流行っているから始めるのか?必要だから始めるのか?

2021年09月07日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/199496

流行っているから始めるのか? 必要だから始めるのか? | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/199496

さて。今日は「流行っているから始めるのか? 必要だから始めるのか?」という感じのお話をしたいと思います。
 
 
本題に入る前にお知らせをさせてください。
 
 

お知らせ!スナック西野に手越さんやけんすうサン!

 
月に2度、僕のお友達を僕のお家にお招きして、お酒を呑みながら、「現在進行形で取り組んでいるお仕事」についてネホリハホリ聞いていく『スナック西野』という月額590円のYouTubeの有料チャンネルがあるんですけど、先々のゲストのラインナップをお伝えすると、まず今週のゲストは、元ジャニーズの手越祐也さん。
 
手越さんとは、日本のエンタメが抱えている問題についてお話しさせてもらったのですが、もうね、本当に、気配りの人だし、優しい人だし、誠実な人で、そして、キチンと憤っているところがあって、それも表現者として最高だと思いました。
 
絶対に観ていただきたいです。
 
そして、その次のゲストが、「00:00 Studio」や「elu」というサービスを展開されている(株)アル代表の「けんすうサン」です。
 
けんすうサンとは、「サービス開発」の話をさせていただきました。
 
これも、また、メチャクチャ面白かったです。
 
とにもかくにも、登場人物全員バッキバキの人達ばかりで、お酒を呑みながら、あれやこれやと喋っております。
 
全ての回でクリーンヒットを打っておりますので、是非、ご覧ください。
 
興味がある方は僕の公式YouTubeチャンネル『西野亮廣エンタメ研究所』の画面下にあります「メンバーになる」をクリックしてみてください。
 
よろしくお願いします。

西野亮廣 / Akihiro Nishino

https://www.youtube.com/channel/UCOy5sLcFLqYNqZ1iurp4dCg


 

お知らせ!えんとつ町のプペルがハロウィン限定復活上映!

 
そして、もう一つお知らせです。
  
今年の10月22日〜10月31日に、『映画 えんとつ町のプペル』が劇場に帰ってきます。
 
ハロウィン限定復活上映でございます。

復活上映なんて、あんまり聞いたことないと思うのですが、本当にたくさんの人が動いてくださって、実現することができました。
 
「映画」であることには違いないのですが、同時に「ハロウィンのイベント」なので、泣いても笑っても、万が一、どれだけ人気になっても、10月31日にはキチンと終わります。
 
ので、この機会をお見逃しなく!
 
是非、映画館の大スクリーン&大音量で、ご覧ください。
 
上映劇場の詳細に関しては、『映画 えんとつ町のプペル』の公式ホームページでご確認ください。

『映画 えんとつ町のプペル』公式サイト

https://poupelle.com/

よろしくお願いします。
 
 

シッチェス映画祭でグランプリ候補に・・・?

 
そんなこんなで本題です。
 
今日は、嬉しいお知らせでございます。
 
『映画 えんとつ町のプペル』が【第 54 回シッチェス・カタロニア国際映画祭のアニメ・コンペティション部門】にノミネートされました。

第54回シッチェス・カタロニア国際映画祭 アニメ・コンペティション部門にノミネート! | プペル新聞 | 『映画 えんとつ町のプペル』公式サイト

https://poupelle.com/news/?p=999

と言われても、普通に生活していたら、海外の映画祭のこととか知らないですよね(笑)?
 
僕もこの世界に入るまでは知らなかったので、今回がどんな映画祭で、『えんとつ町のプペル』がどういう扱いになっているのかをザックリとご説明させていただきます。
 
『シッチェス映画祭』 は 1968年に始まった国際映画祭で、『ブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭』や『ポルト国際映画祭』と並び、世界三大ファンタスティック映画祭の1つとして知られています。
 
『シッチェス』というのは、スペイン・バルセロナ近郊の海辺のリゾート地です。
 
毎年10月に開催され、上映本数は約300作品、来場者は約20万人です。
 
日本でも馴染みが深いお名前をあげさせていただくと、宮崎駿さん、高畑勲さん、押井守さん、細田守さん、ティム・バートンさんなどの作品が過去に上映されています。
 
そして、ここがポイントです。
 
映画祭には「上映される」というのと、「コンペティション部門にノミネートされる」というのがあって(※ココあんまり知られてないですよね)、映画祭で上映される作品の中の一部が、「コンペティション部門」に入るのですが…
 
