「楽して稼ぐ」に目が眩んだヤツ、全員貧乏になった

2022年09月06日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/383060

「楽して稼ぐ」に釣られたヤツ、全員貧乏になった。 | 西野亮廣(キングコング)「#キンコン西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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「青汁王子」こと三崎優太さんが本当に魅力的だった

 
僕、月に2度、僕の友人や仕事でお世話になっている方を自宅にお招きして、お酒を呑みながら、アレやコレやと話す『スナック西野』というYouTubeの有料チャンネルをやっているんですけども、そこに先日、「青汁王子」こと三崎優太さんが来てくださったんです。

今、無料版の方もYouTubeにアップされているので是非、観ていただきたいのですが、「この方は本当に魅力的だなぁ」と思ったんですけども、中でも凄く印象に残っているやりとりがあって…三崎さんって、当時、オンラインサロンのことをボロカスに言っちゃったんですって。
 
くれぐれも「キンコン西野のオンラインサロン」というわけではなくて、「オンラインサロン」というものに対して、特に、「経営者がオンラインサロンをやるのって、どうなの?」と。
 
「経営者なら実業に集中しろよ」という、つまるところ、経営者の矜持を三崎さんは当時振りかざしていたらしいんです。
 
僕は、いろんな考えがあっていいし、そうやって考える人もいていいと思うんです。
 
しいて気になる点があるとするのであれば、自分の生き方、考え方、あるいは仕事術を販売することを否定してしまうと、たとえば、「出版」というアクションに矛盾が生じること。
 
「オンラインでやっているか、オフラインでやっているか?」の違いだけで、やっていることは同じなので。
 
なので、「自分の首を絞めてしまう」というリスクはありますが、ただ、「オンラインサロンってどうなの?」と考える人がいていいと思っています。
 
ただ、三崎さんが本当に素敵なのは、そのYouTubeの中で言っていたんですけど、「僕、当時、オンラインサロンのことをボロカスに言っちゃったんですけど、ぶっちゃけ今、メチャクチャやりたいんですよ」と(笑)。
 
「だけど、言っちゃった手前、やれないじゃないですか〜」と頭を抱えてらしたんです。
 
なんか、もう、人間っぽくて最高だと思いませんか?
 
人間の「業」というか、そういうものが剥き出しになっている。
 
本来、これって「芸人」の仕事だと思うんです。
 
「あの時、カッコつけて言っちゃった俺を笑ってください」というのは。
 
だけど、オンラインサロンに関しては、芸人の方が芸人っぽくない立ち振る舞いをしていて、当時、散々イジっていたくせに、今、静か〜にやってるじゃないですか?
 
さも、「当時、僕は、そんなこと言ってませんよ」みたいな顔で。
 
クラウドファンディングにしてもそうですが。
 
「そこは芸人だったら、逃げ回ってないでネタにしろよ」という話で、それを三崎さんはやられていて、すっごく素敵な方だなぁと思いました。
 
 

インフルエンサーでもない人のオンラインサロンは全滅

 
さて。
 
ここから、「なぜ、三崎さんの中にオンラインサロンという選択肢が芽生えたのか?」ということを考えたいのですが、答えは結構明らかで、すっごく簡単な言葉で説明すると「インフルエンサーにもなったから」というところだと思います。
 
経営者の選択肢にはオンラインサロンはなかったけれど、インフルエンサーの選択肢には入っていて、それが目につき始めたのだと。
 
それはすごく自然なことで、やっぱり「経営者の戦い方」と「インフルエンサーの戦い方」って違うんですね。
 
三崎さんは両方を持たれているわけですが、やっぱり「インフルエンサー」は自分個人に注目を集めて、自分個人に集まった注目を絡めて、いろんなサービスを展開していく生き物なんです。
 
それ自体、僕、何も間違ってないし、何もセコくないと思っていて、古くは、アーティストがライブタオルを売っていたり、ファンクラブをやっていたりするのも、そうじゃないですか。
 
個人に集まった注目を絡めたサービスなんて千年前からあります。

そこに手をかけられた三崎さんが、「ああ、これも仕事になるんだな」と考えられるのは至極自然なことだと思うんです。
 
ただ、すごく感じるのは、三崎さんは、たしかにその選択肢を持たれたと思うのですが…、
 
有名人でも、インフルエンサーでもないのに、有名人やインフルエンサーみたいな立ち回りをしている人っているじゃないですか?
 
「いやいや、それは注目が集まっていることが前提のサービスだよ」みたいなことを、世間一般的には何者でもないオジサンがやったりしている。
 
僕も学生時代、「ラジオごっこ」とかやったので、「趣味」の範疇であればすごく共感できるますし、「インフルエンサーになって、ビジネスを展開するヤツ」を目指して、日々発信されている方は理解できるどころか、尊敬しかないのですが、そうじゃなくて、すでに「大インフルエンサー」になっているかのように立ち回る人っているじゃないですか?
 
一時期(今もいるのかなぁ)、「オンラインサロンをやりたいオジサン」が大量発生したことがあって、オンラインサロンなんて影響力だけじゃなくて、統率力とか、コミュニティー運営能力やらアレもコレも持ち合わせていなきゃいけないわけで、「絶対に無理」と言ったのですが、皆、ものの見事に「やってみなくちゃ分からないじゃないか」と言って、ものの見事に全滅しました。
 
Facebook広告でもよく「オンラインサロンで成功する方法を教えます」みたいなセミナー広告が流れてましたけど、大嘘もいいところで、「じゃあ、成功事例を出してみろよ」という話です。
 
 

誰でもできることを、誰よりもやれ

 
ただ、そういう広告が流れているということは、「ホイホイ釣られる人が多い」ということですよね。
 
僕、よく「手堅いことをしろ」と言うんです。
凡事徹底です。
 
「誰でもできることを、誰よりもやれ」と。
 
結論、影響力なんてものを持ち合わせていない人は、誰でもできることを、誰よりもやるしかないんです。
 
だけど、皆、それは聞かないんです。
 
ただやるだけでいいのに、やらないんです。
 
皆がやるのは、「影響力も無いのに、インフルエンサーみたいなことをする」です。
 
皆さん、書店に出回っている本に騙されないでください。
 
断言しますが、「無駄な努力を省く方法」は確実に存在しますが、「努力せずに成功する方法」なんかありません。
 
「耳が痛いアドバイス」を愚直に実行してみてください。
 

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