クリエイティブに必要なのは「締切」
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https://voicy.jp/channel/941/553084
『大きな仕事』が舞い込んでくる人の共通点 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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ミッションが大きくなればなるほど、スケジュール通りには進まない
御存知のとおり、たくさんのスタッフさんと、たくさんの支援者様のおかげで、僕は本当に多くのプロジェクトを同時に走らせております。
10月28日(土)の『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』もそうですし、作り物でいえば、『映画 えんとつ町のプペル』の続編、そして、短編のコマ撮りアニメ『ボトルジョージ』、さらに来月末に控えている舞台『テイラーバートン』、そして日米それぞれでミュージカル『えんとつ町のプペル』、そして新作の絵本などなど。
この他にも、アパート建設と、泊まれる美術館の建設、そして、珍しいところでいうとゴルフ場のVIPラウンジの建設。
これらがレギュラー仕事とは別であるわけです。
規模の大小はありますが、僕にとっては全て大切な仕事で、全部本気で向き合っています。
もちろん『バンドザウルス』も(笑)。
こんな調子で、いろんなプロジェクトを抱えてみると、見えてくるものが結構ありまして…それは何かというと、「ミッションが大きくなればなるほど、スケジュール通りには進まない」ということです。
たとえば「Voicyを収録する」というミッションは、スケジュール通り進むんです。
進まないことがあるとするならば、僕が二日酔いで死んでいる時ぐらいで、基本はスケジュール通りに進む。
「サロン記事を書く」にしても、「キンコン西野のサイン本屋さんの作業」にしても、「午後までにやる」と決めたら、午後までに終わるんです。
ところがこれが、「長編アニメの制作」となってくると話が変わってくる。
ゴールの日程を決めないとズルズルいっちゃうので、とりあえずゴールの日程を決めて、走り出してみるのですが……そこは、参加する人も多ければ、使われる予算も大きいので、本当に様々な要因でブレーキがかかるんです。
スタッフが病気になる場合もあるし、資材が高騰する場合もあるし、制作期間が長ければ、制作中に“時代が変わること”もある。
たとえば「描き込んだイラスト」を“売り”にする作品を制作している最中に、AIアートという手段が爆誕して、全員が「描き込んだイラスト」を描けるようになったら、「この作品を出すのは今じゃないな(このままの形で出しても埋もれてしまって終わるな)」となる。
プロジェクトが大きくなると、(Voicyの収録みたいに)「自分一人が納期に間に合わせればいい」という世界線じゃなくなるんですね。
皆さんの地元でも、5年間開発がストップしている道路とかあるでしょ?
他にも、映画とかで「構想20年」とかって聞いたことありません?
あれは、勿論20年間ずっと作り続けているわけじゃなくて、作っている途中で、何かの要因で(不可抗力で)何度も何度も止められてしまうんです。
「いろんな要因でブレーキがかかる大きい仕事」なのに“待てない人”がいる
で、今日の話(メッセージ)は何かというと、「大きい仕事って、そういうものだ」と思って向き合わないと、大きな仕事が自分のもとに舞い込んでくることは無い(大きい仕事を扱える自分にはならない)…という話です。
これ、結構パッカリと分かれるんです。
要するに、「いろんな要因でブレーキがかかる大きい仕事」なのに“待てない人”がいる。
「なるほど。今じゃないんだな」と割り切れない人がいる。
たとえば、現在制作中の短編のコマ撮りアニメーション『ボトルジョージ』なんかは、途中、まるまる1年間ぐらい、制作が止まっていた時期があるんです。
やっぱり「タイミング」というものはあるので。
1年間制作が止まっていた作品が、再び動き出して、今、物凄い勢いで作られています。
こんなことって全然珍しくないんですけども、「あれは、どうなってますか?」「いつ、進むんですか?」となっちゃう人がほとんどです。
その気持ちは痛いほど分かるんですが、それって規模の小さい仕事の発想で、べつに「誰かがサボっているから止まっている」わけじゃないんです。
大きな仕事ってコケちゃうと本当に会社ごと終わっちゃうんですね。
なので思っている以上に「タイミング」というものが大事で、タイミングを無視して、無理矢理GOを出して、強引に完成させても、良い未来が待っていることって一つも無いんです。
「大きな仕事をしたいな」と思っている人は…
たぶん僕、歴代の地球人の中でもトップクラスに仕事が速い方だと思うんですけども、それと同時に、「よし! 2年遅らせようっ!」という判断もしています。
「今じゃないな」となった時に…です。
その判断ができるようにならないと(一発即死のリスクがある)「大きな仕事」が扱えるようにはならないし、込み入った話をすると、その判断ができるようになるには、ライスワーク(食っていく仕事)を確保しておくのが大切だと思います。
「タイミング」というものを無視して、「いつになるんですかっ!?」と急いでしまう根本的な原因は、「これが進んでもらわないと、私、食っていけないんですけど!」という焦りだと思うので。
その焦りがあるうちは「大きな仕事」は回ってこないし、仕事が上手くいっている人に「大きな仕事」が回ってくる理由は「生活の焦りが無い」というのが大きい。
「大きな仕事をしたいな」と思っている人は、このあたりの空気を掴んでおくといいかもしれません。
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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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