NFTプロジェクトをスタートさせてから2ヶ月の数字

2022年10月24日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/408386

NFTを始めて2ヶ月が経ちましたので、現状報告です。 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/408386

 
 

一言でまとめると「上手くいっている」

 
今年の8月29日にNFTプロジェクトを立ち上げて、「ゴミをモチーフにしたモンスターを1日1体ずつ、365日毎日販売する」…というプレスリリースを出してから、2日後か3日後に「やっぱり日曜日は休む」と言い出して、その数日後に、「やっぱり1年は続けない。ハロウィンに終わらせる」という朝令暮改を繰り返し、もうすぐで2ヶ月が経ちます。
 
そんな調子で、「2ヶ月やってみた結果(数字)」と「気をつけていること」や「今後の展望」などを今日は皆様に共有したいと思います。
 
これからNFTを始めようと思っている方や、すでにやられている方の何かのヒントになると幸いです。
 
これまでに「49体」のゴミモンスターのNFTを出しました。
 
トータルの売り上げは「185ETH(イーサ)」です。
 
今、1ETHが大体「19万6000円」ぐらいなので、テキトーに計算してみてください。
 
立ち上げ当初から高い値段がついていて、「まぁ、立ち上げバブルかなぁ」と思っていたのですが、そんなことは無くて、過去最高額となったのは昨日出した『MOMO-GAMACHO』というピンク色のガマグチ財布のゴミモンスターなのですが、こちらがなんと「6.45ETH」です。
 
落ち着くどころか、ゴミモンスターのNFTはハロウィンに向けて、盛り上がっている感じです。
 
ゴミモンスターのNFTとは別で、「心臓ちゃん」のNFTも(こちらは数量無制限で)出していて、1万個単位でしか売れないのですが、現在、最初の1万体は完売して、今、2周目に入っています。
 
なので、1万ウン千体をご購入いただいている感じです。
 
ゴミモンスターのNFTはオークション形式だったのですが、「心臓ちゃん」のNFTは固定価格で、「0.01ETH」です。日本円にすると2000円ぐらい。
 
そして、10月31日にプペルのNFTが「0.01ETH」で1万個限定で出るのですが、こちらはゴミモンスターのNFTと心臓のNFTをお持ちの方の中から、希望される方に「優先購入権」をお配りしていて、今の時点で「優先購入権」が8000枚〜9000枚はハケているので、プペルのNFTに関しては一般発売しても、1分もしないうちに完売となる見込みです。
 
んでもって、ゴミNFTと心臓のNFTをお持ちの方だけが参加できる『チムニータウンDAO』というコミュニティーがあるのですが、こちらの人数が現在「9067名」となっています。
 
NFTを持っている人しか入れないコミュニティーなので、今の国内のNFTホルダーさんの数を考えると、かなり大きなコミュニティーになっています。
 
 
駆け足で「現在の数字」を共有させていただきましたが、一言でまとめると「上手くいっている」です。
 
ここからは、「その結果を出すために、どんなことに気をつけているのか?」という話をします。
 
 

「儲かるか、儲からないか」ではなくて、「面白いか、面白くないか」

 
僕らが特に気をつけているのは「下手な投機筋に参加させない」ということです。
 
「下手な」というところがポイントなのですが、下手な投機筋って、中長期的な取り分を計算せずに、「目先のお金」を優先するので、価格が上がれば喜ぶし、下がれば怒るんです。
 
僕らの目的は「NFTを広めること」と「面白いことをすること」なのですが、「目先のお金」と「面白い」は対極にあるので、「目先のお金」を求める人が増えてしまうと、どんどん「面白い」から離れてしまう。ので、あまり近づけないようにしています。
 
なので、「値上がりしまっせ」みたいな空気は出さないように出さないようにしています。
 
心臓のNFTを数量無制限にしたのも、それが理由です。
 
これはCHIMNEYTOWNという会社が「上場」を目指さないのと同じ理由です。
 
僕はよく「無料公開しまーす」とか「寄付しまーす」とか「飛行機の宿を作りまーす」とか「町を作りまーす」とかやっていますが、ああいうことって、株主がいたら、「そんな儲からないことをするな」と言ってきかねないので。
 
判断基準は「儲かるか、儲からないか」ではなくて、「面白いか、面白くないか」。
 
会社もDAOもそこは同じ理念で進めています。
 
僕はDAOには参加していないのですが、ゴミモンスターのNFTのオーナーさんのインタビュー記事は、外野の人間でも覗くことができるコンテンツで…そこで、「@LYBRA」さんというオーナーさんが、「NFTの売り上げの使い道」についての質問で、「エッジの効いた面白いエンターテイメントに使われることだけが望みです。『面白い』の要素が少ないただ優しい雰囲気のことにフワッとぼんやり使われて、何に使ったか分からないままお金がなくなった…みたいなことだけはしたくない」とお話されていて、僕も全く同意見です。
 
先日、サロンメンバーさんやDAOのメンバーさんには、お金の使い方を提案させていただきましたが、基本的には、「世界で戦えるコンテンツを作る」のではなくて、「世界で戦えるコンテンツを買う」という方向で進めた方が結果的に面白い未来が待ってそうです。
 
ここに関しては、最初、若干疑問を持たれていた方が多い印象です。
 
「自律分散型組織なんだから、自分達で作ろうや!」的な。
 
それに対して、ラスベガスからお届けしている世界のNISHINOが「あんた達は世界で戦えるコンテンツが生まれる現場を知らないから、そんな寝言が言えると思うんだけど、素人が100万に集まっても、世界で戦えるコンテンツは生めません」という卑劣極まりないコメントを出して大いに反感を買ったのですが、最近は少しずつ「やっぱ、多数決では面白いものは生まれないよね」という風が吹き始めています。
 
皆、どういうわけか「自分はハーバード大学には入れない」ということは分かるし、「自分は100メートルを9秒台で走れない」ということは分かるのですが、「エンタメなら作れる」と思っちゃうんです。
 
ですが、エンタメって一大産業なので、世界中の才能とお金と思惑と利権が大集合しているので、簡単には割って入れないんですね。
 
倍率でいうと、当然、ハーバード大学に入る方が遥かに簡単です。
 
これからDAOとかを作られる方は、たぶん、ここの壁に当たると思います。
 
「自律分断型組織なんだから、自分達でゼロから作ろうや」という力が思っている以上に強いので。
 
なので、最初から「俺たちはディズニーではなくて、オリエンタルランドやUSJを目指すんだ」と掲げておいた方が、変な摩擦が起きなくて済むかもしれません。
 
そんなこんなで、明日からは『ケズリッチ』という鉛筆削りのゴミモンスターが登場します。
 
泣いても笑っても、ゴミNFTファーストシーズンのラストのモンスターです。
 
興味がある方は是非、覗いてみてください。
 

 
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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!

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