クリエイティブに必要なのは「締切」
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配信の時代に『パッケージ』をどう売っていくか? | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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今日は「配信時代に『パッケージ』の価値をどう作るか?」という、その業界で働く人達にとっては結構、切実なテーマでお話したいと思います。
ここでは、『DVD &Blu-ray』の話をメインでしますが、他の仕事にも転用できるような話だと思うので、どうぞお付き合いください。
本題に入る前にお知らせでございます。
お知らせ!ミュージカル『えんとつ町のプペル』いよいよ上演
ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』が11月14日からいよいよ始まります。
一般席はすでに SOLD OUTとなっておりまして、現在、ご購入いただけるのは「VIP席」と「オンライン配信チケット」となっております。
VIP席をお求めの方は『CHIMNEY TOWN BASE』で検索していただけると、11月21日の分のチケットが出ているので、そちらをゲットしていただだくか、あるいは、西野のツイッターに「○月○日の○時からのVIP席を出してください」とご連絡いただければ、手配いたしますので、お申し付けください。
劇場まで観に行けない方に向けて「オンライン配信チケット」もご用意させていただいております。
こちらは、定点カメラで乱暴に撮影したものではなく、キチンとカメラのカット割をしたものをキチンと編集した映像にプラスアルファで、僕と吉原光夫さん、あるいは、僕とオリラジ藤森君による終演後のアフタートークがついてきます。
アフタートークは、生配信です。
オンライン配信チケットをお求めの方は『えんとつ町のプペル』『オンライン』で検索していただけると『ミュージカル えんとつ町のプペル/オンライン劇場 ZA』というページが出てきますので、そちらでゲットしてみてください。
ミュージカル えんとつ町のプペル | オンライン劇場 ZA
https://za.theater/events/54b16102-d98f-4dc1-9013-5079c515bea5
今、ミュージカルの制作は佳境に入ってますが、メチャクチャ最高の作品が仕上がってきております。
お楽しみに。
お知らせ!『プペル ~天明の護美人間〜』チケット抽選開始
そして、もう一点。
市川海老蔵さんファミリーが総出演する新作歌舞伎『プペル ~天明の護美人間〜』のチケットの先行抽選が11月8日から、いよいよ始まります。
詳しい情報は追ってお伝えしますので、僕からは「確実に面白いものを作りますので、来年1月のスケジュールは空けておいてね」といったところです。よろしくお願いします。
そんなこんなで本題です。
家にDVDプレイヤーがない人が欲しくなるDVD&Blu-rayとは?
今日は、「配信時代に『パッケージ』の価値をどう作るか?」というお話しです。
以前から、ご案内しておりましたが、明日、『映画 えんとつ町のプペル』のDVD &Blu-rayが発売となります。
早くから予約をとっていた人だと、もしかすると、今日のうちに自宅に届く人もいるかもしれません。
自宅で、『映画 えんとつ町のプペル』を楽しんでいただけるのは、作り手としても本当に嬉しい限りなのですが、その一方で、「DVD&Blu-ray化」の話をいただいた時に、まず最初に頭に浮かんだのは、「皆の家に、DVDとBlu-rayのプレイヤーって、あるんだっけ?」という疑問です。
ある人はあるし、車に乗っている人は、そこで観ることもあるでしょうが、少なくとも僕の家にはないし、僕は車を持っていません。
つまり、僕みたいな人間にとっては「DVD&Blu-ray」は、あまりにも他人事なんですね。
で、全部本音で喋りますが、僕は、僕が欲しくないものをあまり売りたくはないんですね。
絵本にしたって、映画にしたって、ミュージカルにしたって、歌舞伎にしたって……世間のニーズなんて、本当にどうでもよくて、僕は僕がお客さんとして観たいものしか作りたくないんです。
そもそも世間のニーズを考えたら、「ゴミ人間」を主人公なんかにしません。
主人公は「イケメン」にします。
でも、僕(少なくとも今の僕は)、「イケメンと美女の恋物語」とか、本当に興味が持てないんです。
良し悪しの話をしているわけじゃないですよ。
「僕個人が作る分には、興味が持てない」という話です。
興味が持てなかったら、その制作には命を懸けられないじゃないですか?
