日本人全員が読まずに通り過ぎてはいけない一冊

2023年04月19日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/512165

日本人全員が読まずに通り過ぎてはいけない一冊 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/512165

 
 

最新刊『夢と金』本日発売!今日は、この本の話をさせていただこうと思います

 
今日は最新刊『夢と金』(幻冬舎)の発売日ということで、この本の話をさせていただこうと思います。
 
「本の内容」というよりも、「『夢と金』を書こうと思った動機」とか、「『夢と金』に込めたメッセージ」といった、裏側の部分です。
 
正直に白状すると、僕、しばらく「ビジネス書」からは気持ちが離れていたんです。
 
オンラインサロンで書けばいいや」と思っていたし、あと、『映画 えんとつ町のプペル』の公開前から、「共感」の奪い合いには飽きていて(というか、先が無いと思っていて)、「創造」に全振りしようと思ったんです。
 
そして、その考えは間違いじゃありませんでした。
 
“海外かぶれ”していて嫌ですが、「日本で獲得した共感」が、海外に行くと完全にリセットされるんですね。
 
これ、情報として仕入れているのと、現場で思い知るのは全然違って、ホント、「日本の有名人です」とか言ったところで、「オッケー。キミは何ができるの?」という話になってくる。
 
逆に、作品(強いIP)を持っていると、今度は日本以上にリスペクトされて、いろんな人が集まってきて、いろんな話を進めやすくなる。
 
ニューヨークでミュージカル『えんとつ町のプペル』のプロジェクトが進んでいるのもソレが理由だし、まだ言えないけど、他にもいくつか海外のお話をいただいています。
 
それら全ては「創造」から始まっています。
 
そういう場面を何度も目の当たりにしているので、どうしたって、「創造するぞー!」というモードになるわけです。
 
「作品!作品!作品っ!」と。
 
なので、ビジネスノウハウ的な、生き方指南書的なモノはもうオンラインサロンやVoicyだけにとどめて、残りの時間は創造に全振りする感じで生きていたんです。
 
 

知識不足で夢を諦める姿…黙って見ているのが耐えられなくなった

 
ただ…
 
創ったら創ったで、そこの子供達が来てくれるわけじゃないですか。
 
世間のイメージはどうか知りませんが、僕って子供からメチャクチャ人気者で、彼らとは色んな話をするんですね。
 
先日も小学生の子から「宇宙で活躍するロボットを作りたいんのですが、どうすればいいですか?」という相談を受けたんですけども、それが全く澱みの無い目で、「実現させる為には何をすればいいんだろう?」と本気で考えてるんですね。
 
当然ですけど、そこを目指すなら「いい学習」を受けなきゃいけないし、「いい学習」を受けるなら、それなりにお金がかかる。
 
ならば、「このお金をどうやって用意しようか?」という会話を親子でした方が、より具体的じゃないですか。
 
この時、お金の作り方が「アルバイト」という選択肢しか無い人と、100の選択肢がある人とでは、大きく差が出てくる。
 
子供だけの話じゃないですね。
 
僕は芸能の世界で生きているのですが、芸人も役者もアーティストも、お金のリテラシーが低いから、背負わなくてもいいリスクを背負っているし、諦めなくても良い夢を諦めている。
 
 
要するに、それらを黙って見ているのが耐えられなくなったんです。
 
「何やってんだよ」と。
 
「お前、その夢は捨てなくてもいいだろ」と。
 
才能不足で夢を諦めることはあっても、知識不足で夢を諦めるなんてバカみたいじゃないですか。
 
もっとエグいことを言うと、知識不足で命を落とすなんてバカみたいじゃないですか。
 
これ、知識不足で夢を諦めたり、知識不足で命を落とした人は、当然、「知識不足」だということに気づいてないから、「この夢は諦めなくて済んだ」「この命は落とさなくて済んだ」ということに気がついてないんです。
 
気づいてないんです。
 
もう「詰んだ」と思って、白旗を挙げちゃうんです。
 
「違う!詰んだと思っているのは、知識・選択肢を持ち合わせていないオマエだけで、この状況はまだ詰んでない!」という場面を、これまで何百回も何千回も見てきて、田舎に帰っていく表現者をたくさん見てきて、子供を貧しくしている親や先生をたくさん見てきて、「もう、いいかげんにしてくれ!お願いだから、そんな終わらせ方だけはしないでくれ」となったのが今回です。
 
 

挑戦される方や、子供の挑戦を応援したいお父さんお母さん、そして学校の先生に読んでいただきたい

 
タイトルにある「日本人全員が読まずに通り過ぎてはいけない一冊」というのは、『夢と金』を読んでくださった幻冬舎の見城社長の言葉です。
 
最新刊『夢と金』には、日本の現状と、僕の怒りと、いつまでも繰り返される悲しみと、「今ならまだ間に合う」というエールと、評論家の机上論ではなく、経験に裏打ちされた打ち手を「これでもか!」というぐらい書き殴っています。
 
どうか、挑戦される方や、子供の挑戦を応援したいお父さんお母さん、そして学校の先生に読んでいただきたいと思います。
 
そして、読んだならば、お友達にオススメしていただけると嬉しいです。
 
西野亮廣最新刊『夢と金』、本日発売です。
 
※最新刊『夢と金』
https://www.amazon.co.jp/dp/4344040503?tag=chimneytown-22
 
 

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