『負け』の解像度を上げる

2021年12月14日

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/248845

『負け』の解像度を上げて、前に進む。 | 西野亮廣(キングコング)「#西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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今日は、「『負け』の解像度を上げる」というテーマで、お話ししたいと思います。
 
本題に入る前にお知らせをさせてください。 
 
 

お知らせ!『プペル ~天明の護美人間~』チケット絶賛発売中
 

来年1月3日〜20日に、市川海老蔵さんファミリーが総出演する新作歌舞伎『プペル ~天明の護美人間~』があります。

プペル~天明の護美人間~|新橋演舞場|歌舞伎美人

https://www.kabuki-bito.jp/theaters/shinbashi/play/737

https://l-tike.com/play/mevent/?mid=610331

最近は本当に毎日海老蔵さんとやりとりさせていただいていて、まもなく稽古も始まるそうです。
 
もう本当に苦労して苦労して、強い脚本をバッチリ送り込んだので、あとは、どう演出されるのかが、僕自身、本当に楽しみです。
 
チケットは、ローチケ、ぴあ、イープラスで絶賛発売中です。
僕は、1月12日(水)16時の回を、普通にお客さんとして観に行こうと思います。
 
僕はS席を押さえました。
 
お時間合えば、一緒に行きましょう。
宜しくお願いします。
 
 

お知らせ!クリスマスプレゼントに「にしのあきひろ絵本ボックス」
 

そして、もう一点。
 
僕は絵本作家としても活動しておりまして、ようやく日の目を見たのは『えんとつ町のプペル』なんですけども、その前にも、作品を発表しているんですね。
 
当時はたいして売れなかったので、知らない方も結構いらっしゃると思うのですが、意外とイケてる作品を出させてもらっていて、僕の中でも宝物のような、我が子のような大切な大切な作品なので、売れた作品と分け隔てなくキチンと届けたいなぁと思い、この度、『絵本BOX』を作らせていただきました。
 
「パート1」には、『D r.インクの星空キネマ』『Zip&Candy ~ロボットたちのクリスマス~』『オルゴールワールド』が、
 
「パート2」には、『えんとつ町のプペル』『ほんやのポンチョ』『チックタック ~約束の時計台~』『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』が、
 
それぞれ入っています。
 
そして、そろそろ公に明かしてもいい頃だと思うので言っちゃいますが、僕の絵本は全てストーリーが繋がっていて、最後には1本の物語になります。
 
興味がある方は、是非、Amazonで「にしのあきひろ絵本ボックス」で検索してみてください。
 
クリスマスプレゼントに超絶オススメです。
 
宜しくお願いします。
 
※コチラ↓
 
「パート1」


 
「パート2」

 
 

作る前に来たアメリカと景色が違う
 

そんなこんなで、本題です。
 
今、僕はニューヨークにいるのですが、同じタイミングで、ウチの会社のミュージカルチームのスタッフ3名もニューヨークにいたので、昨夜はファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』のパーカッションをディレクションしてくださったニューヨーク在住のYAKOさんもお誘いして、皆で飲みに行きました。
 
その席で交わされたお話が素敵だったので、今日は、そちらを共有したいと思います。
 
今回、僕は、主要都市では12月30日から、拡大公開は来年の1月7日から、アメリカで公開される『映画 えんとつ町のプペル』のプロモーションでアメリカに来ているのですが、
 
ミュージカルチームはそれとは違って、ブロードウェイでファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』を上演することを目標として、視察やら交渉やらを理由にアメリカにいます。
 
要するに皆、仕事で来てるんですね。
 
僕は日本で映画を作ってアメリカに来ていて、
ミュージカルチームは日本でミュージカルを作ってアメリカに来ているわけですが、彼らと盛り上がったのは「作る前に来たアメリカと景色が違う」というテーマです。
 
これは僕もこの一年痛感したことなのですが、『映画 えんとつ町のプペル』を作る前に観ていた映画は、やっぱりどこまでいっても「お客さん」として観てしまっていたのですが、『映画 えんとつ町のプペル』を作った後に観る映画は、すべてがライバル作品なんです。
 
それこそ、海外の映画祭とかに参加すると、普通にディズニー作品と同じ土俵でがっぷり四つで戦わなきゃいけない。
 
ディズニー作品に限らず、その年、世界中で発表された強豪作品らと殴り合いなんです。
 
そこには明確に「勝った負けた」がある。
 
 
実はミュージカルチームも同じことを言っていて、自分達でミュージカルを作るぐらいですから、彼らも元々はブロードウェイのミュージカルをたくさん観ていたんです。
 
だけど、それは、どこまでいっても「お客さん」として観てしまっていた。
 
だけど、今回、自分達でミュージカルを作った後に観たブロードウェイ作品は、すべて「ライバル作品」として観たそうです。
 
世界トップレベルの作品をライバル作品として観たときの「凄み」は確かにあるんです。
 
それをやることがどれだけ難しいことなのかを身をもって知っているので。
 
 
一方で、メチャクチャいいなぁと思うのは、「お客さん」として観ていた時は「神様!すごいものを見せてくださって、ありがとうございましたぁー!」といった感じの全面降伏だったのですが、ライバルとして観た時には、「Aの表現は負けてるけど、Bの表現は勝ってるな…」といった感じで、言ってしまえば、「負け」の解像度が上がってるんです。
 
その調子で負けの解像度が上がると、「Aを克服する為にはどうすればいいか?」や「Aは捨てて、Bを前面に押し出していこう」といった感じで、次の打ち手が決まる。
 
これを「成長」と呼ぶと思うのですが、成長とは、つまるところ「負けの解像度を上げること」だと。
 
 

土俵に上がり続け、何が負けているかを学ぶ
 

考えてみりゃ、僕の人生はずっとその繰り返しで、高卒ですぐに劇場に出ては先輩方にコテンパンにされて、その後、テレビに出てはまたまた先輩方にコテンパンにされて、そのあと、絵本業界に乗り込んで、またまたコテンパンにされて……そうやって、土俵に上がり続けて、負けは負けでも、「何が負けているのか?」を学んできました。
 
「なるほど。芸人として負けているわけではなくて、ひな壇に出る芸人として負けてるんだな。とすれば…」といった感じで、負けの解像度を上げて、打ち手を選んできたんです。
 
なので、月並みな結論で申し訳ないですが、土俵に上がることはとってもとっても大切で、その理由は「負けの解像度を上げるため」だと。
 
 
今、世界中の作品と対峙して思うのは、「負けてるところもあるけど、未来永劫、勝てない相手じゃない」といったところです。
 
基本的には、予算面で負けていて、それはもう分かっていることなので、その問題を潰せばいけそうなので、そこはなんとかします。
 
『映画 えんとつ町のプペル』は12月30日からアメリカで公開されるので、アメリカにお住まいのお友達がいらっしゃったら、お伝えいただけると嬉しいです。
 
そして、僕らの会社『CHIMNEYTOWN』では、毎日、国内外問わずエンタメを作っています。
 
現在、オンラインサロン内で学生インターンと、中途採用を募集しておりますので、興味がある方は是非、手を挙げてください。
 
昨日はファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の演出助手のモエコさんが、酒場で「悔しい」と泣き出して、皆で腹抱えて笑ったんですが、世界を相手に文化祭のような毎日をおくりながら、どっこい生きています😁
 

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