仕事は、我慢するためにあるのか

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https://voicy.jp/channel/941/8407842
我慢をするために生まれてきたのか? | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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自分たちの欲求よりも、お客さんの求めに応えることが仕事の基本
僕は「事業再生」や「地方創生」に携わる機会が比較的多いのですが、そこで繰り返し目にする光景があります。
それは、「お客さんが求めていること」よりも、「自分がやりたいこと」を優先してしまう人たちの姿です。
地方のお祭りなどは、その典型的な例かもしれません。
エンターテインメントの専門的な知見や経験を持たない有志団体のメンバーが、それぞれのアイデアを持ち寄り、イベントをつくっていく。
ところが、その企画がお客さんに支持されているかどうかを検証する仕組みがない。
結果として、反応が芳しくなかった企画であっても、誰も見直すことなく、翌年も同じことが繰り返されていく。
そこには、企画を評価し、改善し、場合によっては撤退させるという意思決定の仕組みが欠けています。
そして、その背景には、少し厄介な心理が潜んでいるように思います。
本業では自分の好きなことや、やりたいことを実現できていない。
だからこそ、「ここなら自分たちの好きなことができるだろう」と、お祭りを自己表現やストレス発散の場として利用してしまう。
しかし、本来、お祭りで発散してもらうべきなのは、お客さんの側です。
つくり手は、どこまでいってもサービスの提供者です。
自分たちの欲求を満たすことよりも、目の前のお客さんが何を求めているのかを考え、それに応えることが仕事の基本です。
もちろん、すでに多くのファンを抱えている一流のクリエイターであれば、「自分がやりたいこと」と「お客さんが求めていること」が一致する場合もあります。
ただ、それは数え切れないほどの失敗や淘汰を経験し、厳しいエンターテインメントの世界を生き残ってきた人たちだからこそ成立する話です。
自分のやりたいことを優先しても、お客さんがついてきてくれる。
それは、長い時間をかけて獲得した信用と実力の上に成り立つ特権であって、誰にでも許された仕事の進め方ではありません。
職場は人生の中でも相当な時間を過ごす場所
一方で、こうした光景を目にするたびに、僕はもう一つのことを考えます。
そもそも、多くのビジネスパーソンが、自分の職場で相当なストレスを抱えながら働いているのではないか、ということです。
日々、やりたいことを我慢し、言いたいことを飲み込み、さまざまなストレスを蓄積している。
だからこそ、職場とは別の場所に、自分の欲求を発散できる場所を求めてしまうのかもしれません。
ただ、職場というのは、人生の中でも相当な時間を過ごす場所です。
その場所が我慢とストレスだけで埋め尽くされてしまったら、人生の大半を我慢するために費やすことになってしまいます。
どうにかして会社を「部活」のような場所にできないか
もちろん、「楽しいこと」と「ラクなこと」は違います。
楽しい仕事を実現するためには、相応の努力も必要ですし、人知れず汗を流したり、悔しい思いをしたりすることもあるでしょう。
それでも、「仕事とは、そもそも面白くないものだ」と結論づけてしまうのは、あまりにも寂しいと思うのです。
だから僕は、職場を少しでも楽しい場所にする努力や、仕事仲間と気持ちよく付き合い続けるための工夫は、経営において決して軽視すべきではないと考えています。
仕事の厳しさから逃げるのではなく、厳しい仕事に向き合う時間そのものを、できるだけ豊かなものにしていく。
そのために、どうにかして会社を「部活」のような場所にできないかと、僕自身、いろいろなことを試しています。
お客さんを楽しませるためには、まず、つくり手が仕事に向き合う時間を楽しめること。
ただし、それは地方の祭りに見られるような「自分たちが楽しむためにお客さんを利用する」という意味ではありません。
お客さんに価値を届けるという責任を果たしながら、つくり手自身も充実した時間を過ごせる環境をつくる。
その両立を目指すことも、経営者の大切な仕事なのだと思います。
昨日からCHIMNEY TOWNのスタッフは皆、沖縄に来ています。
この一年、本当に忙しくて、スタッフのほとんどが「ジャングリア沖縄」に行けてなかったので、「社員旅行を兼ねて、みんなでジャングリアに行こうよ」という話になりました。
昨日、僕は昼間に少し仕事が入っていたのですが、スタッフは昼間からビールを呑んでいて、仕事中の僕に「めんそーれ」という言葉と共に、ビールを開けている写真を送りつけてきました。
ハードな仕事の合間にも、こういうコミュニケーションがとれる関係でありたいなぁと、あらためて思いました。
やっぱり「職場を楽しくする努力」は必要です。
【お知らせ】
11月14日(土)に河口湖音楽と森の美術館で『投資村』の公開収録があります。
新しいビジネスが生まれる瞬間を是非ご覧ください。
※チケットはコチラから
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