劇団しめじの挑戦!役者が食べていける劇団にしたい!
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常に『値段』を疑え | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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ビジネスモデルを構築しなくちゃ圧倒的なサービスは生まれない
このVoicyでも「環境が人を作る」ということをよく言っています。
「圧倒的な人間になろうと思うなら、圧倒的な人間になれる環境に身を置け」と。
それと全く同じで、「ビジネスモデルが仕事のパフォーマンスを作る」ということもある。
つまり、圧倒的なサービスを提供しようと思うのであれば、圧倒的なサービスが生まれるビジネスモデルを構築しなくちゃいけない。
学生さん達に、そんな話をすると、「たとえば、ビジネスモデルってどういうこと?」というザックリとした質問が飛んでくるんですね。
この感覚を忘れちゃダメだなぁと思うのですが、ビジネスモデルからサービスを作ったことがない人って、「ビジネスモデル」のことをあんまり考えないんです。
「再生回数を稼いだら、広告費がたくさん入るから、再生回数を稼ごう」とか。
「フォロワー数を増やしたら、企業案件が入ってくるから、フォロワー数を増やそう」とか。
「魚をたくさん売ったら売っただけ売り上げになるから、魚をたくさん売ろう」みたいな感じなんです。
もちろん間違いではないのですが、今言ったのって、「働いているけど、ビジネスモデルは作ってない」という状態じゃないですか。
意外と、こういう人って多いんです。
マクドナルドが仕掛ける二重三重のビジネスモデル
なので、なるべく丁寧に喋るようにしているのですが、僕が「あのサービスって、こういう収益構造になってるんですよ」を喋る時に、毎回、例に出すのが「マクドナルド」なんですね。
たとえば、マクドナルドとかだと、「フロントエンド」と「バックエンド」という考え方がありますよね。
「フロントエンド」というのは、「お客さんを呼び込む為の商品」のことで、
「バックエンド」というのは、「利益を作る商品」のこと。
マクドナルドでいうと、「フロントエンド」は、やっぱ「ハンバーガー」ですよね。
あれだけのものを、あの値段で提供したら、ほぼモトは取れないどころか、ついには「100円バーガー」まで登場する始末で、そんなの絶対にモトは取れない。
マクドナルド的には、それで全然よくて、ハンバーガーはお店に来てもらう為の商品で、
じゃあ、「バックエンド」は何なのか?
つまり、どこで利益を出しているのか?
答えは「ドリンク」で、やっぱ「コーラ」とかドリンク系は利益率がメチャクチャ高い。
つまり、「コーラを売るために、ハンバーガーを売ってます」みたいな感じですね。
こういう話をすると、品の無い人達が「いやいや、バーガーでも利益出てますから!」みたいなツッコミを入れてくるのですが、今の話の本質はそこじゃなくて、本質は「メイン商品を集客装置に使って、サブ商品で売り上げを出す…という打ち手もありますよ」というところですね。
で、マクドナルドの話には続きがあって、今、言ったのって、「フランチャイジー側」の話なんですね。
「フランチャイジー」というのは、「全体の売り上げの3%」みたいなロイヤリティーを支払って出店の権利を獲得した「加盟店」側のことですね。
その逆、つまり、大元のことは「フランチャイザー」と言います。
じゃあ、マクドナルドの大元「フランチャイザー」側のビジネスモデルは、どうなってるかというと、当然、自分達でもお店を切り盛りしつつ、フランチャイジーからロイヤリティーも受け取りつつ、そんな中、ぶっちぎりの売り上げを出しているのは「不動産」なんですね。
マクドナルドって、まず物件を買っちゃうんです。
で、フランチャイジーに物件を貸す。
つまり、フランチャイジーがフランチャイザーに毎月支払っているのは、ハンバーガーとかコーラを売った売上の○○%のロイヤリティーに加えて、「賃料」もあるんですね。
で、この「賃料」に関しては、「コロナで人が来なくなりました」とか関係無しに発生するので、大元からすると、メチャクチャ安定した売上なんです。
これが、「マクドナルドは不動産屋さん」みたいに言われている理由なんですけども、整理すると、マクドナルドって、「ハンバーガーで集客をして、コーラで利益を生むビジネスモデルを提供して、家賃収入で稼いでいます」といったところで、そこには二重三重の仕掛けがある。
サービスの値段に疑いの目を向ける癖をつけることから始まる
で、これは以前、サロンに投稿したネタなので、ここではボンヤリとボカしながら喋りますが、海外のとあるテーマパークに行って、そのテーマパークが圧倒的で、「入場料」だけでは、絶対に生み出せないようなクオリティーだったので、よくよく調べてみたら、「そのテーマパークの最大の売り上げを作ってるのは『写真』だった」みたいなことがあって、めちゃくちゃ勉強になったんです。
こういったことが世の中にはたくさんある。
でね。
今日は何が言いたいかというと、「ビジネスモデルを作らなきゃダメなんだよ」と言ったところで、世の中のビジネスモデルのパターンを知らなかったら、考え方が分からないですよね。
つまり、「フロントエンド」と「バックエンド」という言葉を知らなかったら、「自分のバックエンドは何だろう?」と考えることもない。
なので、まずは、地球上に存在するありとあらゆるビジネスモデルをインストールしておく必要がある。
知らなきゃ始まらないんです。
その為にはどうすればいいのか?
一つは、そういうことに詳しい人にベタ付きで、その人から吸収する…というもの。
あとは、「モノの価値」にもっともっと目を向ける。
ボーッと生きてちゃダメなんです。
「このサービスが、この値段で受け取れるのはおかしい」という嗅覚を持たなきゃいけない。
吉野家の牛丼が一杯「388円(税込426円)」です。
家で作っても、その値段で済ませるのは、なかなか難易度が高いと思うのですが、吉野家は、そこに加えて、大通り沿いの店舗の家賃も払っているんです。
どう考えても、牛丼一杯400円で食えちゃうのは、おかしいんです。
その時、初めて「どういうビジネスモデルにすれば、これが成り立つんだっけ?」となるわけですが、「牛丼一杯=400円」に疑いを持てない人は、そこまで辿り着かない。
なので、街を歩くときは、目に飛び込んでくるサービスの値段に疑いの目を向ける癖をつけるようにしておいた方がいいと思います。
自分オリジナルのビジネスモデルを作るのは、そこからです。
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CHIMNEYTOWNのホームページを、
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