シングルファミリー12000世帯へのクリスマスプレゼントでエールを届けるサンタに皆でなりたい!
(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
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プロの仕事に『ひと手間』を加えて、残念な結果を生む素人 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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今日は、「プロの仕事に『ひと手間』を加えて、残念な結果を生む素人」というテーマでお話しさせていただきたいと思います。
一般の方が2次創作をする時代、セカンドクリエイター時代のお作法のような話です。
お知らせ!ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』稽古場生配信!
本題に入る前にお知らせをさせてください。
今年の11月におこなうファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の全キャストが一堂に会する「初台本読み合わせ」を生配信することが決定しました。
配信日時は10月10日(日)13時30分から。
日曜日とはいえ、その時間に立ち会えない方もいらっしゃると思うので、少しの間だけアーカイブも残ります。
生配信の参加チケットは1300円です。
興味がある方は『えんとつ町のプペル 稽古場を覗き見』で検索してみてください。
【稽古場を覗き見!】演出・西野亮廣+全キャストによる初台本読み合わせを生配信 | えんとつ町プペル
https://meets.ltd/poupelle/ticket_1010
すでに稽古は始まっているのですが、稽古場にキャスト&スタッフ(もちろん僕も)全員が集合するのは、この日が始めてです。
なんか、サラッと告知していますが、「日本のミュージカルスターが集まって、台本の読み合わせを生配信する」というのは、業界的には大事件で、「そんなの出しちゃって、いいの?」というところです。
ただ、作品が出来上がっていくところを共有できるのは、同じ時代を生きた人だけの特権だし、本番を観られる方にも「あれが、こうなったんだ」という楽しみが生まれるかなぁと思って、業界の超超タブーに挑戦してみました。
このメンバーでおこうなうのは一生に一度しかないメチャクチャ貴重な回なので、是非、ご参加ください。
あと、稽古場でまぁまぁ真面目に働いている僕の様子もお楽しみいただけると嬉しいです。
開催は10月10日でございます。
宜しくお願いします。
お知らせ!『映画 えんとつ町のプペル』限定上映 & DVD&Blu-ray発売!
そして、もう一点。
『映画 えんとつ町のプペル』に関するお知らせです。
10月22日〜10月31日に『映画 えんとつ町のプペル』が劇場に帰ってきます。
ハロウィン限定復活上映でございます。
「HELLO MOVIE」というアプリをダウンロードしていただけると、劇場で、キングコングの副音声なんかも聴けちゃいます。
映画の映像を見ながら、キングコングが二人で1時間40分喋り倒しています。
多分、映画の内容は入ってこないと思いますので、くれぐれも、もう何度も観た方にオススメします。
映画であり、ハロウィンイベントなので、泣いても笑っても上映は10月31日にキッパリと終了します。
そして「映画館に行けないよ〜」という方に向けて、『映画 えんとつ町のプペル』のDVD&Blu-rayの発売が決定しました。
https://www.amazon.co.jp/s?hidden-keywords=B09GNX2HZD%7CB09GNWR6JR%7CB09GNYHR4Y%7CB09GNXQQ62
Loppi &HMVさん、Amazonさん、楽天ブックスさん等で販売していますが、それぞれ特典が違いますので、詳しくは『映画 えんとつ町のプペル』の公式ホームページでご確認ください。
DVD&ブルーレイ 11月3日(水)発売決定! | プペル新聞 | 『映画 えんとつ町のプペル』公式サイト
https://poupelle.com/news/?p=1035
宜しくお願いします。
自分だけの錯覚ではプロに勝てない
そんなこんなで本題です。
今日は、「プロの仕事に『ひと手間』を加えて、残念な結果を生む素人」というテーマでお話しさせていただきたいと思います。
タイトルで結論を言っちゃってますが、頑張ってお付き合いください。
昔、NHKの『ためしてガッテン』のカレー特集で、ベテラン主婦3名と、料理経験の少ない若い主婦1名の合計4名で、それぞれが作るカレーの味を比べる実験があったんです。
