「動いたー!」と叫んだ日

2023年08月23日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/595688

「動いたー!」と叫んだ日 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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コマ撮りアニメーション『ボトルジョージ』は2019年に産声をあげたプロジェクト

 
2020年12月に『映画 えんとつ町のプペル』を公開させていただいたんですけども、それより更に1年前の2019年に産声をあげたプロジェクトがありまして、それが短編のコマ撮りアニメーション『ボトルジョージ』です。
 
アニメーションスタジオの『トンコハウス』さん主催のトンコハウス映画祭(2019年5月)のトークゲストとしてお招きいただいたのがキッカケなんですけども、そこで堤大介監督と対談させていただいて、意気投合。
 
ステージ上であまりにも話が合ったもんですから、登壇させていただいた1週間後ぐらいに、またまた堤さんと会って、呑みに行かせていただいて、そこでもまた話が盛り上がって…最後には「いつか、何か一緒にやれたらいいですねー」みたいな話になったんです。
 
でも、「いつか、何か一緒にやれたらいいですね」という話って、基本、流れるじゃないですか?
 
だけど、この時ばかりは流れなくて…次に堤さんと呑みに行った時(2019年の秋頃)には、「一緒に絵本を作りましょう」という話になっていて、「ちょっとストーリーのプロット(たたき台)を書いてきますね」という約束をして別れました。
 
「堤さんと作るのなら、どんなストーリーがいいかなぁ」と考えて、お互いの人生が重なっている部分を探して、最初に書いたのは「セカンドチャレンジ」の物語でした。
 
人生で躓いて自暴自棄になり、お酒を呑みすぎて、お酒に呑まれて、酒瓶の中に入っちゃって、外に出られなくなった「ジョージ」という男の物語で、『ボトルジョージ』というタイトルは、この時には決まっていました。
 
ちなみに「所ジョージ」の響きから引用しています(笑)。
 
 

企画が流れてしまうには十分すぎる環境が揃っていた。それでも…

 
プロットを提出したのは2020年に入ってからで、この時には堤さんもトンコハウスとして『ONI』という新作の制作真っ只中で、僕は僕で、『映画 えんとつ町のプペル』の制作が佳境に入っていて、くわえて、新型コロナウイルスに襲われていて…企画が流れてしまうには十分すぎる環境が揃っていました。
 
まとまった時間は作れないし、当時は国をまたぐ移動をすれば「2週間隔離」みたいな時でしたので、会うこともなかなかできない。
 
それでも、どうにかこうにか時間を見つけて、真夜中か早朝にZOOMで繋いで、議論を繰り返して、いつだったか堤さんの方から「今からメチャクチャ難しいことを言うので、話半分で(選択肢の一つとして)聞いていただきたいのですが、この作品、コマ撮りアニメーションで作りません?」と提案されたんです。
 
さすがに自分はもう社会の酸いも甘いも知っている年齢で、学生の時のような無鉄砲さは持ち合わせていなくて、『ボトルジョージ』という非商業的な作品の性格と『コマ撮りアニメーション』という(大きなコストがかかる)手法を照らし合わせてしまい、「メチャクチャ面白いけど、メチャクチャ難しいだろうな」という感想を持ちました。
 
だけど同時に、そんなメチャクチャ難しい挑戦をする人が世の中にいないコトも分かっていて、堤さんのその提案がずっと頭の中に残っていました。
 
そこから堤さんと二人三脚で脚本を詰めていって、途中からはトンコハウスの皆さんにも、宝物のようなアイデアをたくさんいただいて、そうこうしているうちに「これ、コマ撮りアニメーションでやるしかないじゃんっ!」という雰囲気になり、「コマ撮りアニメーションといえば(『こまねこ』や『リラックマ』でお馴染みの)ドワーフさんにお願いするっきゃないっ!」ということで、ドワーフの松本さんに泣きついたのが……二年ぐらい前ですかね?
 
僕らの手元にあるのは、「『ボトルジョージ』というタイトル」と「ストーリー」と「キャラクターのビジュアル」と「ガッツ」だけで、まだまだ夢物語といった感じ。
 
松本さんは優しいから最初からトコトン付き合ってくださいましたが、ぶっちゃけ、「いや、もっと、まとめてきてよ」という気持ちがあったかもしれませんし、この期に及んで、企画が流れてしまう気配はまだまだありました(笑)。
 
地面を蹴って走れている手応えはなくて、どちらかというと、足をドタバタさせながら空中を濃いでいる感じで、なかなか前には進まなかったのですが、(語り出したからキリが無いのですが)その間も、トンコハウスのスタッフの皆さんがあげてきてくださる「キャラクター」や「背景」が本当に可愛くて、愛おしくて、気がつきゃ、瓶の中にいた「ジョージという男」は「毛虫のジョージ」になっていて、だけど、その毛虫のジョージの仕草が抱き締めたくなるぐらい魅力的で、それに合わせて脚本もドンドン変わっていったんです。
 
昨日も松本さん達と「この作品は、どういう形で発表したらいいのかなぁ?」と何時間も話し合ったのですが、ただ一つ、関わっているスタッフ全員が作品を愛していて、この難易度が高すぎるチャレンジを面白がっていて、「たしかなものを作っている」という自信を持ち合わせていて…気がついたら、2019年からずーっとあった「この企画、流れちゃうかも」という気配は消えていて、「絶対に作り上げて、絶対に届ける」という覚悟に変わっていました。
 
スタッフの皆様の仕事のクオリティーのイチイチがその空気感に持っていってくれました。
 
 

そして昨日、ついに!

 
そして、昨日です。
 
仕事の関係で僕の参加は一日遅れちゃったんですけども、ドワーフさんのスタジオで『ボトルジョージ』のテスト撮影が始まりまして、2020年に紙ペラ一枚に書いたあの物語が、かれこれ3年近く(何度も消えそうになりながら)ウネウネしていたあの物語が、ついに動いたんです。
 
酒瓶が倒れて、そこからお酒が溢れて、酒瓶の中にいた「毛虫のジョージ」がビックリする…という僅か10秒程度のテスト映像だったんですけども、皆でその映像を見た瞬間に、拍手が起こって、「動いたー!」という叫び声が上がりました。
 
この「動いた!」という叫びは、「毛虫のジョージが動いた」のもありますが、「ずっと前に進まなかったチャレンジが、ついに音をたてて動いた!」という意味でもあって、堤さんも僕も「やばーい!」という感じで完全にギャルと化していました。
 
『ボトルジョージ』という作品は、まだまだ始まったばかりで、クリエイティブ面は勿論のこと、「予算を集める」「届ける」というプロデュース面でも、ここからは、これまで以上に難しいことだらけです。
 
だけど、こんなチャレンジをするチームは、世界のどこを探しても、なかなか見当たらないし、僕ら自身、どこに着地するかまだまだ見えていない。
 
それは、チャレンジを続けるには十分すぎる理由で、皆様には、この産声をあげた瞬間から見届けて欲しいなぁと思って、今日はこんな話をさせていただきました。
 
近々、クラウドファンディングが立ち上がると思います。
 
その時はまた力を貸していただけると嬉しいです。
 
チーム一丸となって、世界中がビックリする作品を作り、届けます。
 
宜しくお願いいたします。

 
 
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