ありもしない問題に向き合うコトってあるよね

2022年04月13日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/308141

『サラダマック問題』から学ぶ「存在しないお客さん」 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/308141

おはようございます。
 
今日は「ありもしない問題に向き合うコトってあるよね」というテーマでお話ししたいと思います。
 
本題に入る前にお知らせをさせてください。
 
 

お知らせ!「キンコン西野と学ぶオンライン勉強会『DAO』って何?」1万700名突破!
 

コチラはすでにアーカイブ配信となっているのですが、「キンコン西野と学ぶオンライン勉強会『DAO』って何?」の参加者が、「1万700名」を突破しました。
 
コチラは、ブロックチェーンに詳しいエンジニアが、
技術に詳しくないスタッフ、そしてお客さんにわかりやすく説明する
ビットコインやブロックチェーンの初心者に優しい勉強会となっております。
 
内容は、ビットコインをはじめとして、ブロックチェーンやNFTについて簡単にまとめた(復習した)あと、「DAO(自律分散型組織)」について勉強します。
 
仕組みを学ぶための勉強会ですので、「儲かる」とかそういう話は一切ありません。
 
仮想通貨(暗号資産)やブロックチェーンの未来について興味がある方は、ぜひご参加ください!
 
チケットは800円です。
参加ご希望の方は、「キンコン西野 DAO」で検索してみてください。

 
よろしくお願いします。
 
 

お知らせ!「【教えて西野先生】親子で学ぶ!とっても大切なお金の話2022」参加者1350名突破 !
 

そして、もう一点。
 
5月21日の20時から開催するオンライン勉強会『【教えて西野先生】親子で学ぶ!とっても大切なお金の話2022』の参加者が「1350名」を突破しました。
 
僕は、自分で会社を起こして、資金繰りをして、作品や商品を作って、売って、従業員を雇って…という活動をしているのですが、この活動は「お金」の問題と常に隣合わせなんです。
 
そして、そこでは「お金の勉強をしていない人の弱さ」を見る。
お金の勉強をしていない人が、自分や、まわりの人達を不幸にしていく様を、まざまざと見るんです。
 
やっぱりこのあたりの心配は拭えないので、今回、久しぶりに手を挙げてみました。
 
こちらはFacebookグループを使った勉強会になるので、参加者の方の声を拾いながら、授業を進めて行きたいと思います。
 
アーカイブは6月30日まで残りますので、当日参加できない人でもお楽しみいただけます。
 
チケットは「800円」です。
参加ご希望の方は『BASE 煙突屋』で検索してください。


よろしくお願いします。
 
 

先日こんなコメントをいただきまして・・・
 

そんなこんなで本題です。
 
今日は「ありもしない問題に向き合うコトってあるよね」というお話しです。
 
昨日、少し面白いことがあったのですが、これって、僕らの生活で時々あるよなぁと思ったので、共有させていただきます。
 
もはや都市伝説みたいになっているマクドナルドの『サラダマック事件』って知ってますか?
 
知っている人も多いと思うので、ここでは触りだけサクッと紹介すると、今から15年ほど前にマクドナルドで『サラダマック』というのが発売されたんです。
 
この『サラダマック』誕生のキッカケは「お客さんの声」で、お客様アンケートをとったところ、「ヘルシーなハンバーガーを食べたい」とか「マクドナルドはヘルシーじゃないから、行かない」みたいな声があまりにも多かったので、「ならばヘルシーなバーガーを作ろうじゃないか!」ということで開発&販売したところ、ビックリするぐらい売れなかった…という事件です。
 
お店側からすると、「あんたらが言うたんちゃうんかい!」というところだったと思うのですが、お客さんの本音の本音は「ヘルシーなものを食べたかったら、そもそもマクドナルドには来ないっす。マクドナルドに来たからには、コテコテのやつ、食べたいっす!」だったんですね。
 
もう、とんでもないハメ技を喰らったわけですね。
 
まぁ、今日は、そんな話なんですけども…
昨日、ウチの後輩が持っているYouTubeチャンネルのログインパスワードをゲットしたので、そのままチャンネルをハックして、夜中に生配信してみたんですね。
 
べつに「嫌がらせ」でチャンネルを乗っ取ったわけじゃなくて、昨日、乗っ取ったチャンネルというのがミュージカル『えんとつ町のプペル』のチャンネルなんですね。

 
先に言っておくと、チャンネル名が英語表記で『Poupelle The Musical』なんですけども、これ、何故、英語表記になっているかというと、先々、海外に仕掛けていくのもあったり、現時点でも、海外のスタッフに動画を共有する時はYouTubeが一番都合が良いので、英語表記になっていたりします。
 
ただ、当然、日本語で「プペル ミュージカル」で検索すれば出てくるようにはなっています。
 
で、来る「7月3日の19時」から、このチャンネルで、子供からお爺ちゃんお婆ちゃんまでが楽しめる動画が流れるので、「そういうのがありますよ〜」という宣伝を兼ねて、生配信をしてみたんです。
 
すると面白いことがありまして、コメント欄に「プペルの英語のスペルが分からない」というコメントが届いたんです。
 
確かに、プペルのスペルって『Poupelle』で、ちょっと複雑なんですね。
ローマ字表記ではない感じです。
 
で、その方が言うには「日本人は、英語アレルギーがあるので、スペルが難しいと、このチャンネルを検索する時に困ると思います」と。
 
そこで、ちょっと引っかかったんです。
 
「『プペル ミュージカル』(カタカナ)で検索できますよ」というのが僕の言い分というか、答えですね。
 
それに対して、「英語で検索したい人が困ると思います」というんです。
 
 

「お客さんが創造する問題」には要注意
 

僕が思ったのは、「英語表記を使う場面、いつ?」ということと、「そもそも『英語で検索したい人』って誰?」ということです。
 
たとえば、「パイレーツ・オブ・カリビアン」をYouTubeで検索する時に、「英語の正しいスペル」を知っておく必要あります?僕、カタカナで検索するんです。
 
「梨泰院クラス」も「イテウォンクラス(カタカナ)」で検索します。
 
僕らが海外のものを検索する時って「カタカナ検索」は普通に使うし、サービス提供側も、それこそ「Voicy」とかも「カタカナ検索」「ひらがな検索」に引っかかるように設計するじゃないですか。
 
それで生活が回っているのに、「英語のスペルが難しいから困る人がいると思います」というのって、誰が、いつ困るんだろう?
 
たぶん、誰も困らないんです。
でも、こういう声って、会社やお店をやっていると必ずあるんです。
 
で、「お客さんから、こんな声が届いてました」となって、工数を割いて、対応したりするのですが、「本当に対応しなきゃいけない問題なのか?」はキチンと考えた方がいいですよね。
 
本当に困っている人がいるのか?
それとも、お客さんが、実際には存在しない「困っている人」を創造したのか?
 
もし、後者であれば、対応するだけ無駄ですよね。
だって、そこには困っている人なんていないんだもん。
 
昨日、コメント欄には、こういうコメントもあったんです。
「『カタカナ表記でも辿り着きますよ』というアナウンスを出しておけばいいんじゃないですか?」
 
いる?
 
『呪術廻戦』のホームページに、「漢字が難しいので『じゅじゅつかいせん』と平仮名で検索していただいても出てきます」というアナウンスあります?
 
「ありもしない問題」に応えると、そういう「誰も求めていない解決策」を出すことになって、そこに、会社や店の工数が割かれてしまう。
 
なので、「お客さんが創造する問題」には要注意です。

 
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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合 →画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
★Androidの場合 →画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
【注意】 LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
 

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