キンコン西野は、あんまり上手くいってない

2023年10月21日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/640158

キンコン西野は、あんまり上手くいっていない。 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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余力が無い時は何が何でも挑戦しない

 
ときどき「未来が見えている男」のように扱われることがあるので、「いやいや、分からんことだらけですよ」というような話をしたいと思います。
 
子供の頃から「できるようになったこと」にはあまり興味がなくて、勢いそのままこの世界に入って、いろんなプロジェクトを同時進行で回すようになってからは、「できること」というのは「余裕が無い時にやるもの」で、「余裕があるうちは、やったことがないものをやる」という線引きをするようになりました。
 
言い変えると「余力が無い時は何が何でも挑戦しない」という実に応援しがいのないスタンスです(笑)。
 
 

ニューヨークに関しては「1年間半ぐらい失敗し続けた」

 
昨日は、ミュージカル『えんとつ町のプペル』のニューヨーク公演のミーティングで「アダプト」という作業があったのですが、これもまた「これまでにやったことのないコト」でした。
 
「アダプト」というのは、言ってしまえば「翻訳」なんですけども、「日本語をそのまま翻訳すれば向こうで伝わるか?」というと勿論そんなことは無くて、文化も何もかも違うので、「言葉」ではなくて、「そのシーンでのミッション」や「そのシーンで伝えたいメッセージ」に光を当てて、そこに対して(時にストーリーを変更して)最適解を探る作業が必要になってきます。
 
たとえば、『えんとつ町のプペル』では、親子が一緒にお風呂に入るシーン(父ちゃんの背中を流すシーン)があるんですけども、アメリカだと、親子で一緒にお風呂に入る(二人とも裸)は、たとえ親子であろうと「性的虐待」として捉えられてしまうことがあるので、その場合は「翻訳」どころか、そのシーンを丸々カットして、別の親子のコミュニケーションに差し替えなきゃいけない。
 
他にも、ゴミ人間と煙突掃除屋の少年がトロッコで爆走するシーンがあるんですけども、途中、レールの片方が抜け落ちているので、車体を右へ左へ傾けて乗り切らなきゃいけないんです。
 
その時に、ゴミ人間と煙突掃除屋の少年が「左っ!」とか「右っ!」とか声を掛け合うわけですが、これ、英語だと、「left」と「right」じゃないですか?
 
脚本家としては、ここは使いどころで、「right 」には「右」という意味もありますが
 
「そのとおり(イエス)」の意味もある。
 
これを利用して、「right」という単語の響きだけを覚えたゴミ人間が、たとえば「あなたは犯罪者ですか?」と質問された時に意味も分からず「right 」という言葉を使ってしまって、なんだかマズイ展開になってしまう…とか。
 
これは、日本語ではできない展開で、こういう作業をまとめて「アダプト」と呼んだりします。
 
ミュージカル『えんとつ町のプペル』のアダプトは、ここ1ヶ月でものすごいスピードで作業が進んだのですが、何が難しかったかというと、「アダプトの進め方」が定まっていなかった…ということ。
 
「アダプト」が必要なことは分かっていたんです。
 
でも、「どうやって進めたらいいのか?」そもそも「誰と進めたらいいのか?」…こんなの、ほぼ誰も教えてくれないんです。
 
なので、何度も何度もニューヨークに行って、方法を探って、ニューヨークで法人を作って、40〜50回ぐらい失敗して、それでもめげずに続けて、少しずつ関係を築いて、ようやく「アダプト」が進められるステージに来た感じです。
 
全然スムーズに行ってません(笑)
 
そこって、皆さんが目にすることがない時間だから、無いことになってますが、ニューヨークに関しては「1年間半ぐらい失敗し続けた」といったところだと思います。
 
 

「新しいデータをとること」と「コケること」はセット

 
今、やっている「どうなるか、よく分からんこと」でいえば、今年の夏におこなった舞台『テイラーバートン』の映画館上映です。
 
11月の大阪上映会はすでに完売していて、12月3日の東京上映会(座席数617席)も、まもなく完売します。
 
この結果を受けて、スタッフ間では「え? 舞台作品の映画館上映って意外とニーズがあるの?」となっていて、今回あらたに、名古屋上映会が11月27日に決定しました。
 
お客さんは大阪と東京でお腹いっぱいになっているかもしれないし、意外と名古屋(3会場目)でもニーズが残っているのかもしれない。
 
こればっかりは、やってみないと分からんので、やるしかないです。
 
今の話が分かりやすいと思うのですが、「舞台作品の映画上映会は、どこまでニーズがあるか?」を調べるわけですから、当然、いつかは「ニーズが無くなる場面」に立ち会うことになるんですね。
 
ニーズが無くなる場面に立ち会うことで、ようやく「ここまで」というラインを引くことかできる。
 
そう考えると、「新しいデータをとること」と「コケること」はセットで、「コケること」を避けたら新しいデータなんて一生とれない。
 
なので、新しいデータを取りたけりゃ、「致命傷を負わないようにコケる」を決めることが大切なんだなぁと思いながら、「どうなるか分からんなぁ」と思いながら、失敗を繰り返しながら、どうにかこうにか生きておりますので、皆さんも一度や二度の失敗でめげないでくださいな。
 
 

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