「自分の仕事がなくなる未来」を目指す

2025年07月07日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/6873822

「自分の仕事がなくなる未来」を目指す | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/6873822

 
 

CHIMNEY TOWNは「“一生売れ続けるもの”をつくろう」というスタンスですが…

 
ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル @ KAAT神奈川芸術劇場』(2025年8月9日〜30日)の準備が着々と進められております。
 
本公演は、劇場での上演に加えてオンライン配信も予定しておりまして、配信チケットをご購入いただいた方には「特典」として、稽古場や舞台裏の様子をお届けする“制作現場からの生配信”をご覧いただけます(※アーカイブは約1週間ご視聴いただけます)。
 
この機会に、ぜひ〈オンライン配信チケット〉のご購入をご検討ください。
 
▼オンライン配信チケットのご購入はこちら
https://chimneytown.net/products/musical_poupelleofchimneytown_2025jp
 
さて。
 
「公演の準備」と一口に申しましても、その内容は実に多岐にわたります。
 
現在進めている取り組みのひとつが、オリジナルグッズの企画・制作です。
 
僕たちは日々、本当に毎日、真摯にその作業に取り組んでおります。
 
こうした局面において、CHIMNEY TOWNがグッズを開発する際に大切にしているのは、「たとえ目先の売上が多少落ちたとしても、“一生売れ続けるもの”をつくろう」というスタンスです。
 
“⼀⽣売れ続けるものを開発する”とは、言い換えれば「いつかは開発そのものを必要としなくなる未来を目指す」ということでもあったりします。
 
それは、自らの仕事を手放すことを前提にしたクリエイションであり、ある意味で自己矛盾すら孕んだアプローチです。
 
戦場カメラマンが、戦争の悲惨さを写真で訴え続けた結果、世界から戦争がなくなり、結果として職を失ってしまう…といったような。
 
「一生売れ続けるモノを開発する」という姿勢には、そうした自己矛盾を内包する構造があります。
 
もちろん、「一生売れ続けるモノ」など、そう簡単に生まれるものではありませんし、
グッズの開発が終わる日は当分やってこないでしょう。
 
ただ、もしも仕事の本質を「問題解決」であるとするならば、究極的なゴールは「自分たちが必要とされなくなること」です。
 
ところが、問題が完全に解決されてしまえば、そこに従事する人間は職を失います。
 
結果として、「問題を完全に解決しないように向き合う」、あるいは「病を根絶させないように薬を開発する」といった“半解決”の姿勢が、無意識のうちに多くのビジネスの根底に横たわっているのではないかと感じます。
 
 

重要なのは“バランス”なのだと思います

 
僕自身は「目の前の問題が解決されたなら、また次の問題に取り組めばいい」と考えるタイプの人間なのですが、とはいえ、すべての人がそう割り切れるわけではないことも理解しているつもりです。
 
守るべき家族がいれば、目の前の仕事を失う(終わらせてしまう)わけにはいかないので。
 
だからこそ重要なのは、「ゼロか百か」の二項対立ではなく、「どれだけ問題を潰し、どれだけ残すか」という“バランス”なのだと思います。
 
問題を潰しすぎれば自らの職を失い、潰さなさすぎれば「無能」と見なされて職を失ってしまう。
 
僕たちは皆、その絶妙な均衡の上で仕事をしているのだと思います。
 
たとえばYouTuberさんにおいても、動画の“出口”に自らの商品やサービスを設計している人と、日々の広告収入に依存して活動している人とでは、長期的な戦略に大きな違いがあります。
 
最終的に自らのジムやプロテインを販売することで、動画更新の頻度が下がっても成立するビジネスモデルを築いている筋肉系YouTuberがいる一方で、毎日企画を立ち上げ、消耗しながら再生数に頼る構造に身を置いている筋肉系YouTuberがいる。
 
もちろん、後者の姿勢は誠実であり、賞賛に値します。
 
ただ、外から見ていると、「もう少し自分の仕事が“なくなる方向”で、ビジネスを設計してもよいのでは?」と思う自分がいます。
 
昨日、ミュージカル『えんとつ町のプペル』のグッズのラインナップを整理していた時に、「2年前におこなった舞台『テイラーバートン』(主演:宮迫博之)のオンライン配信チケットを販売しようか?」という話があがり、2年前の自分が働いてくれている(2年前の労働が資産になっている)実感を得ました。
 
ここ1ヶ月の『毎週キングコング』よりも、昨日配信された『毎週キングコング』の方が僕は好きで、昨日は50分オーバーの超大作となったわけですが、アホなやりとりを続けながら、それら全ては『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』という資産形成に向かっていて、たとえばYouTube1つにとっても、求められているのは、あれぐらいのバランスなんじゃないかなぁと思っています。
 
 

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CHIMNEY TOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!  
 
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
 
 
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