キンコン西野の最新刊 異例の“初版8万部”の理由

2023年03月10日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

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【出版不況?】キンコン西野の最新刊が異例の“初版8万部” | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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最新刊『夢と金』は「生き残る為の説明書」

 
あらためてお伝えさせていただきますが、私、キングコング西野亮廣の最新刊『夢と金』(幻冬舎)が4月19日に発売となります。
 
自分がその時一番面白がっているものや、最も新しい情報はオンラインサロンで発信しているから、もうビジネス書めいたものを書く気は失せていて、気がつけば、前回のビジネス書からは、なんと3年半も間が空いてしまったそうです。
 
じゃあ、なぜ、今あらためて書こうかと思ったかというと、今回は「ビジネス書」というよりも、「生き残る為の説明書」みたいなもので、多くの御家庭のお父さんお母さん、そして、多くの先生方が子供達に教えない…もっと言うと、教え“られない”『お金』の話をしていかないと、日本はもう本当にヤバいんだろうなぁという危機感や、あとは学ぶことを放棄した無責任な大人達に対する怒りめいたものがタプタプにたまって、ついに溢れちゃった感じです。
 
よく「学校の先生の多くは、社会経験が無いから、お金のことを何も分かってない」と揶揄されたりしますが、これは経営者から言わせると、学校の先生は勿論のこと、社会に出ていようが、「大学を最後に学びを捨てた人」や「言われたこと(業務)をただやっているだけの人」も、お金のことを何も分かってないです。
 
資産運用なんて一切やらずに、稼いだお金をとりあえず銀行に預けて、通帳に記載される「貯金額」をニマニマと眺めながら、円安と同時に爆死している人が9割です。(※群馬流氷科学センター調べ)
 
ひどい人になってくると「投資」と「投機」の区別もつかず、投機に走って人生を終わらせてしまう人もいる。
 
そんな人が、その絶望的な知識と道徳観で子供を育てるから、子供もその後を追うことになる…というのが、日本はずーっと続いていて、ここに対して「もう、いいかげんにしろよ!みっともねーな!」という西野の雷が落ちた感じです(笑)。
 
とくに日本人の場合は、「お金の話をする=汚い」という謎の洗脳にかかっているから、「夢を語れる人」がお金の話をするリスクが大きすぎるんです。
 
タレントさんとかはテメエの好感度が最優先だし、偶像であることが仕事だから、とくに「お金の話」をしないし、ちょっとシビアなことを言うと、「お金の話」ができるだけの経験をしていない。
 
子供にその背中を見られているほとんどの大人が「お金の話」を“しない”か“できない”というウンコ的状況なので、この一冊で大きく流れが変わるとは思いませんが、本を手にとってくださった人達の半径5メートルぐらいは変わればいいなぁと思っています。
 
 

「個人で予約を取る」ことは初版部数の交渉に少なからず効いてくる

 
そんな『夢と金』ですが、先日、幻冬舎さんの方で、初版部数を決める会議があったみたいで、そこで、なんと初版部数が「8万部」に決まったそうです。
 
「初版8万部って凄いの?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、先日、お伝えしたとおり、今、町の本屋さんは激減していて、出版業界も「元気がイイ」とは言えない状況の中、「初版8万部」というのは異例で、僕個人的には、かなり思いきった数字だと思っています。
 
僕はよくカッコつけて「本屋さんを応援する」と言っていますが、本屋さんを応援する一番の方法は至極シンプルで「ヒット作を出すこと」なんです。
 
「そんな本が出るんだ。ちょっと帰りに本屋さんに寄ってみよう」と思ってもらうことが一番の応援なんですね。
 
なので、今回の「初版8万部」という決定は、ヒットに繋げる環境を用意してもらった形で、とても嬉しいです。
 
さて。
 
そもそも『夢と金』は、どうして「初版8万部」になったのか?
この件について、最後、お話ししたいと思います。
 
実際に会議に参加したわけじゃないので、これは伝え聞いた情報からの僕の憶測なのですが、まずは「作者の名前(信用)」「本の中身」「タイトル」は、そりゃ、数字に関係してきたと思います。
 
その他に、聞くところによると、部数を決める会議で「西野が個人で1万2000冊の予約を、すでにとっている」という話が上がったみたいなんです。
 
たぶん、それが大きかった。
単純計算残りは6万8000部なので、「それならGOだろ」となったのだと思います。
 
「個人の予約」が、どれぐらい影響したかは分かりませんが、影響したことは確か。
「個人で予約をとっている」という覚悟も含めて。
 
そう考えると、これから出版を考えている作家さんは、「個人で予約を取る」というのは、初版部数の交渉材料として少なからず効いてくるので、やらないよりも、やった方がイイと思います。
 
ちなみに、先日のVoicyで「1000冊買ってくださるのであれば、それを報酬として講演会に行きますので、興味がある方はCHIMNEY TOWNの公式ホームページの『出演依頼はこちら』まで連絡ください」とアナウンスさせてもらったところ、秋田県の方から連絡いただいて、本当に決まりました。

西野亮廣への出演・取材・講演依頼 - CHIMNEY TOWN

https://chimney.town/contact/

これって、見る人にとっては「みっともない(下世話な)届け方だ!」という意見を持たれる方もいらっしゃると思うんですけども、親が子供を育てる時(守る時)に自分の身なりを後回しにすることは僕は恥ずかしいことだとは思っていません。
 
とにもかくにも、この不況の嵐が吹きすさぶ出版業界において、『夢と金』の初版部数が8万部に決まりました…という御報告でした。
 
引き続き頑張ります!
 
 

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