信じることができなかった時代がある
(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/218395
【映画館がアトラクション?】音響革命『DTS―X』って何? | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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今日は「音響革命『DTS:X』ってナニ?」というテーマでお話ししたいと思います。
本題に入る前にお知らせをさせてください。
お知らせ!『えんとつ町のプペル』初台本読み合わせ生配信決定
今年の11月におこなうファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の全キャストが一堂に会する「初台本読み合わせ」を生配信することが決定しました。
配信日時は10月10日(日)13時30分から。
日曜日とはいえ、その時間に立ち会えない方もいらっしゃると思うので、少しの間だけアーカイブも残ります。
生配信の参加チケットは1300円です。
興味がある方は『えんとつ町のプペル 稽古場を覗き見』で検索してみてください。
【稽古場を覗き見!】演出・西野亮廣+全キャストによる初台本読み合わせを生配信 | えんとつ町プペル
https://meets.ltd/poupelle/ticket_1010
すでに稽古は始まっているのですが、稽古場にキャスト&スタッフ(もちろん僕も)全員が集合するのは、この日が始めてです。
なんか、サラッと告知していますが、「日本のミュージカルスターが集まって、台本の読み合わせを生配信する」というのは、業界的には大事件で、「そんなの出しちゃって、いいの?」というところです。
ただ、作品が出来上がっていくところを共有できるのは、同じ時代を生きた人だけの特権だし、本番を観られる方にも「あれが、こうなったんだ」という楽しみが生まれるかなぁと思って、業界の超超タブーに挑戦してみました。
このメンバーでおこなうのは一生に一度しかないメチャクチャ貴重な回なので、是非、ご参加ください。
あと、稽古場でまぁまぁ真面目に働いている僕の様子もお楽しみいただけると嬉しいです。
開催は10月10日でございます。
宜しくお願いします。
そして、もう一点。
お知らせ!『映画 えんとつ町のプペル』ハロウィン限定上映
『映画 えんとつ町のプペル』に関するお知らせです。
10月22日〜10月31日に『映画 えんとつ町のプペル』が劇場に帰ってきます。1
ハロウィン限定復活上映でございます。
「HELLO MOVIE」というアプリをダウンロードしていただけると、劇場で、キングコングの副音声なんかも聴けちゃいます。
映画の映像を見ながら、キングコングが二人で1時間40分喋り倒しています。
多分、映画の内容は入ってこないと思いますので、くれぐれも、もう何度も観た方にオススメします。
映画であり、ハロウィンイベントなので、泣いても笑っても上映は10月31日にキッパリと終了します。
そして「映画館に行けないよ〜」という方に向けて、『映画 えんとつ町のプペル』のDVD&Blu-rayの発売が決定しました。
https://www.amazon.co.jp/s?hidden-keywords=B09GNX2HZD%7CB09GNWR6JR%7CB09GNYHR4Y%7CB09GNXQQ62
Loppi &HMVさん、Amazonさん、楽天ブックスさん等で販売していますが、それぞれ特典が違いますので、詳しくは『映画 えんとつ町のプペル』の公式ホームページでご確認ください。
DVD&ブルーレイ 11月3日(水)発売決定! | プペル新聞 | 『映画 えんとつ町のプペル』公式サイト
https://poupelle.com/news/?p=1035
そんなこんなで、本題です。
「映像世界に入れる」D T S:Xに衝撃
昨日、来年の1月に市川海老蔵さんと仕掛ける新作歌舞伎『プペル ~天明の護美人間~』の発表がありましたが、それを受けて、僕のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』では、「歌舞伎の作り方が、その他のエンターテイメントとはまるで違うよー」という記事を書かせていただいたんです。
Salon.jp | 西野亮廣エンタメ研究所
https://salon.jp/nishino
「歌舞伎は、その他のエンタメと何がどう違うのか?」という、かなり踏み込んだクリエイティブの話だったのですが、これが意外と評判が良くて、「あぁ、こういう話も面白がってもらえるんだなぁ」と思ったと同時に、そういえば、そんな話をあまり表でしてこなかったなぁと思ったので、今日のVoicyはエンタメのクリエイティブについてのお話しです。
冒頭でもご案内させていただきましたが、今月の22日~31日に『映画 えんとつ町のプペル』を再上映することになっておりまして…そんな中、兵庫県姫路市にある映画館『アースシネマズ姫路』では、邦画では初となる立体音響フォーマット【DTS:X】で上映させていただくことが決まりました。
御安心ください。
おいてけぼりにするつもりはありません。
リスナーの皆様の声はしっかり届いております。
「立体音響フォーマット【DTS:X】って何だよ?」ですよね。
今日は、その説明をする回です。
DTS:Xというのは、「乗り物」とか「食べ物」といったカテゴリーで言うと「音響システムの種類」です。
「5.1ch」とか…最近だと、映画館で『ドルビーアトモス』という文字を見たことがある人も少なくないと思いますが、「音響システムの種類」って、そういうことですね。
で、僕自身、先日、初めてこの『DTS:X』を体験したんですけども、まさに「体験」という言葉が相応しくて、これまでの音響システムと何がどう違うかというと、すっごく簡単に言うと……その物語、その世界の中の、音が発生している場所から、音が聴こえるんです。
たとえば、主人公が誰かに追われているとするじゃないですか?
