「やりたいこと」が向こうからやってくるワケがないだろ

2023年12月07日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/674408

「やりたいこと」が向こうからやってくるワケがないだろ! | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/674408

 
 

毎日、気がつけば朝の7時ぐらいになっている

 
今日もニューヨークからお届けします。
 
来年1月18日と19日に、ニューヨークではミュージカル『えんとつ町のプペル』の関係者向けの公演(劇場を押さえたリーディング公演)が入っておりまして、今は、その準備に追われています。
 
日中はブロードウェイのクリエイターさんとの「顔合わせ&ディスカッション」が入っていて、それが終われば、今度は「興味を持ってくれそうな投資家に会う」という大人の仕事。
 
そうこうしていたら夜になって、ホテルに戻ってからは、CHIMNEY TOWNの日本チームとの情報共有タイムです。
 
ブロードウェイ村の村民になる為のコミュニケーションは勿論必要ですが、あとはやっぱり、日本チームとのコミュニケーションも大事!
 
人なので「よく分からん」が続くとイライラしちゃうし、不安にもなっちゃうと思うので、「今日は、こういうことがありました」「この予算だけを見るとビックリしちゃうけど、ここには◯◯が含まれていて、あと、この△△の部分は交渉の余地があって…」みたいな情報共有をこまめにしています。
 
僕にはミュージカル『えんとつ町のプペル』以外の仕事もありまして、日本の仕事はアメリカの夜中にまとめてやっているので、毎日気がつけば朝の7時ぐらいになっていて……なので、ニューヨークに来てからはほぼ寝てなくて(寝てない自慢をする43歳!)、一日平均20時間ぐらい稼働している感じです。
 
ご覧のとおり、「量より質だ」といった寝言を言っている人達とは、日に日に差をあけているので、引き続き寝言を言い続けて他人を妬み続ける余生を送るか、ここらで尻に火をつけるか、今、決めてください。
 
 

「やりたいこと」は【天から降ってくるもの】ではなくて…

 
さて。
 
こんな仕事に就いているもんですから、全世代の人間と喋る機会があります。
 
学生の悩みはいつの時代も大体同じで「やりたいことがない」「やりたいことが見つからない」です。
 
この悩みに対しては、これまで何度もお伝えしてきたのですが、そもそも自分が過去に『やりたいこと』を見つけた時に、「どういう見つけ方をしたか?」から考えると、おのずと答えが見つかる気がしています。
 
大体の場合は、「友達に誘われて」なのか、「暇を持て余して」なのか、「将来的なことを考えたわけではなく、ただの出来心で」なのか、「たまたま打席に立たされて」なのか、とにかくヒョンなキッカケでやることになって、それがたまたま上手くいって、たまたま友達からの評判を得て、なんか気持ちよくなっちゃって、「次は、もっと工夫してやってみよう」という気持ちが芽生えて、それが「やりたいこと」になっている。
 
つまり、「やりたいこと」は【天から降ってくるもの】ではなくて、【とりあえず始めてみた先にあった「小さな成功体験」が連れてきてくれるもの】で、当たり前だけれど、何もしなかったら「やりたいこと」なんて絶対に生まれない。
 
一度もバットを握ったことがないヤツが「ホームランの打ち方が分からない」と頭を抱えているようなもので、「そりゃそうだろ」って話です。
 
そして今日は、このアドバイスに説得力を持たせる為の時間にしようと思うのですが…繰り返しますが、僕は今、ニューヨークで上手くいったり、上手くいかなかったりして(大体、上手くいかない)、毎日もがいています。
 
一日20時間ぐらい働けているわけですから、「契約」や「交渉」など、やりたくない仕事も含まれてはいるものの、大枠で言うと「やりたいこと」をやっているのだと思います。
 
じゃないと、身体も心も持ちません。
 
 

「やりたいことが見つからない」という悩みが、いかに不毛か

 
じゃあ、僕が最初、「ミュージカルをやりたかったか?」というと、そんなこと無いんです。
 
なんなら、ミュージカルには、そこまで興味がありませんでした。
 
始まりは、サロンメンバーだった「小野さん」という元・劇団四季の熱い男(声のボリュームを毎回間違える)男が、サロンのコメント欄に「プペルでミュージカルを作りたいです」とコメントをしてきて…全ては、そこからなんです。
 
最初は「サロンメンバーさんの挑戦だから応援する」というところから始まったのですが、この小野さんという人が、エンターテイメントに対しては本当に誠実に向き合っている人ですが、同時に、ビックリするぐらいポンコツで(笑)、とにかく危なっかしてくて仕方が無い!
 
プペルで何か問題が起きたら、その時にニュースに出るのは「作品名」であり、「西野亮廣」じゃないですか。
 
というわけで、「事故を防ぐ要員」として仕方なくミュージカルのプロジェクトに参加した感じです。
 
始まりはそんなところだったのですが、やっているウチに「上手くハマったこと」があったり、あとは、経験者マウントをとってくる同業者にそこそこムカついたりして(笑)、「お前らが、いかにヌルい時間を過ごし、それを『経験』と呼んでいるかを思い知らせてやる」という鬼畜精神が発生したりしているうちに、気がつけばミュージカルが「やりたいこと」になっていて、気がつけばニューヨークでドンパチやっていました。
 
この話を聞くと「やりたいことが見つからない」という悩みが、いかに不毛かが分かるんじゃないかなぁと思います。
 
途中、汚い言葉を使ってしまいましたが応援しています。
 
学生、頑張れ。
 
 
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