アホみたいな靴下が1日で1000足売れた理由
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「町おこし」が、ことごとく失敗する理由 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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街づくりを進めるには「ハコ」よりも「人」「コミュニケーション」
この1週間は、ラスベガス→ハリウッド→東京→名古屋→川西という移動に狂った展開を見せておりまして、今僕は兵庫県川西市にいます。
30代中盤あたりから郷土愛のようなものが芽生えてきて、まさか自分が言うとは思わなかったですが「地元を盛り上げる」という言葉を口走るようになりました。
川西はベッドタウンでして、もともと賑やかな街ではなく、ここに住まれている方々も賑やかになることは望んでいないので、当初は、うるさくならないような「美術館」でも作って、県外の方に来ていただこうと考えていたのですが、街づくりの話を進めれば進めるほど、「そうじゃない感(ハコを用意すれば街が盛り上がるわけではない感)」が出てきまして、美術館建設を後回しにしました。
これに関しては、週刊誌の方々が「クラウドファンディングをしときながら、まだ美術館を作ってないみたいですが、どういうことですか?」と半年に一回ぐらいつついてきて、毎度、「クラファンの支援者様には御説明させていただいて、ご納得いただけない方には返金対応させていただきました」と返しているのですが、記憶を司る部位がどうにかなっているのか、また半年後には、「クラウドファンディングをしときながら、まだ美術館を作ってないみたいですが、どういうことですか?」と聞いてくるので、前回あたりからは、コピペで返すようにしています。
次、聞いてきたら、週刊誌のTwitterのアカウントにボット(自動)で毎日メンションを飛ばして、御説明文を送ろうかなぁと思います。
さすがに毎日聞くと忘れないと思うので。
そんなこんなで、僕らがどの順番で街づくりを進めているかというと、まず最初に完成したのは、なんと『スナック』です。
厳密には、昼間はカフェ、夜はスナックです。
『映画 えんとつ町のプペル』や、絵本『みにくいマルコ』にも出てくるスナック『Candy』ですね。これが最初に完成しました。
これは、すごく大きな意味を持った一手で、これがあることによって、街を盛り上げたい人(ここには外の人も含まれます)と、地元の人が、膝を付き合わせて呑んで、「何が必要で、何が必要じゃないのか?」という地元の本当の声を、プロジェクトを進める前にヒアリングすることができました。
そして、その次に出来たのがタコ焼き屋さんと居酒屋さんです。
これは、なんと、僕らが仕掛ける街づくりに合わせて、地元の方が立ち上げてくれた店です。
この店に地元の人と、あとは全国からサロンメンバーさんが集まるようになって、そこで交流が生まれています。
これ、すごく不思議な感じで、「地元の大工さん」って、僕の同級生とか先輩とかなんですけど、その人達とサロンメンバーさんが呑んで、ついには、仕事の発注なんかもし合うようになっています。
サロンメンバーさんの持ち物である大阪のビルの内装工事とかを、川西の大工さんが請けてたりするんです。
そういう関係が、スナックや居酒屋から生まれているんですね。
当然、そこで生まれた「お金」の多くは地元(近所の店)に落ちますから、そうすると徐々に地元が元気になってくるんですね。
街づくりを進める時に優先しなきゃいけないのは、「ハコ」じゃなくて「人」で、もっというと「コミュニケーション」ですね。
やっぱり、これが大切です。
やらなきゃいけないのは「地上戦」
そういう場面を目の当たりにしているので、「次に何を作るのが正解なのかなぁ?」と考えた時に出てきた答えが『自宅』でした。
これから作る街のど真ん中に自分の家を作って、地元の皆さんとたくさん交流して、地元の皆さんと本当の意味で悩みを共有することが大切だと言うことが分かりました。
「ここ、車の通りが多くて危ないなぁ」ということをデータで知るのではなく、肌で感じることが大切で、それをやるから「ここに◯◯を作りませんか?」という提案に説得力が生まれるわけですね。
「まぁ、西野君が言うなら」という。
今、人口が急速に減っている日本では、いたるところで「町おこし」がおこなわれてると思うのですが、そのほとんどが、まるで『シムシティー』のように“神目線”で進められている「町おこし」のように感じます。
でも、たぶんそれじゃ無理なんですね。
町おこしを進めるも、止めるも、「『地元住民の感情』が全て」といっても過言じゃなくて、そんな理屈どおり、計算どおりには『人』は動かないんですね。
やらなきゃいけないのは「地上戦」で、どれだけ忙しくても、リーダーは、式典の時だけ顔を出すんじゃなくて、普段から地元に何度も何度も足を運んで、なんなら住んで、地元の子供達や、オジちゃんやオバちゃんや、爺ちゃんや婆ちゃんと、一緒にタコ焼きを食べたり、ビールを呑んだりして、たくさん話を聞かなきゃいけない。
もう一つ、町おこしに必要なのは「外野の声」
それともう一点。
今、言ったことは、ずっと地元にいる人間なら、そこまで難しくないんです。
子供の頃からそこで生まれ育ち、信用も獲得しているので。
ただ、地元を盛り上げるのに必要なのは、「外の情報」なんですね。
地元にずっといる人間ほど、地元の価値を理解できていないから。
たとえば、今、大阪でIRが進んでますが、僕の海外の知り合いが口を揃えて言っているのは、「日本まで行って、カジノなんてしないよww」なんですね。
「日本は、すごい近い距離に、いろんな観光スポットがあって、美味しいものがたくさんあるんだから、時間とお金はそっちに使うよ」という……まぁ、一行にまとめると「カジノより新鮮なお刺身」というのが、日本の外にいる人の本音です。
でも、ずっと日本に住んでいる人にしてみると、お刺身の異常な戦闘力の高さが分からない。
なので、後回しにしてしまう。
みたいなことが各田舎で起きていて、御多分に漏れず、川西でも、地元の人が景色を壊そうとしていて、外の人が「いやいや、この景色は財産だから、壊しちゃダメだってー」みたいなやりとりが生まれています。
なので、話をまとめると、町おこしに必要なのは、「徹底した地上戦」と「外野の声」の2点という、かなり月並みな結論でごめんなさい。
ですが、これが机の上ではなく、現場で拾ったデータです。
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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
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