サイン会を断る作者。「お客さんが集まらないから…」

2023年04月11日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/506326

サイン会を断る作者「お客さんが集まらないから…」 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/506326

 
 

紀伊國屋書店 新宿本店さんのデジタルサイネージに『夢と金』ドーンと出ます!

 
新刊の出版が迫っておりますので、最近は、「どうやって本を届けようかしら?」という話によくなるのですが、そうすると、「今は書店さんが本当に大変…」という話がやっぱり出てきます。
 
これに関しては、オンラインサロン的に言うと、「本屋さんは、本をフロントエンド(集客装置)にして、いかにバックエンド(収益装置)を作るか?」みたいなところが争点になってくるのかな?と。
 
なので、以前、Voicyでお話しさせていただいた紀伊國屋書店 新宿本店さんのデジタルサイネージとかは凄くイイと思います。
 
「本で人を呼んで、広告枠でマネタイズする」という。
 
ちなみに、今回の『夢と金』の出版に合わせて、紀伊國屋書店さんのデジタルサイネージ(広告枠)は買わせていただきました。
 
先日までやっていたクラウドファンディングで集まったお金を、ここに使った形です。
 
もう整理券は完売しておりますが、今月16日のサイン会の時からドーンと出ますので、紀伊国屋書店 新宿本店の近くを通る際は観ていってください。
 
 

サイン会「人が集まらなかったら、カッコ悪いから」お断りする作家さんがいらっしゃる

 
さて。
 
今日は「本屋さんをどうしていくか?」という話ではなくて、本を届ける話になった時に必ず話題にあがってくる「本を出版する人(作家さん)」の話をさせていただきたいと思います。
 
本を出す時のサイン会の話なんですけども、出版社さんや書店さんが「サイン会をやりましょう!」と提案しても、「人が集まらなかったら、カッコ悪いから」という理由で、お断りする作家さんがいらっしゃるそうです。
 
気持ちは分かります。
 
「○○先生、サイン会!」みたいな仮説会場を作られているのに、並んでいる人が3人とかだと惨めな気持ちになる。
 
僕自身、その痛みは何度も経験してきたので、気持ちはよくよく分かるし、書店さんの稼働費に対して、お客さんが3人だったら、採算が取れない(サイン会をすることで、逆に迷惑がかかる)から、「やめておく」と判断されているのもよく分かる。
 
だけど、やった方が良くないですか?
 
集まらないんだったら、友達とかに声をかけまくって、来てもらったら良くないですか?
 
チラシを配ったら良くないですか?
 
「1000人の講演会をしろ」「武道館でライブをしろ」と言われてるわけじゃないでしょう?
 
30〜40人集まってもらったら合格ラインのサイン会でしょう。
 
それなら、人が集まっている会合に参加して、「今度、サイン会があるので来てください」と頭を下げまくったら良くないですか?
 
満を持して出版するのは、てめえの本であり、てめえの子供じゃないですか?
 
その子を届ける為に出版社の方や、本屋さんが、いろんなところで頭を下げたり、荷ほどきをして、棚に並べてくれたり、「よかったら見てってくださーい」と声をかけてくれてるわけじゃないですか?
 
それなのに、なんで本人が、なんで親が、我が子を見捨てて、自分の見映えを優先してんの?
 
「サイン会をやりましょう」と声をかけられたら、二つ返事で受けて、そこからはサイン会の宣伝をしまくったらいいじゃないですか?
 
それでも集客できなかったら、その時は「すみません。自分の力不足で」と頭を下げたらいいし、それに対して言い出しっぺである出版社さんや本屋さんは「なんだよ、コイツ」とはならない。
 
 

「惨めな思いをしなくて済む集客」なんて存在しない

 
僕、よく「SNSのタイムラインなんて、お前も見てないように、誰も見てねーんだから、そんなもので集客するなんて無理だよ。1対1のドブ板営業しろよ」と言っているのですが、皆、「そうですよね〜」とは口で言いつつも、99%の人はドブ板営業をせずに、やっぱり「SNSでバズる」みたいなモノを目指しちゃうんですね。
 
昔は、「なんで、そんな夢物語を信じられるんだろ?」とか「先祖代々バカなのかな?」とか思っていたんですけど、よくよくヒアリングしてみると、べつに皆、SNS集客に期待なんてしてないんです。
 
じゃあ、なぜ、SNS集客に走るかというと、「集客できなくても惨めな思いをしなくて済むから」です。
 
だから、「まぁ、どうせ集客には繋がらないだろうな」と思いながら、今日もSNSで発信を続けている。
 
それならそれで、「いよいよ何をしてんだよ」という話なのですが、それぐらい多くの人は「惨め」というものを耐えられない。
 
本を出す人もご多分に漏れず。
 
でも、「水に飛び込んだら濡れる」ぐらいの当たり前レベルで、「集客の入口は惨め」じゃないですか?
 
「惨めな思いをしなくて済む集客」なんて存在しないじゃないですか。
 
集客なんて「惨め」の先にあるもので、皆さんが知っているスーパースターも皆、惨めな思いをしてきたわけじゃないですか?
 
その「惨め」を避けて、未来の扉を閉じてしまうのって、凄く勿体無いし、それより何より、子供よりも自分の見栄えを気にする親のメッセージなんて1文字も聞きたくないなぁと思いました。
 
説教みたいになって申し訳ないですが、「惨め」を避けているクリエイター全員に向けて喋っています。
 
自分が腹を痛めて生んで、まわりのスタッフさんが必死で育ててくれた子供を守る為に、「惨め」ぐらいは背負ってもいいんじゃないでしょうか?
 
僕は4月18日(平日)に大阪で、元気いっぱいサイン会をしてきます。
 
 

西野亮廣サイン会情報(4月18日 大阪)

 
【西野亮廣サイン会@大阪】
 
4月18日
 
11時~ 紀伊國屋書店 梅田本店
 
13時半~ 紀伊國屋書店 天王寺ミオ店
 
15時半~ブックファースト阪急西宮ガーデン店
 
17時~ 紀伊國屋書店 川西店
 
 
(サイン会の整理券は4月11日より各店舗でお求めください)
 
 

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【注意】
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