『映画 えんとつ町のプペル』のアメリカ公開の舞台裏

2022年01月08日

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https://voicy.jp/channel/941/260727

その程度の失敗しかしたことがないキミには負けないよ。 | 西野亮廣(キングコング)「#西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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『映画 えんとつ町のプペル』のアメリカ上映がスタート


今日は「『映画 えんとつ町のプペル』のアメリカ公開の舞台裏」というテーマで、大切なご報告と、そして、今頑張っている方に向けてどうしてもお伝えしたいことをお話ししたいと思います。


すでにお聞きになられている方もいらっしゃるかもしれませんが、『映画 えんとつ町のプペル』のアメリカの上映がアメリカ全土でスタートしました。

ニューヨークでも、LAでも、シアトルでも、アリゾナでも、テキサスでも、ハワイでも、やっています。

当初、上映館数は「400館」を予定していたのですが、ありがたいことに、いろんな映画館からお声がけいただいて、現時点で「480館」での上映です。

とはいえ、ハリウッドやディズニーのメジャー作品に比べたら、まだまだまだまだ小さな扱いですが、一冊の絵本が映画になり、海を越えて、こうしてアメリカで公開された…ということは紛れもない事実で、まずはそのことを共有させていただきます。


一冊の絵本を映画化し、世界のマーケットに持っていく道のりは本当に大変だった


そして、ここからは、今頑張っている人に向けて、僕からのメッセージです。

お伝えした通り、まだまだ「世界の商品棚に並んだ」というだけで、「成功」とは呼ぶにはまだまだ程遠い場所におりますので、「成功者」としての立場からの言葉は持ち合わせておりませんが、ただ「挑戦者」としての言葉は持っています。

さっきサクッと言っちゃいましたが、一冊の絵本を映画化して、世界のマーケットに持っていくのって…つまり、ここまで来るだけでも本当に本当に大変で、現実問題として「良い絵本を作ればいい」というだけじゃないんですね。


作り方から創らなきゃいけなくて、届け方も創らなきゃいけない。

で、この「創る」という「ゼロ→1」の作業に対して、「なるほど、クールだね」と面白がってくれる国(国民性)もあれば…皆さんも、いろんな場面で痛感していると思いますが、日本なんかはその逆で、島国で「村社会」ですから、「出る杭は叩くし、出過ぎた杭が鼻につけば折れるまで叩く」という運動をずっとしています。

挑戦することを歓迎しないこの空気は、島国根性によるものも大きいのかもしれませんが、別の要因として、「国全体が貧しくなり、年老いた」というのも外せないと思います。


「知らないことは、まず批判する」日本人の性格


ここに関して、少し掘り下げてお話ししたいのですが、たとえば「料理」とか「スポーツ」とかって、基本、「ルール」は変わらないじゃないですか?

100メートル走のルールは変わらないし、野球のルールも変わらない。

10年前、30年前、50年前…つまり、今のお爺ちゃんお婆ちゃんの現役時代と、今の現役プレイヤーは、基本的には同じルールの上で戦っています。

当然、その裏では、トレーニング方法のアップデートが常におこなわれていて、今時、「階段をウサギ飛び」とか「練習中は水を飲むな」みたいなことはありません。

が、アウトプット(成果物)に関しては、時代が変わっても、基本的には同じ規格です。

なので、実は、そういったことに対しての「批判」はあまり起きづらい。


起きるとすれば、スポーツ以外の部分での活動で、たとえば本田圭佑さんがビジネスをすれば「そんなことをしている暇があれば、サッカーに集中しろ」という声が起きたり、サッカー選手がYouTubeチャンネルを立ち上げると、「YouTubeなんてしてないで、練習しろ」という声があったりします。

ただ、お爺ちゃんお婆ちゃんが昔から知っている活動に関してはあまり批判が起きなくて、「YouTubeをやるのはNGだけど、テレビに出るのはOK」みたいな、謎の線引きはあります。

