マスクを外す気がない国でどう生きるか?

2022年04月25日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/314261

マスクを外す気がない国でどう生きるか? | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/314261

 
 
正義と正義のぶつかり合い

 
今日は『マスクを外す気がない国でどう生きるか?』というテーマでお話ししたいと思います。
 
僕、「お願いだから、やめて」とお願いしているのに、「いやいや、でも〜」とか言いながら、やり続ける人が超苦手なんですね。
 
「差し入れやめて」と言っているのに、「差し入れする側の気持ちも考えろ」と言っちゃう人達や、「肉は自分で焼くから」と言っているのに、「いやいや、美味しいタイミングがあるから〜」とか言いながら、肉を焼く『焼肉奉行』だとか。
 
「肉の食べ頃と、コッチの食べたい頃は違うだろ」という話が、まるで伝わらない。
 
あとは、「自分でやるから」と言っているのに、「いやいや〜」と言いながら、料理をよそう人。僕がその料理を、どれだけ食べたいかなんて、僕にしか分からないじゃないですか?
 
もしかすると、食事制限している最中かもしれない。
 
だから、「やめてください」と言っているのに、「いやいや〜」と言いながら、グイグイくる人。
 
こういう人がメチャクチャ苦手なんですね。
 
 
こういう話をすると、「相手のことも考えろ」という意見が飛んできたりするんですけども、送る側(サービスをする側)が相手のことを考えるのはメチャクチャ分かるんですけども、送られる側(サービスをされる側)が、「やめてください」という悲鳴を上げているのにもかかわらず、相手のことを考えなきゃいけない理由が僕には1ミリも分からないんです。
 
 
被災地の方が、ようやく瓦礫を撤去したのに、そこに千羽鶴をジャンジャン送られてきて、「気持ちは嬉しいのですが、それをまた撤去しなきゃいけないからやめてください」と言っているのに、「送る側の気持ちを考えろ」と言っちゃう人いるじゃないですか?
 
ああいう人の気持ちが全く理解できないんですね。
 
セクハラをしている人間が「セクハラする側の気持ちも考えろ」と言っているような感じです。
 
でも、焼肉奉行も、鍋奉行も、差し入れハラスメントの人も、千羽鶴ハラスメントの人も、「正義」で動いているじゃないですか?
 
いろいろ考えた結果、「千羽鶴を送ろう」となったわけで、そういう人に何かを言っても、なかなか届かないんですね。
 
悔しいかな、これは正義と正義のぶつかりなので、折り合いがつくことはない。
 
 

「ゼロコロナ派」と「ウィズコロナ派」の平行線

 
コロナのマスクの問題もそうだと思います。
 
いろんな国が屋外でのマスク着用は無しにしている中、日本では、今も(外でも)マスクを着用していて、マスクを着けていなかったら「あの人…」と指をさされちゃう。
 
これって「海外から遅れている」というよりも、もう「コッチに進んだ」という理解でイイと思っていて、それは「居酒屋で呑む」という行為もそうですね。
 
「お酒とコロナに何の関係があるの?」と言いたいところですが、「あいつ、コロナなのに、お酒を飲んでやがる」という人は一定数いる。
 
当然、そういう人達がいるところで、居酒屋経営は難しいですよね。
 
大声で集客しようものなら、「コロナなんだから、店を開くな!」という人が出てくるので。
 
これも悲しいかな、正義と正義のぶつかり合いで、「コロナだから、徹底的に外に出ない」と決めている人からすると、マンボーが明けたからといって、外に呑みに出る人は許せないんですね。
 
「俺も我慢しているんだから、お前も我慢しろ」という理屈で。
 
 
で、今の日本を見る限り、どうやら、これ、延々と続きそうじゃないですか?
 
「コロナとお酒の相関関係が無いことがわかったので、今日で終わり!」とはならなさそうですよね。
 
こと日本においては、「ゼロコロナ派」と「ウィズコロナ派」の平行線は未来永劫、辿るような気がしています。
 
じゃあ、そんな国で僕らはどう生きていけばイイのか?
 
解決方法は何かないのか?
 
 

生き延びるために「価値観」で町を選ぶ

 
この問題に対して、僕から提案なんですけども、、
 
そもそも「ゼロコロナ派」と「ウィズコロナ派」が同じ地域で暮らしていることが問題だと思っています。
 
要するに、「居酒屋を開けたい」という人と、「こんな時期に居酒屋を開けるな」という人が、『混ぜるな危険』で、同じ場所に住んでいるのが問題であって、「居酒屋を開けたい」という人は、「どうぞどうぞ店を開けてください。僕も飲みに行きますんで」という人しか住んでいない地域で店を出せばいいと思うんですね。
 
で、そんな地域は存在しないので、極端な話、ウィズコロナの人が1箇所に引っ越して、「ウィズコロナタウン」を作ればイイと思います。
 
ちょっと現実的じゃないかもしれませんが、僕、まぁまぁ真面目に言っていて、コロナの件に限らず、冒頭の「差し入れ」の問題もしかり、これからは価値観の違いがモロに出てくるので、町というのは「利便性」で選ぶのではなくて、「価値観」で選べるように(価値観で分かれるように)なればイイと思っています。
 
というか、そうするしか生き延びる術は無さそうです。
 
 
すでに、オンライン上では、それが起きていますよね。
 
メタバースや、オンラインサロンが、それです。
 
あれを、メチャクチャ頑張って、オフラインにも持ち込めたら最高だなぁと思ってて、「いやいや、そんなの無理でしょ」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、今、僕、町を作っているのですが、その町は今、ジワジワと「価値観」で人が集まってきているんですよね。
 
だから、「価値観や理念で住み分ける」というのは全くない話でもなさそうです。
 
当然、緊急事態宣言やマンボーが出たら、それは守った上で、それ以外の自主規制や他人の目が働かない「ウィズコロナ特区」みたいなものを作ればイイんだろうなぁとボンヤリと思っています。
 

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CHIMNEYTOWNのホームページを、
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★iPhoneの場合
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★Androidの場合
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【注意】
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