詐欺師と会った感想
チームの問題のほとんどは「人間関係」
先日、ニューヨークマンハッタンでフィジカルセラピー(理学療法、日本だと接骨院のようなもの?)をやられているサロンメンバーさんとお話しさせていただいたのですが、そこでの話がとても面白かったので、共有させていただきます。
『ニシノコンサル』なるものをやっているので、コロナの影響や、時代の変化などなど様々な理由で、新事業を立ち上げられる方のお話を聞かせていただく機会が少なくありません。
冷静に考えるとそれは「必要に迫られて」やるわけで、「このジャンルなら誰にも負けないから、やる!」とは少し違います。
「コロナでお店に来るお客さんも減ったし、オンラインビジネスでもやった方が…」といった感じがほとんど。
中には、スンナリといく人もいますが、まぁ、大半は「得意でも何でもないこと」をやっているので、なかなか一筋縄にはいきません。
「オンラインで一人でやる」となると、敵は、HIKAKINさんだったり、ホリエモンさんだったり、ひろゆきサンだったり、カジサックだったり、オリラジ中田君になるわけで、オンライン一騎討ちはどう考えても分が悪い。
兵法の基本は「戦わない」で、さいあく戦うことになったら「確実に勝てる相手と戦う(確実に勝てる状況で戦う)」です。
『ニシノコンサル』では、「一か八かの勝負はやめましょう!」と、よく言っています。
「貧すれば鈍する」というやつで、追い込まれた人は博打に走る傾向があります。
そんなこんなで、僕の「○○をしましょう」という提案は、いつも地味で、面白味にかけて、クライアントさんは(声に出さないまでも)「え? そんなこと?」と少し落胆しているようにも見えます。
そんな中、今回のクライアント(サロンメンバー)さんです。
いろいろな事情があって、新しい事業を始める(新しい収益源を確保する)ことを決められたわけですが、話を聞いていると、これまで仕掛けたアクションは、“オンライン一騎討ち”寄りのアクション(インフルエンサービジネスみたいなやつ)が少し多めでした。
「敵が強すぎるし、多すぎる(しかも次から次へと誕生する)戦場なので、そこにうって出るのは(個人プレーは)辞めて、もっと、『チーム』や『癒着』や『コミュニティー』に目を向けましょう」とお話をさせていただきました。
強い結束(癒着)で生きる「印僑」や「華僑」を見習った生存戦略ですね。
「コミュニティー」の話はいつもしているので、今日は、それよりワンサイズ小さい「チーム」の話にスポットを当てたいと思うのですが…
(続きはこちらから【連載「革命のファンファーレ~現代の労働と報酬」】)
【西野亮廣】「仕事を決めてから、“その仕事に向いている人”を選ぶ」と、エラーが起こる時代!?──連載「革命のファンファーレ2」Vol.44
https://goetheweb.jp/person/article/20220527-nishino_akihiro_44