基本的には「知らないことは、まず批判する」というのが日本人の性格です。


「挑戦したら叩かれるけど、挑戦しないと終わる」道を歩む


ルールが基本的には変わらない「料理」や「スポーツ」の分野でも、なかなか新しいことは許されない空気があったりもする中、僕らのようなエンタメ屋は、実は、「テクノロジー」がガンガン絡んでくるお仕事で、体感でいうと、半年に一回ぐらいのペースで、ルール変更がおこなわれるんです。

記憶に新しいところでいうと、カジサックがYouTubeに挑戦した時、同業者からメチャクチャ批判されて、同業者が批判するものだから、そのファンの方々も扇動されて、一緒に批判して、「都落ち」みたいな扱いを受けたんですね。

カジサックの最初の動画の評価(バッドマークの数)って最悪で、理由は、「芸人のくせに、YouTubeをやったから」です。

つい、2〜3年前の話です。

ご存知のとおり、今は逆に「YouTubeやってないの?」という時代です。


あの日、「芸人のくせにYouTubeなんかするなや」と言っていた芸人は、皆、YouTubeをやっていて、そのファンの方も、その芸人さんのチャンネルを応援しています。

「前に進んだからいいじゃないか」という考え方もできますが、一方で、「批判した手前、始めにくくなって、出遅れた」ということは間違いなくて、ここの遅れというのは結構致命的です。

さっき、「一冊の絵本を映画化して、世界のマーケットに持っていくには、現実問題として『良い絵本を作ればいい』というだけじゃなくて、作り方から創らなきゃいけなくて、届け方も創らなきゃいけない」という話をさせていただきましたが、まさに、作り方から創ったり、届け方から創ったりする度に、カジサックがYouTubeに参戦した時のような乱暴で稚拙な批判がありました。

「クラウドファンディングなんて詐欺だー!」とか、最近だと、プペル歌舞伎のVIP席を作ったら「高いー!」という声が起きたり(笑)

それによって、プペル歌舞伎では3000円の席が用意できていることを知らない人がほとんどです。

僕らは「挑戦したら叩かれるけど、挑戦しないと終わる」という道を進まなきゃいけなくて、それは本当に面倒で、本音を言うと「ちょっとぐらいは勉強してくれよ」とは思いますが、言ったところで仕方がないので、石を投げられながら進むしかないんですね。


「知らない道」を進むのは失敗の連続


加えて、ここからが今日の話のメインなのですが…

このように周囲の勉強不足で理不尽に叩かれる場合も多々ありますが、一方で、自分自身も「知らないこと」をやっているわけですから、間違うこと、失敗することもたくさんたくさんあるんです。

このあたり「うまくいかない原因」が混ざってしまっているのでややこしいのですが、なんでもかんでも「理解しない(理解しようとしない)周り」が悪いわけじゃなくて、自分で自滅しているケースもたくさんある。

でも、そんなこと言ったって仕方なくて、誰も知らない道を歩いてるんだから、足をとられてズッコケて当然じゃないですか。

街灯も無いから夜は真っ暗になって不安にもなるし、立ち寄る宿もないので、腹も減るし、相談相手もいない。


これは、もう仕方ないことで、受け入れなきゃいけないですよね。

冒頭申し上げたとおり、僕はまだ山を登っている途中で、何も成功していませんが、一つ胸を張って言えることは、僕が今立っている「3合目」に来るまでに、誰よりもズッコケているということです。


僕は昨日も失敗しましたし、一昨日も失敗しましたし、毎日失敗しています。

今日も、どこかで挑戦しては、ズッコケて「うまくいかねぇなぁ」と頭を抱えている人がいらっしゃると思います。

もしかしたら、このラジオを聴いてくださっている貴方がその人かもしれない。

そういう人に向けて、これはエールになるのか分かりませんが、お伝えしたいことは、「キミは僕よりも失敗していないぞ。それでいいのか?」というところでございます。

コロナ禍で、とくに大変な日が続きますが、お互い、めげずにやっていきましょう。

『映画 えんとつ町のプペル』のアメリカ公開がスタートしました。

アメリカにお知り合いがいらっしゃる方は、お声がけいただけると嬉しいです。



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