要するに、「コンペティション部門にノミネートされた」というのは「グランプリ候補に選ばれた」という感じです。
 
なので、「映画祭に招待された」といっても、どういう形で招待されたかで、大きく変わってくるんです。
 
今回は上映もされますし、「うまくいけば、グランプリをいただける」という扱いです。
 
ここは、まぁ、授かり物なので、過度の期待はせず、ほどほどにチラ見しようかと思います。
 
 

世界と戦うために選んだのが『絵本』

 
まぁ、映画祭の説明はこのへんにして、今日は『希望』の話をしたいと思います。
 
今、『映画 えんとつ町のプペル』は、世界18の映画祭からお声がけいただいていて、いろんな国で上映してもらっているのですが、もともとは一冊の絵本から始まっているんですね。
 
で、この絵本というのがですね、25歳の頃の僕が、「世界を相手にエンタメをする」ということを強く決めた時に選んだ手段だったんです。
 
「非言語のエンタメ」か「翻訳可能なエンタメ」に手をつけないと日本からは世界戦に参戦できないと考えたわけですが、いきなりアニメーションも作れませんし、いきなりサーカスも作れない。
 
で、運良くそんなものに手をつけられたとしても、大きな予算がつくアテがない。
 
そんな矢先、タモリさんが「絵を描け」と言ってくださって、でも僕、絵を描くことよりも物語を描くことの方が好きで……紙とペンは家にあったので、「もうこれしかない!」と思って、右も左もわからないけど、手探りで『絵本』を描き始めたんです。
 
絵本だと、予算をかけようがないので、予算の問題でディズニーやハリウッドにマウントをとられなくて済むし、翻訳可能です。
 
というか、ハナから、日本語と英語の両方を入れておきました。
僕の絵本、日本語の下に、英語が入ってるんです。
 
英語の教材に使ってもらっていいですよ😁
 
最初から世界戦を始めていたんです。
 
でも、世間的には、少なくとも日本では、テレビが上で、絵本は下に扱われるんですね。
 
なので、僕自身は世界戦をスタートさせているのに、世間的には「テレビタレントから絵本作家に落ちたやつ」みたいな扱いを受けました。
 
同業者からも、「なんで、絵本を描いてるの?」という目で見られました。
 
でも、あの日から今まで、一度だって世界から目線をそらしたことはなくて、ずっと一点を睨んでいました。
 
オンラインサロンメンバーはそのイチイチを見ているから知っていると思うのですが、仮説と検証を秒速で繰り返して、ずっと準備をしてきたんです。
 
結果的に、ものすごく時間がかかっちゃって、他の人がやったら、もっと上手にやれていたのかもしれないけど…今、一つだけ言えることは、ここに至るまで、様々な打ち手を選びましたが、「目標から目線をそらしたことが一度もない」ということです。
 
 

「自分はどこへ向かうヤツなのか?」を問い続けろ

 
具体的な話をすると、そりゃ15年ですから、途中で、いろんな流行りがあったんです。
 
ただ、それがどれだけ流行っていようが、それが世界に繋がらないアプローチであるならば、選ばなかったんです。
 
そうすると、その時々で「消えたヤツ」みたいな扱いになるわけですが、ここはトレードオフてすね。
 
その犠牲は払わなくちゃいけない。
 
今、自分を発信するメディアがたくさんあるので、たくさん誘惑されるじゃないですか?
 
たくさんフォロワーを抱えて、たくさん再生回数をまわしている人が羨ましく見えることもあると思うんです。
 
でも、そんな時には一度、「自分はどこへ向かうヤツなのか?」と自問自答してみてください。
 
偉そうにアドバイスしておいて、結果が出なかったからカッコ悪いので、引き続き僕も、自問自答しながら前に進みたいと思います。
 
【第 54 回シッチェス・カタロニア国際映画祭】は、10月7日~17日までです。
 

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★iPhoneの場合
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【注意】
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