『密着ドキュメンタリー』を毎週配信するのって、どれぐらいお金かかるん?



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密着ドキュメンタリーを毎週配信するのって、ぶっちゃけ(制作費は)いくらかかるん? | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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制作費は月240万円以上、成立させるための三つの収益構造
本日は、毎週金曜夜8時に配信しているYouTube番組『BackStory』について、少し踏み込んだお話をさせてください。
『BackStory』は、いわゆる“YouTubeのためのYouTube”ではありません。
目的は明確で、「作品を広く届ける」ための広報装置として設計されたYouTube番組です。
今シーズンでは、夏に上演されるファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の制作現場に密着しています。
次のシーズンでは、11月に幕張メッセで開催される『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』の裏側に、さらにその次は、映画『えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』の制作プロセスに密着していく予定です。
よく、「『BackStory』はどうやって運営されているのか?」と聞かれます。
実際、1本あたりの制作費は約60万円。
月に4本公開しているので、月間の制作費は240万円以上にのぼります。
それでいて、画面に映るのは華やかなスターではなく、日々奮闘する裏方スタッフや現場の地道な会議風景ばかり。
いわゆる再生回数で稼ぐ広告モデルには、そぐわない内容です。
では、どうやって成立させているのか?
そこには、三つの収益構造があります。
“信頼”と“共犯関係”
第一に、YouTubeのメンバーシップ機能を活用した月額課金です。
番組の趣旨に強く共感し、“共犯者”として支えてくださる視聴者の皆さんが、その大きな支柱になっています。
これは本当にありがたい存在です。
第二に、「1DAYスポンサー」と呼んでいる、動画内に企業ロゴを掲出する広告枠です。
番組はアーカイブとして長く残るため、企業にとっても継続的な露出効果が見込め、比較的人気の高い枠となっています。
そして第三に、僕自身の企業案件からの収入です。
ここは少しユニークな部分かもしれません。
僕は企業のプロダクト開発やサービス設計に深く関わることが多く、いわゆる“広告感の強い案件”とは異なり、自然に番組内容とも融合します。
結果として、企業にとっても視聴者にとっても、違和感のない協業が成立するのです。
さらに言えば、『BackStory』を通じて、僕自身の「裏方としての姿勢」や「チームビルディングの哲学」に触れた企業から、新たな案件をいただくこともあります。
つまり、『BackStory』は作品のプロモーションにとどまらず、僕個人のビジネスブランディングや、企業案件の新たな接点としても機能しているのです。
このように、『BackStory』は広告収益ではなく、“信頼”と“共犯関係”によって成立している番組です。
最後にひとつ、お伝えしたいことがあります。
もし、今後「密着ドキュメンタリーをPRに活用したい」と考えている方がいらっしゃるなら、ぜひ“持続可能なビジネスモデル”を同時に設計することをおすすめします。
映像の熱量や共感を、単なる再生回数だけに頼らず、いかにして具体的な収益につなげていくか。
その問いに最初から向き合うことが重要です。
『BackStory』も、その問いに何度も立ち返りながら設計を見直し、ようやく現在のかたちにたどり着きました。
「良い番組をつくる」だけでは続けられません。
番組の“継続性”までを含めてデザインすることこそが、これからのクリエイターに求められる力だと、僕は思っています。
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