社長が「売れない商品」を作る惨劇!
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辞めるかもしれない新人の教育にどれだけのコストを払うか? | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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「来るもの拒まず、去るもの追わず」のスタンスで、積極的にインターンをとる
僕42歳なんですけど、同世代の方や、ちょい上の先輩方から、「新入教育にどれだけのコストを払ってますか?」という質問をよく頂くんです。
なので、今日はこちらに関してお話ししたいと思います。
結論としては「ああ、やっぱ、そうだよね」というところに落ち着くと思います。
まずは「来るもの拒まず、去るもの追わず」というスタンスで、あとは、学校でも介護施設でもないので、自分で考えて動かない子は喋る機会もないです。
これは論外。
そういう子は「インターンとして入ってきて、特に何もしないまま、時期がきたら、卒業してる」という感じです。
あとはキンコン西野がいる会社を選んでおいて、申し出さえすれば西野の仕事場の見学に行ける切符を持っているのに、それを使わない子達もいるのですが、「ああ、すっごいアホなんだな」と思って見ています(笑)。
「何? ウチに雑用をしに来たの?」と。
ここもまぁ、声をかける筋合いも無いので、そっとしています。
喋っていて気づいたのですが、会社って、基本、入ってきた人材をなんとかしようとするのが前提にあるから、会社の全体のパフォーマンスが落ちて、いい人材が入ってこない…という悪循環がありますね。
とはいえ、会社って、「40点の子に70点を取らせるシステム」でもありますから、「はい。キミ、40点ね。サヨナラ」としてしまうのも…ちょっと問題です。
それをなんとかするのが経営者の仕事だろうと。
おそらく経営者さんはこの狭間で揺れていると思うのですが…これはもう正解が無いですよね。
会社によって違う。
人気の会社なら、強気に出れるし。
でも、強気に出たから、いい人材が残ってパフォーマンスが上がり、人気の会社になった…とも考えられる。
うちの場合は、結構積極的にインターンをとってます。
インターン生だと、一応、終わりがあるので、肌が合わなかったとしても、お互い気持ちよく終われる。
もし、肌が合えば延長して、そのまま社員になることもあります。
まずは「採用」に細心の注意を払った方がいい
気を使いながら喋っても面白くないので、少しエグいことを言うと、社員として迎えちゃいけないのは「気持ちの浮き沈みを仕事に持ち込む人」です。
皆さんの回りでも心当たりがある人がいるかもしれないし、もしかしたら、御自身がそうかもしれない。
だとすると耳の痛い話かもしれませんが、僕らは、夫婦でもなければ、恋人でもなくて、ビジネスパートナーなので、そこに「プライベートの問題」を持ち込むべきじゃない。
ガンの手術にあたる主治医が「昨日、女の子に振られて気持ちがのらない」とか言ったら、一発アウトじゃないですか。
悲劇のヒーローやヒロインに酔いしれる人(なりたい人)って、30歳になっても、40歳になっても、50歳になっても、基本、そのままなので、そういう人を社員として迎え入れてしまうと会社の寿命が縮まると思います。
あとは「暗い人」ね。
どれだけ人材が見つからなくても、「暗い人」は絶対にいらない。
「暗い人」を雇うぐらいなら、事業を縮小します。
これは、くれぐれも「ウチはそうしてます」という話なので、暗い人は暗い人を雇ってくれる会社を見つけるといいと思います。
ただ、最近、いろんな経営者さんがこぞって「暗い子は雇わない」と言っています。
そういう時代なのかもしれません。
あと、「中途採用」でいくと、オジサンとかって、もうすでにSNSで発信の履歴が残ってることが多いじゃないですか?
