幸せに働く人を増やす方法

2024年03月09日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

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https://voicy.jp/channel/941/745409

幸せに働く人を増やす方法 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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『ITトレンドEXPO』での話し合いのテーマは「幸せに働く人を増やす方法」

 
昨日、新R25の渡辺さんと、伊藤みくさんが司会を務められている『ITトレンドEXPO』というイベントの中で、けんすうサンと「幸せに働く人を増やす方法」というテーマで1時間話し合ったのですが、これが面白かったんです。
 
こういった登壇イベントで事前に話すことを決めていくことはまぁ無くて、今回もいつもどおり何の準備もせずにステージに上がったのですが、よくよく考えてみると「幸せに働く人を増やす方法」なんて、あまり考えたことがないんです。
 
「幸せに働けていますか?」と聞かれたら、僕はたぶん幸せに働けている方だと思うのですが、当然だけど、働いていると地獄みたいな時間帯も当たり前のようにあって、腹ワタが煮えくりかえることも、失望することも、裏切られることも、「なんで、俺がここまでやらなアカンねん」と思うことも当たり前のようにあります。
 
面倒くさいオッサンの嫉妬もありますし、理不尽な目にも遭いますし、キングコング西野にいたっては普通の人だったら100回ぐらい自殺してるだろうなぁというぐらい日本中から石を投げられることもあります。
 
でもだからこそ、「幸せだから、頑張る」「幸せじゃないから、頑張れない」というモチベーションドリブンで働いていなくて、どちらかというと、「やらないといけないから毎日淡々とやっている」という感じで、「幸せかどうか」は自分の中でそこまで重要じゃない…というのが本当のトコロです。
 
自分ですらその調子なのに、今回のテーマは「幸せに働く人を増やす方法」で、つまり、「皆に幸せに働いてもらう為にはどうすればいいか?」なので、どっこい難しいテーマです。
 
おそらく、けんすうサンもモチベーションドリブン(「幸せ」や「やる気」がガソリン)では働いてらっしゃらなくて、だからこそ、二人して結構探りながら喋ったんです。
 
登壇者が二人とも答えを持っていなくて、「どうすりゃいいんだろうなぁ〜」と頭を抱えているイベントもなかなか珍しいと思うのですが、それだけに、緊張感もあって面白かったです。
 
 

「希望」や「動機」や「使命」があれば、結構頑張れる

 
そんなこんなで色々と考えてみたのですが、「モチベーションドリブンで動いていない」とはいえ、自分の仕事に「希望」を見出せたり、あるいは「動機」や「使命」の類があれば、結構頑張れる(結構幸せに働けるのかなぁ)とも思ったんです。
 
「ここで頑張れば、あのステージに行けるかも」という希望や、「俺は◯◯の為にやってるんだ」とか「俺の天職はこれだ」という動機や使命があるのと無いのとでは、幸福度みたいなものも変わってきそうな気がする。
 
僕の場合だと、テレビから軸足を抜いて、絵本作家として再スタートを切った時、絵本作家として売れていないので、地位も名誉も収入も無かったのですが、「翻訳のハードルが低いエンタメ」にタッチしていることで「上手くいけば、世界に繋がるかも」という希望があって、それで息をすることができた。
 
「最悪、本当に食えなくなったら、1年目の時みたいにロザンの菅さんに食わしてもらおう」という持ち前のタカリ根性があったのも大きかった気もしますが。
 
逆に、どれだけチヤホヤされていても、どれだけお金を貰えても「このままテレビを続けても、辿り着く先は…」といった感じで希望を失っていた時というのは、あまり幸せじゃなかった気がします。(※まったく贅沢な話ですが)
 
やっぱり、幸福度を語る時に「希望」というのは大きそうで、そして繰り返しますが「動機」や「使命」というのも大きい。
 
 

幸せに働く人を増やす方法は「ガチャを引きまくれるルールを作る」こと

 
「子供の頃から、ずっとこの仕事をやってみたかったんです」という動機を持っている人って強いじゃないですか?
 
そういう人を目の前にした時に「強い動機」や「強い使命感」を持っていない自分が目立ってしまって、「僕には、そういうものが何も無いし…」とタメ息をこぼしそうになるのですが…ここで考えたいのは、僕の場合、今、「動機や使命感を見出せている仕事」って、たとえばミュージカル『えんとつ町のプペル』だったり、コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』なんですけども、これ、どっちも「自分がやりたい!」と手を挙げた仕事じゃなくて、巻き込まれた仕事なんです。
 
ミュージカル『えんとつ町のプペル』は、サロンメンバーだった元・劇団四季の小野コージさんが「プペルのミュージカルを作りたいです!」とサロンにコメントしてきたところから始まり、「どうぞ、お好きにやってください」とお渡ししたところ、飲酒運転みたいなハンドルさばきでプロジェクトを進めて、5秒おきぐらいに事故っていたので、見るに見かねて助けに入った結果、なぜかハンドルを握らされて今に至ります。
 
『ボトルジョージ』に関しては最初は絵本を作るつもりでスタートしたのですが、堤監督の方から「やっぱり、コマ撮りで作りませんか?」と提案されて、ツマンナイ奴みたいに思われたくないと思ったのか、「やっちゃいましょう」と返してしまった結果、今に至ります。
 
どちらも「動機」や「使命」を見出してスタートしたわけじゃなくて、巻き込まれる形でスタートしたわけですが、やっているうちに少し脈(可能性)が見えてきて、気がついたら「漫才師として劇場で生まれて、劇場で育った経験が、ミュージカルに活きていて、そして今、世界で戦えている。僕が歩んできた道は、ここに辿り着く為のものだったんだ」みたいな動機をデッチ上げていました。
 
『ボトルジョージ』も気がついたら、別の角度から、動機をデッチ上げていました。
 
つまるところ、これはあくまで僕の経験上ですが、幸福度に関わっていそうな「動機」なんてそもそも存在しなくて、僕らは「ガチャを引きまくって、脈がありそうなモノに対して動機をデッチあげる(捏造する)」という可能性が濃厚です。
 
なので、「幸せに働く方法」は「ガチャを引きまくる」で、「幸せに働く人を増やす方法」は「ガチャを引きまくれるルールを作る」といったところな気がします。
 
 

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