全ての条件には「意図」がある

2023年06月12日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/547058

「その条件になった理由」を想像しろ | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/547058

 
 

「西野亮廣を囲む15人限定の交流会」において・・・

 
今日はお仕事をする際の「型」みたいな話です。
 
この前、大阪の高槻で「スナック西野」というイベントがあったんです。
 
「イベント」というと大袈裟かもしれません。
「西野亮廣を囲む15人限定の交流会」ですね。
 
こちらは僕が主催したものではなく、一般の方が主催してくださったもので、僕は「ゲスト」という形での参加となります。
 
まずは、このイベントを主催して下さった主催者様、そして、このイベントに参加して下さった皆様に心より感謝申し上げます。
 
いろんなお話ができて、すごく楽しい会でした。
 
そんな中、「ああ、サービス提供者は、このミスをやっちゃいがちだなぁ」ということが2点ほどあったので(現場ですぐに改善したので、事なきを得ました!)、共有させていただきます。
 
全てのサービス業に当てはまることなので、「自分だったら、どうかしら?」と想像を巡らせながら聴いていただけると嬉しいです。
 
今回、本当に申し訳ないことに、僕が降りる駅を間違えてしまって、参加が遅れちゃったんですね。(※その分、終了時間も遅らせました)
 
で、会場に行ってみると、かなり大きなお店を貸し切っていたんです。
 
繰り返しますが、スナック西野は「西野亮廣を囲む15人限定の交流会」です。
 
お客さんは15人しかいないわけですが、店が広いので、4グループぐらいに分かれていました。点々と。
 
お店に着くと、主催者さんから「西野さん、各テーブルをまわってください」と言われたんですね。
 
まぁ、狙いは分かりますが、グループごとに分かれているから、僕がAグループと喋っている時は、BCDグループは僕の話が聞けないんですね。
 
「西野亮廣を囲む15人限定の交流会」のはずが、これだと、参加者からすると「西野と会っていない時間」の方が長い。
 
だって、4分の3は、西野は他に行っているわけだから。
 
それと、もう一点。
 
「僕がAグループと喋っている時は、BCDグループは僕の話が聞けない」ということは、席替えの都度、話がリセットされるわけだから、僕は最悪、同じ話を4回することになってしまう。
 
それだと深いところまで話ができないんです。
 
というわけで、「こんな4グループに分かれずに、せっかく15人しかいないわけですし、一つのテーブルにキュッと集まりませんか?」と主催者さんに提案したのですが、主催者さんの中で、かなり明確なプランがあったみたいで、「いやいや西野さん、とりあえずAグループから回ってください」と押し返され、そこで、一旦、完全に変な空気になりました(笑)
 
同席していたインターン生のタケダがすかさず「皆で一つになって呑みましょう」と助け舟を出して、結局は事なきを得たわけですが、あのままやっていたらドえらいことになっていたと思います。
 
 

「これじゃなかった!」となれば、すぐに切り替えるべき

 
これは多くのサービス提供者さんがやりがちなミスで、2つあるんですけども、一つ目は「事前に設計したプランがハマっていないのに、押し通そうとしてしまう」です。
 
お台場のビックサイトでやっている「デザフェス」というフリーマーケットの祭典があるんですけども、ここで上手くいかない人(お店)の共通点は「お客さんが入っていないのに、店のレイアウトを変えない」です。
 
自分なりに色々と考えた結果、今のレイアウトになったと思うのですが、ただ、それがハマってないんです。
 
2時間やって、素通りされてしまう店は、3時間目も4時間目も素通りされるんです。
 
サービス提供者は「このプランは違うな」と思ったら、その瞬間に過去の自分を否定しなきゃいけない。
 
これをやらないと確実に過去の自分に殺されるので。
 
イベント主催者さんの場合は、(たとえば今回の場合だと)西野にストレスがかかる状態(あるいは西野が疑っている状態)で自分のプランを押し進めても、いい未来は待っていないんです。
 
空振りすることは何も問題じゃなくて、問題は「打てないことが証明されたバッティングフォーム」のまま2打席目も3打席目も立つことです。
 
「これじゃなかった!」となれば、すぐに切り替えられる(損切りできる)ようになっておかないとサービス提供者(経営者)は命がいくつあっても足りない。
 
これが一つ目です。
 
 

「その条件になっている理由」を正しく汲み取ることが大切

 
二つ目は、もっと手前の話で、「条件の意図を想像できていない」という点です。
 
「条件の意図」というのは、条件を提示した人が「その条件にした理由(その条件に至った経緯)」のことです。
 
スナック西野の場合は「限定15名」という条件があるわけですが、これを利用する主催者さんが考えなきゃいけないのは、「なんで15名だったんだろう?」というところです。
 
「なんで30名じゃダメだったんだろう?」「なんで50名じゃダメだったんだろう?」…条件を受け取る側は、ここに想像を働かせなきゃいけない。
 
ちなみに、スナック西野が「限定15名」にしている理由は「一度に会話できる人数の最大が15人だから」です。
 
過去「20人」で開催したことがあったのですが、20人はグループを二つに分けなきゃいけないサイズでした。
 
なので「15人限定」としました。
 
その15人を「4グループに分ける」というのは、「条件の意図」を汲み取れていない。
 
条件を出す側というのは、基本的には相手を勝たせるように設計するんです。
 
また利用してもらえるとオイシイからです。
 
全ての条件には必ず「その条件になっている理由」があって、利用する側はその理由を正しく汲み取ることが大切です。

 
 
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