1円単位で共有していたので御存知だと思いますが、ブロードウェイ村は「予算が無いヤツは去れ」という血も涙もない世界で、「いやいや、それはカンパニーで攻める場合でしょ?」と思われるかもしれませんが、「コミュニティーに入るのにはお金がかかる」というのは、個人レベルでもある話なんです。
それこそ向こうのキャストやスタッフと情報共有しようと思ったら、向こうに住まなきゃいけないのですが、その時の家賃もバカにならない。
それ以前の話として、大学留学しようと思ったら、今はもうメチャクチャ大変です。
「お金がないから挑戦できない」という現実があって、円安でそれが加速しているイメージです。
エンタメに関しては、数年前から言っていることと今も変わっていなくて、これは確か、Newspicksでお話ししましたが「論破するな。生産せよ」で、日本人同士で論破し合ってないで、海外に売れるものを1日でも早く作ることが大事だと思います。
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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
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