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絶望のミルフィーユ ~大阪公演のピンチは続く~ | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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ミュージカル『えんとつ町のプペル』大阪公演、またまた事件が発生
今日は伊坂幸太郎作品みたいなタイトルです。
11月23日(水)にチケットの再販売が決まった驚愕の「補助金問題」もまだ1ミリも片付いていない中、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演に、またまた事件が発生しました。
「事件」じゃありません。「怪事件」です(笑)。
制作の裏側がドラマすぎるので、包み隠さず全部喋りますが、今回の事件の犯人も「あのプロデューサーさん」です!
先に言っておきます。
今日の内容は個人を吊し上げることを目的としているわけではなくて、現状を共有して、ここから大阪公演成功までの逆転劇をお見せすることを目的としているので、「おい!プロデューサー!ふざけんなよっ!」という声は控えていただけると嬉しいです。
皆様から言われなくても、プロデューサーは関係者からみっちり叱られているので、大丈夫です。
#あと僕個人には結構面白がってます
今回は何があったかというと、プロデューサーが稽古場を…
さて。
ミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演で、今回は一体何があったか?
これ、舞台関係者なら震え上がる事件なんですけども……
「プロデューサーが稽古場を押えてなかった」
です。
今、「は!?」と思ったでしょ?
僕も思いました。
舞台をやることは決まっている。
稽古をすることも決まっている。
だけど、稽古場を押えて無かったんです。
「なぜ、そんなことが起きるんだ?」と。
ここで、「舞台制作の手順」を簡単に説明させていただきます。
稽古場って、基本的には一回お引っ越しするんです。
一つ目の稽古場で、台詞や躍りや動線の確認&稽古をして、そこから二つ目の稽古場に移動するわけですが、二つ目の稽古場はチョット広くなってて、そこには本番さながらのセットが建て込まれてるんです。
そこで、キャストや演出陣は本番さながらの動きを確認する…みたいな感じになっています。
二つ目の稽古場に移動した時に「いよいよ本番が近づいてきた感」が出るわけですが、なんと、この度、この二つ目の稽古場を押えてなかったそうです。
そして、これが「うっかり忘れていた」わけではないんです。
もう何ヵ月も前から、スタッフさんから、プロデューサーさんに「稽古場の確保宜しくお願いしますね」と念を押してお願いしていて、プロデューサーさんからも「大丈夫でーす!用意しときまーす!」という元気なお返事をいただいたのですが…用意してなかったそうです。
そして、用意してなかったことを、ずっと黙っていたそう。
もう現場はパニックです。
今、「プロデューサーが実は『アンチ』なんじゃないか?」という疑いが出ています(笑)。
稽古場を用意してなかったことが発覚したのが、今年の9月。
そこから、スタッフが号泣&失禁しながら、大阪中を駆け回って、どうにかこうにか今の稽古場を探したのですが(ステキな場所です)、今の稽古場では、すべてのセットを建て込むことができない(そのスペースが無い)そうで。
で、一昨日の夜、再び、大阪中の稽古場をあたってみたところ、二日間だけ(わずか二日間だけ!)舞台セットを建て込める稽古場が見つかったそうです。
でも、そこに移動するには、今の稽古場のキャンセル料やら、次の稽古場のレンタル料やら、機材の運搬費用が追加でかかってきちゃうから、大阪チームが頭を悩ませていたんですね。
大阪公演の推し活をしている西野。予算問題「預けてください」と言ってみました。
プペルの大阪公演の推し活をしている西野としては、やっぱり、キャストさんや演出陣には余計な心配はさせたくないし、お稽古に集中させてあげたいじゃないですか?
というわけで、「稽古場の予算の問題は僕が必ずなんとかしますんで、僕に全て預けてください」と言ってみました。
自分が、メチャクチャ変なことをしているのは自覚しています。
念を押しておきますが、今回の大阪公演は僕らの会社が主催している公演ではなくて、「プペルをやらせてください!」という申し出を受けて、何度か渋った後に、公演の権利をお渡しして、別の会社さんがおこなっているものです。
「いやいや、でも、公演の権利を販売してるわけだから、結果的にはお金を貰ってるんでしょ?」と思われているそこのアナタ!
それは昨日までの話です!
昨日から違います!!
上演する権利をお渡しして、そして、お金を払っています!
昨日、西野は、大阪公演のスポンサーさんを集めておりました。
生々しい話をします。
昨日は100万円をお渡ししました(笑)
…ごめんなさい。
さすがに我慢できなくなってきたので、一回だけ、吐き出させてください。
「なんでっ!!!?」
…失礼しました。
話を続けます。
昨日、パンフレットを制作されているスタッフさんとやりとりをして、稽古場のスポンサー名をパンフレットに載せられる手配は済ませて、無事に入金したのですが、たぶん、ここから、また色々とお金が必要になってくると思います。
もう応援することは決めたし、彼らを「負けさせない」と決めたので、もう、その辺(予算面)のフォローもしようと思っています…という決意表明でした。
とことんやって、あとは、千秋楽のカーテンコールで、舞台セットの巨大な煙突をバット代わりにして、プロデューサーを追いかけまわしてやろうと思います。
僕、こう見えて、小学校の時に野球をやっていたので、意外と良いスイングするんです。
フルスイングして大阪ドームの屋根を突き破ってやります。
お楽しみに!
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