そこが結構、大事なラインだと思っています。
たとえば、蜷川実花さんの映画には、イケメンも美女も出てきますが、それでも僕が彼女の作品が好きなのは、「ニーズありきで作ってない感」がプンプンするからだと思います。
全身全霊をかけて、「私、これが好き!」をやってて、「エグみ」や「膿」がたっぷり出ていて、その世界に出てくる登場人物達がたまたまイケメンと美女だったというだけの話で…だから好きなんだろうな、と思います。
「自分が好きで好きでたまらないものを作って、それをなんとか届ける」という仕事をしている人が好きで、自分もそうありたくて…そして、それは作品の中身だけじゃなくて、DVDやBlu-rayといった「パッケージ」でも同じです。
だから、今回、「DVD&Blu-ray化」の話をいただいた時に考えたのは、「僕が買いたくなるDVDやBlu-rayはどんなのだろう?」ということでした。
家にプレイヤーがなくて、そして、さすがに『映画 えんとつ町のプペル』のDVDを観る為だけにDVDプレイヤーを買う体力も気力も僕にはありません。
となってくると、「『家にはDVDプレイヤーがない』という今の条件のままで、欲しくなるDVDとは?」という問いになるわけですが、答えは「インテリア」でした。
「部屋に飾る用のDVD」ですね。
「中身は、いつかテレビ放送された時とか、またいつか映画館で再上映された時に観りゃいいや」という感じで割り切ってみたんです。
そんなこんなでスタッフさんに、かなり無理を言って、「観るDVDじゃなくて、飾るDVDなので、通常盤とは別で、飾り映えするように、LP版(アナログレコードサイズ)を作りましょう」と言って、半ば強引に作ってみました。
DVD&ブルーレイ 11月3日(水)発売決定! | プペル新聞 | 『映画 えんとつ町のプペル』公式サイト
https://poupelle.com/news/?p=1035
「意味変」という選択肢は持っておくべき
こういうの「商品そのものの役割を変えてしまうこと」を僕ら周りでは「意味変」と呼んでいますが、今回はDVD&Blu-rayを意味変して、「映像作品」としてではなく、「インテリア」として押し出してみたんです。
そうしたところ面白い結果が出まして、「映像作品」として売った『通常版』と、「インテリア」として売った『LP版(豪華版)』を比べてみたところ、『LP版』の方が圧倒的に予約が多かったんです。
もちろん「映像作品として楽しむことがメインだけど、どうせ買うなら、飾れるやつを」というニーズもあったと思うのですが、予約してくださった方のコメントを拾ったところ、「家にプレイヤーがないので、LP版を買いました」という人も少なくなくて、「意味変」が机上論ではなく、ちゃんと【結果】として表れていました。
僕らは、普段、作品や商品を届ける時には、当たり前のように「意味変」が選択肢に入っていますが、世の中には…たとえば「おにぎり」を販売している人の中で、「おにぎりって、『食べる』以外の機能って、あるっけ?」と考える人って、あまりいないと思います。
それって、すっごい多くのものを取りこぼしていると思うので、全てのサービス提供者さんは「意味変」癖ぐらいはつけておいた方がいいんじゃないかなぁと思います。
こんな話をすると、「マーケティングなんて、関係ない。大切なのは中身だろ!」と言われたりするのですが、ちなみに、この1週間でいうと『映画 えんとつ町のプペル』は、メキシコの『ロスカボス国際映画祭』と、カタール・ドーハの『アジャル映画祭』から御招待いただきました。
ご安心ください。
中身でもブッちぎっています。
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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
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