意外と知られていないYouTubeの広告表示の話

2022年07月09日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/352918

意外と知られていないYouTubeのルール変更 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/352918

 
 

ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の全編無料動画に広告が入ってる訳

 
今日は『意外と知られていないYouTubeの広告表示の話』というテーマでお話ししたいと思います。
 
YouTubeの大幅なルール変更から1年が経ったのですが、このルール変更が視聴者さんサイドに浸透していないようなので、あらためて、お伝えします。
 
先日、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』をYouTubeで全編無料公開しました。

現時点での再生回数が『17万回』となっているのですが、「再生回数」なのでドンブリ勘定ではあるものの、「一つのミュージカルが17万人の方に観られている」というのは、凄いことです。
 
あと、面白いのが、こちらの動画の特徴は「観られ続けている」というところですね。
 
たとえば『毎週キングコング』だと、動画公開から1日〜2日で20〜30万回いって、あとは止まるのですが、このファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の全編無料公開の動画は毎日コツコツと再生されています。
 
ちょっと面白い動きを見せている動画です。
 
さて、この『えんとつ町のプペル』の全編無料動画に関して、いくつか質問が届いていたんです。
 
質問内容は「どうして広告を付けたのですか?」というものです。
 
中には「無料公開とか言っておきながら、広告で稼ぐつもりだろ」という声もありました。
 
これ、「YouTubeプレミアム」に入っている人は、広告がカットされているので分からないかも知れませんが、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の全編無料動画には、広告が入っているんです。
 
ここで、僕のことをよく知っている人からすると、疑問があると思うんです。
「え? 西野がそんなことをするっけ?」という。
 
「いつも満足度を優先する西野が、なんで、ミュージカルの途中に広告を?」と。
 
この件に関して、ご説明させていただくと、去年の6月1日からYouTubeの大幅なルール変更があったんです。
 
 

YouTube上にアップした全ての動画に、広告を付ける決定権はYouTube側にある

 
YouTube側からですね…
 
「YouTube は、プラットフォーム上のすべてのコンテンツを収益化する権利を有しており、YouTube パートナープログラムに参加していないチャンネルの動画にも広告が表示される場合があります。」
 
という発表があったんです。
 
「YouTubeパートナープログラム」というのは何かというと、YouTubeって、「登録者数1000人以上。直近12ヶ月間の総再生回数が4000回以上」という基準をクリアしたチャンネルは、審査の対象なり、審査が合格すればYouTubeパートナーとして「収益化」が認められるです。
 
ただ、繰り返しになりますが、去年6月にあった発表では、「YouTube は、プラットフォーム上のすべてのコンテンツを収益化する権利を有しており、YouTube パートナープログラムに参加していないチャンネルの動画にも広告が表示される場合があります。」
 
となっていて、要するに、「YouTube上にアップした動画は全てYouTubeのもので、広告を挟む挟まないの決定権は全てYouTube側にあって、『登録者数1000人以上。直近12ヶ月間の総再生回数が4000回以上』という基準を満たしていないチャンネルの動画にも広告を挟むことがあるから、そこんとこ、ヨロシク!」です。
 
なかなか乱暴なルール変更ですが、これは、無料で散々使わせて、ついに業界の独占に成功した大手企業がやる常套手段です。
 
で、この乱暴な発表は、まだ少し濁している部分があって、それは何かというと、「YouTubeサイドが勝手に挟んだ広告の収益は、動画制作者には還元されない」というものです。
 
広告を付ける意思がない動画にも、勝手に広告をつけられて、そして、その広告の収益が全額YouTubeがもってっちゃうんです。
 
でも、広告をつけたくない場合ってあるじゃないですか?
 
これに関して、YouTube側は「動画投稿者が広告掲載を拒否する選択肢はありません」とハッキリと言っちゃってます。
 
これで、「どうして広告を付けたのですか?」や「無料公開とか言っておきながら、広告で稼ぐつもりだろ」というご意見が少しズレていることがご理解いただけたかと思います。
 
ちなみに、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』のチャンネルは、収益化の基準がとっくにクリアしていますが、全ての動画に自分達からは広告をつけていないので、YouTubeの広告収益は1円も受け取っていません。
 
「1億6000万円かけた動画をYouTubeにアップして1円も受け取らない」という変態プレイです。
 
 

YouTubeのルール変更は全員が知っておかなくちゃいけないこと

 
話を戻すと、今起きている問題というのは、「YouTube側は問答無用で広告をつけて、問答無用でつけた広告の収益は全てYouTube側に入る」というルール変更が、動画制作者にしか浸透していないということ。
 
これによって、「ちょっと○○さん。なんで、この動画で広告を挟むのさ」という不満がアチコチで発生する。
 
だって、場合によっちゃ、謝罪動画で広告が挟まれるケースもあるかもしれないわけで、その時は、「なんで、謝罪しながら稼いでんだよ」という不満が生まれる。
 
だから、今日のような内容は、全員が知っておかなくちゃいけないことだと思ったので、ルール変更から一年が経ったこのタイミングで、あらためて、お話しさせていただきました。
 
 
最後に。
 
「広告を挟む意思がないのに、広告が挟まれてしまうことについて、西野はどう考えているのか?」というところを、お話しさせていただくと…「仕方ない」と思っています。
 
「そこに不満があるのであれば、YouTubeを利用するなよ」という話で、これに関しては、それでも利用するメリットが動画制作者側にあるわけだから、「ルールブックとなった企業の勝ち」だと思っています。
 
先ほども申し上げましたが、「無料で利用者を増やして、市場を独占した後に有料に切り替える」は、どこの業界でも普通にある話なので、それが嫌なら、「やあやあ我こそは」と名乗りをあげて、相手を力でねじ伏せて、自分が「ルールブック」になるしかない。
 
そんなもんだと思っています。
 
 

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