すべてのチャンスに飛びつけ。チャンスの大小なんて、その時は分からないのだから

2024年01月24日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/712440

すべてのチャンスに飛び付け。チャンスの大小なんて、その瞬間には分からないのだから。 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/712440

 
 

「近年最大の成功」のプレゼン公演!でも2ヶ月半前までは、かなり絶望的な状況にあって…

 
何度もお伝えしているとおり今月はミュージカル『えんとつ町のプペル@NY』の(関係者向けの)プレゼン公演がありました。
 
このプロジェクトの成果(目的)が、「アカデミー賞をとりました」とか、「観客動員数が〜」とか「興行収入が〜」といった【一般の方にも伝わる成果】ではなくて、「ブロードウェイ村の◯◯さんと繋がりました」という【“中の人(関係者)”にしか分からない成果】なので、リスナーの皆様からしてみれば「結局、どうだったのよ?上手く行ったの?スベったの?スベったことを隠す為に、成果についてはあまり触れてないの?」といった疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが……CHIMNEY TOWNとしては今回のプロジェクトは「近年最大の成功」といっていいと思います。
 
長い長いブロードウェイ戦で、僕らが歩いているのは、まだまだ1合目ですが、それでも「登山ルートの入り口すら分からなかった状態」から、「登山ルートを見つけて、登り始めた状態(あとは登るだけ)」まで持っていけたわけで、とんでもなく前に進みました。
 
では、ここに至るまで全て計画通り進んだか?というと、全然そんなことはなくて、つい2ヶ月半前までは、かなり絶望的な状況にありました。
 
僕らの四苦八苦を共有することで、リスナーの皆様へのエールに繋がることを願って、当時の僕らの悲惨な状況を共有させていただくと、まず、「プロデューサーの交代劇」があったんです。
 
まぁ、エンタメの世界では、そんなのは稀にあったりもするのかもしれませんが(あんまり聞いたことがないけど)、今回はそれだけじゃなくて、そのプロデユーサーはミュージカル『えんとつ町のプペル@NY』を運営するCHIMNEY TOWN USAの社長も兼ねていて、プロデューサーを辞めると同時に社長も辞めちゃったんですね。
 
同時に、彼の下で働いていたスタッフも辞めて、CHIMNEY TOWN(日本)の代表が、CHIMNEY TOWN USAの代表に就いたわけですが、とはいうものの、「CHIMNEY TOWN USAのスタッフが現地に1人もいない」という状態に陥りました。
 
現地で働くブロードウェイのキャストやスタッフはCHIMNEY TOWN USAからお給料を貰って働くわけですから、「その大元の人間が現地に1人もいない」というのは異常事態も良いところで、「このプロジェクト、大丈夫なの?」という不信感がたまりまくっていたのが、去年11月。
 
ぶっちゃけ、その時点では大丈夫でも何でもなくて、でも、泣いても笑っても、2024年1月18日と19日にはプレゼン公演の為に劇場を押さえている。
 
「プレゼン公演の為に劇場を押さえている」といっても、「そもそも、そのプレゼン公演に、どうやってブロードウェイの投資家や、ブロードウェイの関係者を呼ぶのよ?」という話で、「…ていうか、その前に、プレゼン公演に出てくれるキャストさんや、劇場公演をまわすスタッフさんが、まだ1人も集まってないんだけど…あと2ヶ月よ?」という地獄的状況で、「これは大事故が起きるぞ」という雰囲気が漂っていました。
 
厳密にいうと、当時のCHIMNEY TOWN USAの代表の下で働いていたスタッフが抜けたのは、このタイミングで、スタッフとの衝突もあったし(それはよく見ていました)、色々と納得がいかないこともあったのだと思いますが、それより何より、そういったネガティブな要素を振り払う(チャラにする)だけの可能性(明るい未来)が、今回のプロジェクトからは感じられなくなっていたのかもかもしれません。
 
「これ、いけるぞ」と思えている時って、意外と、結構なことにも耐えられるけれど、それが無かった。
 
とにかく、去年の11月の段階では僕らにあったのは(それでも信じてついてきてくれた)数名のクリエイターと、『えんとつ町のプペル』という作品だけでした。
 
風向きが変わったのは、その11月におこなった「リーディング公演(作品のブラッシュアップを目的にリハーサルスタジオでおこなった本読み公演)」で、そこに、たまたまブロードウェイのプロデューサーが観に来てくれて、その彼女が「作品」と(恥ずかしいですが)「AKIHIRO NISHINO」を大絶賛してくれて、「これは、絶対にモノにするわよっ!」と、スタッフ集めから、1月のプレゼン公演を成功させる為の土台作りから、何から何まで、爆速で動いてくれたんです。
 
彼女との出会いがなければ、今回の成功はありませんでした。
 
僕ができることといえば、彼女が「◯◯さんに会いに行きましょう」といった時に、すぐに動けるように、なるべく現地(ニューヨーク)にいること。
 
いろいろとスケジュールを調整して、ナンジャカンジャで11月、12月、1月とニューヨークにいました。
 
逆転劇が始まったのは、そこからです。
 
 

「諦めない」ということが重要

 
『作品の強度』は言うまでもなく重要だし、「ブロードウェイ村は『誰と繋がっているか?』が99%」ということを骨の髄まで染み込ませることが重要です。
 
だけど、それ以上に「諦めない」ということが重要で、「すべてのチャンスに飛びつく」ということが重要だということを、今回、再確認しました。
 
チャンスの大小なんて、判断を求められる瞬間にはほとんど分からないんです。
 
実際に、今回だって、たった1人の女性との出会いから始まったわけで。
 
なので、その瞬間(まだ何も知らない自分)の損得勘定で動くのではなく、「すべてのチャンスに飛び込む」をやってみてはいかがでしょうか?…というのが全てのチャンスに飛び込んだ人間からの提案です。
 
そして、「アイツは◯◯だから」とか、「自分は何者でもないから」を理由にブレーキを踏まないでください。
 
そんなこと言い出したら、ブロードウェイ村におけるキングコング西野なんて何者でもないどころか、「何者でもない外国人」で、それを理由にブレーキを踏んでいたら、何も始まらない。
 
なんだか上から偉そうに申し訳ありませんが、このあたりを参考にしてみてください。
 
 

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