「ウケるアドバイス」と「効くアドバイス」は違うよね

2022年01月19日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/265751

「お客さんにウケるアドバイス」と「効くアドバイス」は違う | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/265751

今日は『「ウケるアドバイス」と「効くアドバイス」は違うよね』という話をしたいと思います。
 
「こういう事情を知った上で、インプットした方がいいよね」みたいな話ができればいいかなぁと思っております。
 
本題に入る前にお知らせです。
 
 

お知らせ!『プペル~天明の護美人間~』まもなく終了、急げ!
 

1月20日まで、市川海老蔵さんファミリーが総出演する新作歌舞伎『プペル~天明の護美人間~』があります。

プペル~天明の護美人間~|新橋演舞場|歌舞伎美人

https://www.kabuki-bito.jp/theaters/shinbashi/play/737

https://l-tike.com/play/mevent/?mid=610331

泣いても笑っても、プペル歌舞伎は、明日で終わりでございます。
 
今日はチケットがとれるのでしょうか?
 
ちょっと分からないですが、キャンセルとか出ていたら、絶対にゲットしてみてください。
 
海老蔵ファミリーと、ファミリーの神輿を担ぐ役者の皆様と、スタッフの皆様の仕事が本当に最高なので、この機会に是非、すべり込んでください。
 
チケットは、「チケットWeb松竹」で検索してください。

http://www1.ticket-web-shochiku.com/t/

よろしくお願いします。
 
 

お知らせ!『毎週キングコングin日本武道館』チケット発売中
 

そして、もう一点。
 
2月28日に日本武道館で我々キングコングの単独トークライブ『毎週キングコングin日本武道館』がございます。

いつもYouTubeでやっている「毎週キングコング」を、ライブでやっちゃおうというもので、最初から最後までキングコングしか出てこない極めてシンプルなイベントです。
 
武道館で、フリートークで、ただただ笑わせる…というストロングスタイルです(笑)
 
「プレイガイド独占先行」「ローチケプレリクエスト先着販売」という形でスタートします。
 
ローチケで、「キングコング」と検索してください。

https://l-tike.com/st1/220228-kbtk/sitetop

キングコングが武道館でライブをするのは今回が最初で最後なので、この機会に、是非、ゲットしてみてください。
 
よろしくお願いします。
 
 

僕は、現場によって「話の調合」を変えています
 

さて。
 
今日は『「ウケるアドバイス」と「効くアドバイス」は違うよね』という話をしたいと思います。
 
これは、現場で僕がいつも味わっている話です。
 
皆さん、ご存知ないかもしれませんが、僕、国内最大の広告大賞みたいなのを受賞しているんです。
 
「さっそく広告できてねぇじゃないか」というツッコミは無しでお願いします。
 
一応、世間的には「仕掛けるのが上手い人」みたいな扱いになっておりまして、そっち関係の相談もよく受けています。
 
企業さんや、個人事業主さんや、クリエイターさんのコンサルですね。
 
一方で、
 
僕は、ときどき、講演会のお仕事をさせてもらっていて、世のビジネスマン相手に、生意気にアレやコレやと語っています。
 
このVoicyでも、主にビジネスに関することを、毎朝アレやコレやと喋っています。
 
個人に向けて話をする時と、不特定多数に向けて話をする時があるわけですね。
 
これ、「それぞれの現場で同じような話をしているか?」というと全然違っていて、厳密に言うと、調合(話の割合)が違っていて、個人相手に話をする時は「効き目のある話9割で、ウケる話1割」に対して、その他大勢に話す時は「効き目のある話6割で、ウケる話4割」なんです。
 
「いやいや、不特定多数を相手にする時も仕事としてやってるんだから、効き目のある話9割どころか、10割でいけよ」と思われるかもしれませんが、実際のところは、それだと成立しないんです。
 
というのも、ほとんどの人が求めているアドバイス(広告の打ち手)は、「最小コストで、最大リターン」なんですね。
 
なんか、「裏技」や「必殺技」や「抜け道」のようなものを求めていて、その技が鮮やかであればあるほどイイ。
 
皆、「その手があったかぁー!」みたいなのを望んでいるんです。
 
でも、実際にビジネスの現場で効くのは「挨拶に行く順番を間違えない」とか、「ご近所付き合いをキチンとしておく」とかなんです。
 
実際のところは、「そんなサービスを始めることを、俺は聞いてない!」や「アイツに挨拶に行っているのに、俺のところに来ないのはどういうわけだ!」から始まる攻撃や、ご近所付き合いをしていれば飛んでこなかったクレームに悩まされるんです。
 
店舗ビジネスをやっている方なら、よくよくご存知だと思います。
 
本当に、「たったそんなこと」でビジネスの腰を折られてしまうんです。
 
ただ、講演会やVoicyで、「ご近所付き合いはキチンとしましょう」という話をしても、100%スベるし、ダレるんです。
 
「そんなの、誰でも知ってるよ」という。
 
皆が欲しいのは、「知らない、鮮やかな、逆転の一手」なんです。
 
でも、本当に大事なのは、「誰でも知っているようなこと」なんです。
 
 

メディアで求められるアドバイスは、現場では通用しない
 

皆、誰でも知っているようなことをやらないから、やった方がいい。
 
たとえば、ライブの集客に悩んでいる人ならば、チケットが入っているカバンを四六時中首からブラ下げて、呑んでいる時に「それ何?」と言われた時に、「今度、ライブをやるんですけど、チケットが売れてなくて…」と話して、そこでチケットを手売りした方が、「何もしないよりもイイ」ということは誰でも分かっているけど……、じゃあ、実際にそれをやっているアーティストって、どれぐらいいますか?
 
いないですよね。
 
誰でも知っていることを、誰もやらないんです。
 
それに対して、「やりましょうよ」というのがコンサルで、それを話すと「そんなことは知ってるよ」という感想を持たれてしまうのが講演会です。
 
なので、コンサルをさせていただく時に、大技を求めて来られた方には、時々ガッカリされるんです。
 
でも、僕のまわりにいる経営者の方って、誰一人として大技を繰り出していないんです。
 
基本的には「凡事徹底」で、「誰でもできることを、誰よりもやる」というスタイルです。
 
なので、講演会に参加したり、ビジネス書を読んだり、こういった音声メディアに触れる際は、「大衆向けの発信は、パフォーマンスが含まれている」という前提でいた方がいいと思います。
 
時々、メディアに登場している、よく分からない経済評論家みたいなのが、「こういう時は、こうすればいいんです」みたいなことを言っていたりするんですけど、現場の人間からすると嘘ばっかりで、「じゃあ、お前、お客さんを100万人呼んでみろよ」と言ったら、全員、下を向くと思います。
 
…いや、違うな、今の話、着地がちょっと経済評論家さんの悪口になっちゃった。
 
そうじゃなくて、言いたいのは、「メディアで求められるアドバイスがあるけれど、それは現場では通用しない」という話です。
 
経済評論家さんは悪くありません。ごめんなさい。
 
「誰から話を聞くのか?」というのも大事だけれど、環境が発言内容を決定づけるので、「どの環境で話を聞くのか?」も大事だと思います。
 
参考までに。
 

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