「何かのアンチ活動に時間を割いてた人」は、その活動が見つかったら、その時点でほぼ採用は無いです。
あと、「あの人とは働きたくない」という、すでに会社の中にいるスタッフの力学も働くので、今、アンチ活動に励んでいるオジサンは、すぐにアカウントを削除した方がいいと思います。
だいたい、40代後半〜50ぐらいで早期退職を迫られて、そこからメチャクチャ難しい再就職戦争をしなきゃいけなくなるので、備えておいた方がいいっす。
なんか、話が「採用」の方に逸れちゃいましたね。
ただ、「採用」と「教育」はセットだと思っていて、下手な人を無理矢理採用してしまうと、教育コストがバカ高くなって、それこそ、学校とか介護施設みたいになって、新人を育てる為の会社みたいになるので、まずは「採用」に細心の注意を払った方がいいと思います。
その為には「採用」の線引きを明確にしておく必要がある。
今でも新人に「Bパターンを用意した方がいいよ」とか言ってます
その上で、「教育」ですが…
これはもう、「ある程度の権限を与えて、時間をかけて付き合っていく」しかないっす。
「いやいや、それが、どれぐらいのものよ?西野はどれぐらいやってるのよ?」というのが今日の本題だと思うので、具体的な話をすると…
たとえば昨日です。
インターン生に、10秒程度のアニメーションの製作をお願いしたんです。
先に言うと、そのインターン生がアニメーションを作るわけじゃなくて、アニメーションの製作会社にオファーを出して、先方さんとやりとりをするのが、そのインターン生の仕事です。
で、僕はインターン生の子に「この曲に合わせて、こんな映像を作って」と言って、曲を指定して、あとはラフスケッチを描いて送ったんですね。
昨日、そのインターン生から、「できましたー!」とアニメーションが送られてきて、見てみると、音楽が変わってたんです。
僕が指定した音楽じゃ無いんです。
もう、これ、圧倒的に不思議なことが起きてるじゃないですか。
で、「なんで曲が違うの?」と質問したら、「先方さんと話し合って、これになりました」と返ってきたんです。
「この曲に合わせてアニメーションを作って」と発注したのに、違う曲のアニメーションが返ってきたんです。
幻冬舎の見城さんなら、同じフロアにある机を根こそぎひっくり返している大事件です。
インターン生から、「すみません。僕のディレクションミスです」的なLINEが来たので、
僕からは、こんなLINEを送りました。
「これはディレクションミスとかじゃなくて…
事故と殺人の違いは分かると思うんだけど、これは殺人をしといて「失敗しました」と言っているようなもので、そこには、あきらかに意図がある。
『うっかり』じゃない。
『こっちの方がいいかも』はクリエイティブの現場では絶対にあるべきだと思う。
でも、それを勝手にやられちゃうと、皆のプランが崩れるので、変えるなら、当たり前だけど、変えることを事前に共有しなきゃダメ。
で、もし自分の作りたいものがあるのであれば、まずは、クライアントが発注してきたものをちゃんと提出する。
そのあとに「ちなみに、こんなのも作ってみたんですけど」でBパターンを出す。
今回はBパターンしか出してない。
それだと全員の時間が無駄になっちゃうし、あなたの信用を失ってしまう。
それだけは絶対にやっちゃダメ。
よろしく」
…というLINEを「今」送ってるんです。
自分で言うのもあれですが、僕、結構頑張って、結果を出して、結構、忙しいヤツなんです。
このLINEも映画の続編の製作をストップさせて送りました。
「自分を出したいならBパターンとして出せ」なんて、そのへんの専門学校でも言われるようなアドバイスじゃないですか?
それを、「今」もしてるんです。
恐ろしいことに、インターン生が入ってくる度にです。
一つのツッコミとして、「CHIMNEY TOWNの教育プログラムってどんなの?」はあると思います。
会社が西野の手を止めさせて、会社が西野に新人研修をさせているんですから。
ただ、やっぱり、テキストだけでは伝わらないものがどうしてもある。
本人に直接言って、「ああ、そういうことか…」と、そこでようやく血となり骨となることがある。
世の上司のストレスとしては、「それぐらい考えたら分かるやろ」とか「なんで毎年同じことを言わなアカンねん。どうなってんねん、この会社」みたいな苛立ちはあると思います。
ただ、今日伝えたいことはコレです。
「僕も同じです」ということ。
西野は、鬼ほど結果出してますが、今でも新人に「Bパターンを用意した方がいいよ」とか言ってます。
教育って、そういうものなのかもしれません。
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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
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