『流れ』に乗れる強さ

2026年08月31日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

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https://voicy.jp/channel/941/8160784

流れに乗れる強さ | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/8160784

 
 

今日は、いま僕が興味を持っているテーマを3つご紹介します。
 
これらは何らかの形で事業にすると思うので、そこから何かを汲み取っていただけると。
 
 

①ビアガーデン

 
やっぱり「エンタメ」というのは、アタリ・ハズレが大きい。
 
これは前々から言っていることですが、「作品の売上で、次の作品を作る」というサイクルだけで回していると、どこかで必ず限界がきます。
 
だからこそ、作品を作り続けるためには、「作品がコケても死なない環境」をつくることが、エンタメ屋には必要なんだと思います。
 
理想を言えば、それは「インフラ」に近いものであるほど強い。
 
ただ、今からインフラを押さえにいくのは、なかなかハードルが高い。
 
そんなことを考えている中で、ふと思ったのが「景色の良い場所でビールを呑む」という行為でした。
 
これは、流行り廃りがあまりない。
 
夏になれば、毎年のように「景色の良い場所でビールを呑みたい」という需要が生まれる。
 
そこで改めて見渡してみると、実はこの領域に本腰を入れて取り組んでいる人が、あまりいないことに気がつきました。
 
さらに、いろいろな仕事をしているうちに、「景色の良い場所」を任せていただく機会も増えてきた。
 
だったら、この組み合わせを事業にしてみよう。
 
そう考えて、「ビアガーデン」を事業として本格的に展開していこうと思っています。
 
河口湖では、すでに始めています。
 
そして10月16日には、キングコング結成の地である関西の夜景スポットで、次のテスト運営をスタートします。
 
この調子で、全国10カ所くらいに「景色の良いビアガーデン」を展開できたら、その先には、
「せっかく自分たちの売り場があるのだから、オリジナルのクラフトビールを作ろう」
みたいな展開も見えてきます。
 
作品を作るために、作品だけで稼ぐ必要はない。
 
むしろ、作品がコケても次の作品を作れるような「土台」を、少しずつ増やしていく。
 
僕らが今やっていることは、そういう意味でも、エンタメを長く続けるための「環境づくり」なのだと思います。
 
 

②タイタニック

 
これは最近、自分の中でかなりホットなテーマです。
 
今、CHIMNEY TOWNが運営のバトンを預かっている『河口湖 音楽と森の美術館』には、イギリスの豪華客船「タイタニック号」に搭載されてファーストクラスの乗客たちをもてなす予定だったけど、完成が出航に間に合わず、奇跡的にあの悲惨な事故を免れた巨大な自動オルガンがあるんです。
 
以前、品川さんが美術館に遊びに来てくださった時に、二人っきりで、その音色を聴いたのですが、人がいないホールで聴くと、音の響きがまた全然違って、本当に感動したんです。
 
そして、その歴史的価値もすごいじゃないですか?「沈まなかったタイタニック」なんて。
 
なのに、美術館として、いまいち前に押し出せていないなぁと思って、そこから、そのオルガンのプロデュースも始めようと思って、タイタニック号についてメチャクチャ調べているうちに、メチャクチャ好きになっちゃった。
 
「タイタニック」が面白いのは、あれだけの大事故なのにも関わらず、グッズが出ていたり、ブロードウェイではコメディーミュージカルとして上演されている。
 
普通、考えられないですよね。
 
たぶん、「タイタニック」という名前も良かったんじゃないかなぁと思っています。
 
「マクドナルド」みたいな感じで、なんでもかんでも、ポップに仕上げられてしまう。
 
とにかく、タイタニックが好きになりすぎてしまったので、グッズとかも作ろうかなぁと思っています。
 
 

③お団子

 
一昨日、石川涼さんと京都・大阪のお団子屋さん、お餅屋さんを巡ってきました。
 
実は、これには少しワケがあります。
 
もともと僕らは、「人の流れがない場所」で活動してきました。
 
そういう場所では、こちらから人を振り向かせる必要があるので、ときに突飛なアイデアや、「飛び道具」のような仕掛けを使って、人を惹きつけなければなりません。
 
一方で、たとえば河口湖のように、すでに観光客という「人の流れ」がある場所では、必ずしも飛び道具を用意する必要はない。
 
むしろ大切なのは、
「そこにいる人が、すでに求めているものを、そのまま提供すること」
なんじゃないかと思ったんです。
 
そこでふと、自分が観光地に行ったときのことを考えてみました。
 
少なくとも僕は、普段から「お団子が食べたい!」と思っているわけではありません。
 
でも、綺麗な紅葉が広がっていて、その視界の先にお団子屋さんがあったら……なぜか一本、買ってしまう。
 
この「別に目的としていたわけじゃないのに、目の前にあると欲しくなる」という現象が、なんだか面白いなと思ったんです。
 
その話を涼さんにしたところ、涼さんも同じようなことを考えていたそうで、
「メチャクチャ美味しいお団子があるから、食べに行こう」
と声をかけていただきました。
 
そんなわけで、泊まりで京都・大阪のお団子屋さん、お餅屋さんを巡ることになったのですが、そこで食べたお団子が、もう衝撃的に美味しくて。
 
そこから話が一気に進みました。
 
「お団子屋さん、やりたい!」
……ということで、今に至ります。
 
すでにCHIMNEY TOWNのスタッフには、そのことは共有しているので、今年の秋にでも、期間限定で、テスト的に河口湖で「お団子屋さん」をオープンすると思います。
 
チムニーコーヒー」の次に、ハマる飲食になりそうな気配です。
 
 
…以上です。
こうして、まとめてみると、「タイタニック号」もそうだけど、「すでにある流れに、正直にのる」ということに興味がある…というか、もしかすると、承認欲求が満たされて、そういうものに素直に乗れるようになってきたから、興味が出てきているのかもしれません。
 
何か参考になれば。(何の参考になるん?)
 
 

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