「やる気」という幻想と、「締切」というガソリン

2023年01月10日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/449875

「やる気」という幻想と、「締切」というガソリン | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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「そのモチベーションはどこから来るんですか?」とよく聞かれます

 
「結局、締切って凄く大事だよね」というツマラナイ結論に至るまでの、ウダ話にお付き合いください。
 
学生さん達と話していると、「そのモチベーションはどこから来るんですか?」とよく聞かれます。
 
西野亮廣という人間がモチベーションのバケモノで、モチベーションが湧いて湧いて仕方がないから、次から次へと挑戦しているように彼らには映っているみたいです。
 
この「モチベーションはどこからくるのか??」という質問には、過去、Voicyでも何度も何度もお答えしていますが、「結果から来る」というのが僕の答えです。
 
モチベーションが湧いて、行動を起こしているわけではなくて、行動をした結果、喜んでもらえたり、褒めてもらえたり、女の子にモテたりなんかして、なんかチョットいい結果が出て、「もっと喜んでもらいたいな」「もっと褒めてもらいたいな」「もっと女の子とイチャイチャしたいな」という気持ちが湧いてきて、その気持ちの名前をモチベーションと呼ぶ、と。
 
つまりモチベーションというのは、「行動の先にあるものであって、厳密にいうと『二歩目のキッカケ』であって、『一歩目のキッカケ』ではない」という話です。
 
「じゃあ、一歩目のキッカケは何なんだ?」という話になるんだけど、これはもう、「なりゆき」です。
 
「たまたま学祭で漫才をやらされることになっちゃった」とか、「お姉ちゃんが勝手にオーディションの紙を出しちゃった」とか、「喧嘩に明け暮れてて、ちょっと試しにアウトサイダーに出てみた」とか、「あまりにもやることがなかったので、ダンス教室に入ってみた」とか、「バイトで厨房を任された」とか。
 
みんな、そんなところから始まって、結果を出していくうちに、モチベーションが湧いてきて、道を極め始める。
 
なので、「モチベーションが湧かないから、やらない」「やる気が起きないから、やらない」というのは、そもそもの前提が間違っていると思うんです。
 
やらないうちにモチベーションなんて湧かないし、やらないうちに、やる気なんて起きない。
 
 

『夢と金』を書くようになって「締切があったら分かりやすく動く」と発覚

 
ここで、西野の話に戻しますが、西野って、なんかすっごいガッツあるイメージありません?
 
次から次へと挑戦して、朝から晩まで働いて…みたいな。
 
僕自身、自分がそういうひたすら稼働するロボットにヨージヤマモトを着せたような人間だと思ってたんです。
 
ところが、自分のダラシナサにビックリしたんですけども、この度、「締切が無かったら全然動かないし、締切があったら分かりやすく動く生々しい人間」だということが発覚したんです。
 
この度、というのは「4月19日に出るビジネス書『夢と金』を書くようになってから」ということです。
 
担当編集者さんからは、「西野さん、そろそろビジネス書の方を…」というのは、ずっと言われていて、僕も「やります」とか言ってたんですけど、余裕で3年ぐらい書かなかったんです。
 
他の出版社さんからもビジネス書の企画をいただいていたのですが、それも「いいっすね〜」とか何とか言って、ぶっちゃけ一回は「書こうかな」と思って、ちょっと原稿を書いていたんですけども、気がついたら、それも途中でやめちゃってました。
 
結局、「やる気」のようなものに頼った結果、3年〜3年半、何も動かなかったんです。
 
それで自分の体たらくに見るに見かねて、担当編集の袖山さんに「まだ書いて無いですけど、書きますんで、Amazonで発売を開始してください」と投げたのが、先月の半ばですね。
 
「Amazonに出すからには、内容欄を埋めなきゃいけないので『はじめに』だけ書いてもらえますか?」と言われて、その場でチャチャっと書いて、お送りして、そこからすぐにAmazonで発売(予約)が始まりました。
 
「まだ一文字も書いていない本の販売を開始する」というのは、出版社さんからすると、前代未聞どころか、「なんてことしてんだ!書けなかったら、誰がどう責任を取るんだ!」というところなんですけども、見城さんがGOを出してくださって(イイ人ですね)、見事に発売が始まりました。
 
で、去年のクリスマスぐらいかな?
 
「ちなみに、4月19日に発売となると、原稿の締切っていつぐらいになるんですか?」と担当編集者さんに聞いたところ、「1月半ばです」と返ってきて、そこで初めて「締切」というものを意識するわけですね。
 
「3週間か…」と。
 
そこから今日に至るまで、僕、最新刊『夢と金』の原稿、メチャクチャ書いているんです。
 
担当編集者さんの元には、ほぼほぼ毎日、西野から原稿がサクサク届いて、まぁ、締切にも間に合いそうです。
 
3年〜3年半逃げ続けてきた男が、たった「締切」を設けるだけで、人が変わったように働きまして、今はもう執筆のリズムができたので、「次、よし次!」という感じで、アクセルブンブンいっています。
 
 

「やる気が出るのを待つ」より「まず締切を作る」が遥かに重要

 
今日、伝えたいことは何かと言うと、「あのモチベーションオバケたる西野ですら、『締切』が無いと動かないんだから、アンタが締切も無しに動き出すわけないだろ」という話です。
 
「やる気が出るのを待つ」なんかよりも、「まず締切を作る」ことの方が遥かに重要で、今回、あらためて「自分の人生にもっと締切を作っていこう」と思いました。
 
ちょっと自分を過信していました。
 
最新刊『夢と金』が凄く良い本になってきたので、是非、Amazonでポチってください。
そして、周りのお子さんに贈ってあげてください。
 
『夢と金』西野亮廣
https://www.amazon.co.jp/dp/4344040503 
 
 

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