『タイトル』と『タイミング』が9割。

2023年11月29日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/668758

ヒット本は『タイトル』と『タイミング』が9割 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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『夢と金』が『楽天Kobo ビジネス書2023年間ランキング』で堂々の第1位!

 
今日は、「ヒット作はどうやって作るのか?」という、そこまで再現性が高くない話をしたいと思います。
 
そこまで再現性が高くないですが、ここに関しては「押さえないより、押さえておいた方が、まだイイ」というような話です。
 
昨夜、Voicyの緒方さんから「おめでとうございますっ!」とLINEがきて、何事かと思ったら、『楽天Kobo ビジネス書2023年間ランキング』で、僕が今年出版した『夢と金』(幻冬舎)が堂々の第1位に輝いたそうです。
 
完全に皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
 
ちなみに、ビジネス書2023年間ランキングのベスト10は以下の通り。
 
 
『楽天Kobo ビジネス書2023年間ランキング』
(集計期間:2023年1月1日〜2023年10月20日)
 
1位  夢と金
2位  頭のいい人が話す前に考えていること
3位  年間100万円の配当金が入ってくる最高の株式投資
4位  一生頭が良くなり続ける すごい脳の使い方
5位  とにかく仕組み化
6位  嫌われる勇気
7位  DIE WITH ZERO
8位  限りある時間の使い方
9位  「超配当」株投資
10位 会社員のための節税のすべて
 
 
こうして見ると、1位〜10位までの間に「お金(投資や節税)」に関する作品が4本も入っていて、もしかしたら「お金」が2023年の隠れトレンドだったのかもしれません。
 
今年は「円安」が話題になっていたし、ぶっちゃけ、日本の未来(政治)にあまり期待が、持てないのもあって、「さすがに、お金の勉強をして、自分で自分の身を守らなきゃマズくね?」となったのかもしれません。
 
僕自身、そういう気持ちになったから『夢と金』を書く気になった…というのもあるので、「日本の多くの大人が『さすがに、お金の勉強しなきゃマズくね』と思い始めた」は、あるかも。
 
そういえば『夢と金』は一文字も書いていない時点(タイトルしか決まっていない状態)で予約販売を開始して(破天荒かよ)、出した瞬間に『Amazon総合ランキング1位』になったんです。
 
本の内容がまだ決まっていないのに。
 
なので、やっぱり「タイトル」が強かった(今の時代を捉えていた)のかもしれません。
 
そんなこんなで「ヒット作が生まれるまで」の話です。
 
 

「このタイトル、いいじゃん」「このタイミング、いいじゃん」を誰が判断する?

 
あらためてビジネス書のヒットは「『タイトル』と『タイミング』が9割」だと思います。
 
「どんなタイトルで、いつ出すか?」ですね。
 
ヒット作を出したければ、内容は、その二つが決まってから、決めるのが良さそうです。
 
ポイントは、「『タイトル』と『タイミング』を誰がジャッジするのか?」という部分ですね。
 
「このタイトル、いいじゃん」「このタイミング、いいじゃん」を誰が判断するのか?
 
これって「数値」で出せるものじゃなくて、「時代」や「風」を読む作業だから、どこまでいっても「勘」に頼ることになるのですが、「そもそも『勘』とは何か?」というと、『経験の総和』なんですね。
 
「そろそろ嵐が来そうだな」というのは、何百回も何千回も海に出た船乗りにしか分からないわけで、初めて海に出る子供の「そろそろ嵐が来そうだな」は『勘』ではなく、『当てずっぽ』です。
 
そう考えた時に作者が自問自答しなきゃいけないのは、「そもそも自分は確かな『勘』を持ち合わせているのか?」「確かな経験を積んできているのか?」という部分です。
 
ご存知の通り、僕はいろんな業界を越境して、「いっちょ噛み」を繰り返していますが、いろんな業界のクリエイターさん表現者さんを見て思うのが、皆さん、素晴らしい才能をお持ちなのですが、「見ている量」が圧倒的に少ないんです。
 
もちろん、自分が所属している業界の動向(競合の作品)などはたくさんご覧になられているのですが、一度、業界を跨ぐと「知らないっす」ばっかりなんです。
 
「面白いもの(話題になっているもの)があったら、ジャンル関係なく、とりあえず見る!」というハイエナみたいな表現者って、意外と少ないんです。
 
「ハイエナ」の流れで名前を上げるのは失礼極まりないのですが、秋元康さんとか、ビックリするぐらい「知ってる」んです。
 
「あの作品、ご覧になられました?」と聞くと、大体、ご覧になられている。
 
鈴木おさむサンもそう。
 
そういう人が下した判断のことを『勘』と呼ぶと思っていて、繰り返しますが、ほとんど何も見ていない人(情報が少ない人)の判断は『あてずっぽ』で、そんなものに『タイトル』と『タイミング』を任せるのはあまりにも危険です。
 
本を出す時は「編集者」がいて、『勘』を持ち合わせている編集者のことを「良い編集者」と呼ぶと思うのですが、そういう人に出会えたらならば、『タイトル』と『タイミング』は絶対に任せた方がイイ。
 
自分の経験値(情報量)を俯瞰で見て、そこの判断を任せられるかどうかも作者の実力だと思います。
 
 

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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!    
 
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!  
 
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
 
 
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