ルールは、「同じルーを使うこと」と「材料や調味料は何を使ってもいい(アレンジは好きにしていい)」の二つです。
味を判定するのは、食品開発などで味の良し悪しを決める味評価のプロ4名です。
あれやこれやとアレンジを加えるベテラン主婦3名に対して、料理経験の少ない若い主婦はカレーのルーのパッケージに書いているマニュアル通りの作り方をしたのですが、そこで、実に興味深い結果が出たのです。
もう、この流れだと結果は予想できると思いますが、結果はマニュアル通りに作ったカレーがブッちぎりで一位だったんです。
でも、そりゃ当たり前の話で、そのマニュアルというのは、プロが作っているわけですから、今回の対決はベテラン主婦3名と、プロの戦いなんです。
で、いつだったか、カレーのルーの開発者の方が「カレーのルーを複数混ぜたらコクが出て美味くなるというのは、自分が工夫している事からくる錯覚」と断言されていて、なるほどなぁと思いました。
「昔のルーなら、まだしも、現代のルーは、本当に美味しくできている」と。
たしかに、今のレトルトカレー、死ぬほど美味しいです。
以前、堀江さんがプロデュースするグルメメディアの TERIYAKIさんが、お湯で温めるだけの『えんとつ町のまかないカレー』というのを作ってくれたのですが、美味しすぎて、死ぬかと思いました。
えんとつ町のまかないカレー - CHIMNEY TOWN
https://chimney.town/product/919/
ちょっと騙されたと思って、食べてみてください。
淡路島の玉ねぎをふんだんに使って、何か燻製っぽい感じの味なんですが…プロが集まって、ようやく開発した味で、ここに素人の付け入る隙なんて、無いんですね。
「隠し味」「ひと手前」…そんなの要らない。
それで美味しく感じるのは、ひと手間加えた自分だけです。
アレンジでお客さんをガッカリさせていないか?
これって、今、いろんなシーンで見られるなぁと思っていて、今って、お客さんが発信できるようになったじゃないですか?
「歌ってみた」でも「踊ってみた」でも何でもイイんですが、元ネタを2次利用する機会が増えた。
で、ぶっちゃけ、「歌ってみた」とか「踊ってみた」に関しては、プロがやっている場合があるので、「これはこれで素敵だなぁ」と思うことがあって、僕なんかは、Ado(アド)さんの『踊(おど)』という曲を、いろんな方がYouTubeでカバーされていて、「あぁ、これをこういう風に歌われるんだぁ」とか、「こんな振り付けで踊るんだぁ」と楽しませて頂いているのですが、一方で、ちょっと違う分野に目を向けると、「そこは、アレンジしないでよ。そのアレンジで気持ち良くなってるの、あんただけじゃん」と思う機会が少なくないんです。
これ、皆が発信できるようになった時代だからこそ、気をつけなきゃいけない部分だなぁと思っていて、アレンジすること自体は悪いことじゃないと思うんです。
ただ、それで気持ち良くなっているのは「自分達だけ」ということは踏まえておいたほうがいいのかなぁと思います。
で、カラオケみたいに「自分達が楽しむもの」であれば、それでいいし、
一方で、「また、更に外側にいるお客さんを楽しませるもの」であれば、自分のアレンジが、どのような影響をもたらしているかは、よくよく考えた方がいいですね。
第3者が見ても、本当に良くなっているのであれば、それは最高ですが、カレーのルーの開発者の方が言われた「『カレーのルーを複数混ぜたらコクが出て上手くなる』というのは、自分が工夫している事からくる錯覚」ということが、往々にして起こりうるので、ここは気をつけた方が良い。
たぶん、「自分がやった感」が欲しいと思うのですが、「自分の存在感を出す場所は、そこじゃない」というのがあって、その自己愛がお客さんのガッカリに繋がっている場合がある。
やっぱり、すっごく当たり前ですが、プロが作って、キチンと世間的に評価されているものって、すっごくイイですよ。
「素人が、ひと手間を加えなきゃいけない程度のもの」であれば、そもそも世間的に評価されていないので。
セカンドクリエイターの時代は、このへんのラインの見極めが肝になってくると思います。
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CHIMNEYTOWNのホームページを、
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【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
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