カメラが、主人公目線になったら、追手は当然、主人公の後ろにいるわけですが、一昔前の音響システムだと、追手の足音は前から聴こえていたんです。
ただ、今回のDTS:Xは追手の足音が後ろから聴こえるんです。
そして、追手が主人公を追い抜いて、前に周り込んだら、その時、追手の足音や声は前から聴こえる。
これによって、「映像作品を観ている」というよりも、「映像作品に入っている」という感覚になる。
もちろん、最近の音響システムの技術は進んでいて、今お話しした臨場感を体験できるようになってきているのですが、『DTS:X』は、それが、より鮮明なんです。
『映画 えんとつ町のプペル』だと、オープニングで、ゴミ山に落ちてきた心臓が、竜巻のようにゴミを巻きつけるシーンがあるのですが、そのゴミ山で吹き荒れる風の音がね…もう、客席のまわりを前後左右上下、グルングルン回るんです。
明らかに、ゴミ山で起きた竜巻の中に、自分がいるんです。
これ、大袈裟に言っているわけじゃなくて、僕は本当に、客席左右と後方に映像が見えました。
3D作品の奥行きは、スクリーン内での奥行きでしたが、音響で作られた奥行きというのは、世界の中に自分が入っているんです。
これは本当に衝撃で、まだ日本ではDTS:Xを扱える映画館が少ないのですが、是非、体験していただきたいです。
今回のプペルの再上映では、『アースシネマズ姫路』でDTS:Xを体験いただけます。
D T S:Xは映画を「アトラクション」にする
でね。
これは、やっぱり革命で、お客さんの体験も大きく変わりますが、そもそも、映像の作り方から大きく変わるんですね。
厳密に言うと、映像演出の手法が変わる。
たとえば、さっきの話で言うと、「後方から何者かが迫ってくる」を表現したい場合、これまでだと、主人公の視線を、一旦、後ろに向けなきゃいけなかったわけじゃないですか?
視線を後ろに向けて、その時に、闇の奥の方から足音が聴こえてきたら、何者かが近づいていることを伝えられる。
だけど、そもそも、客席の後ろから音が聴こえるのであれば、主人公の視線はそのまま前を向いていても、「後ろから迫られている」ということを伝えることができる。
こんな感じで、「音が客席の四方八方から正確に出せる」となったら、それを前提に、映像の演出を組み立てることができる。
そうなると、映画というものが「アトラクション」になって、映画館で映画を観る理由が、これまで以上に強くなる。
映像を観たければ家のテレビで、映像を体験したければ映画館で…という棲み分けですね。
僕は映画館が好きなので、こういった音響技術の進歩は本当に嬉しくて、一人でも多くの方に届くといいなぁと思って、今日はこんな話をさせていただきました。
今回の姫路のプペルに限らず、今、映画を作っている人達はあの手この手で「面白い」をアップデートしてくださっているので、是非、映画館に足を運んでみてください。
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