日曜日はご相談・ご質問にお答えするよ!

2021年08月08日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/187446

「働いてお金を得る」に時間を使うことで、失ってしまうもの | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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今日は日曜日なので、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』のコメント欄に届いたご相談・ご質問に答えていきたいと思います。

本題に入る前にお知らせをさせてください。

お知らせ!夏休みは非接触エンタメを楽しもう

『映画 えんとつ町のプペル』の「ドライブ・イン・シアター」のお知らせです。

新型コロナウイルスで、またまた大変なことになって、「せっかくの夏休みなのにどこにも行けない」と嫌〜なムードになっちゃってますが、そんな中、コロナをものともしない「非接触エンタメ」である『ドライブインシアター』の会場が、またまたドドっと追加されました。

今から会場を発表するので、お近くの会場がないかチェックしてください。


8/8(日)イオンノア店
8/14(土)イオン大井店
8/14(土)イオンノア店
8/20(金)イオンノア店
8/20(金)イオンレイクタウン
8/20(金)イオンモール名取
8/21(土)イオン市川妙典店
8/27(金)イオンモール筑紫野
8/27(金)イオンモール四條畷
8/28(土)イオンモール佐賀大和
8/29(日)イオンノア店
です。


料金がお車一台につき3300円。

一台であれば4人であろうと、6人であろうと、3300円です。

そして、どういうわけか、ポップコーン2つと、ペットボトルが2本付いてきます。

イオンさんに「あざす」と言っておいてください。

チケットの購入等、詳しくは、「イオンシネマ ドライブインシアター」のHPでご確認ください。 

https://www.aeoncinema.com/cinema/drive-in-theater/schedule/

お知らせ!ミュージカル版限定表紙の絵本が発売! 


そして、もう一つ。

少しユニークなお知らせでございます。

ミュージカル版限定表紙の絵本『えんとつ町のプペル』が、『キンコン西野のサイン本屋さん』で発売となりました。

まぁ、ショップを覗いていただいたら分かるのですが、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』のメインビジュアルが表紙となっている絵本『えんとつ町のプペル』です。中身は通常の絵本と同じです。

これはまぁ、下心も全部話ちゃうと、いわゆる「ミュージカルのグッズ」ですね。

売り上げがミュージカルの制作費に回されるものです。

それなもんで、刹那的な需要があるグッズではなくて、来年も再来年も買っていただけるようなものにしよう…ということで、絵本そのものをグッズとさせていただきました。

インテリアとして部屋に飾るのにもイイと思うので、興味がある方は『キンコン西野のサイン本屋さん』で検索してみてください。

よろしくお願いします。

https://nishino.thebase.in/items/50169838

そんなこんなで本題です。

今日は日曜日なので、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』のコメント欄に届いたご相談・ご質問に答えていきたいと思います。


副業はいい感じだけど、挑戦の時間が取れなく・・・


【Q】宇佐美さん

ハンドメイド作家を副業で始めて3ヶ月経ちました。

売れてきたのはとても嬉しいことなのですが、新しい挑戦をする時間が取れません。

どこかのタイミングで一度見切りをつけて次の作品やプロセスエコノミーに手を付けていくべきなのでしょうか?

ちなみにハンドメイドは本業の延長のような形で強みを活かしたものを販売しております。


【A】

「働いたことによって得られるもの」を明確にした方がいいと思っていて、基本的には2つかなぁと思っています。

一つは『お金』ですね。これは分かりやすい。

で、2つ目は、「技術・知識・人の繋がり」といった『無形資産』です。

でね…ここ、すっごくシンプルなのに、結構な人が見落としているのが、『お金』を生むのって、『無形資産』じゃないですか?

今、宇佐美さんがハンドメイド作家として、お金をいただけているのは、「宇佐美さんのハンドメイド作家として持っている【技術】や、宇佐美さんの【信用】や【知識】、【人の繋がり】…といった『無形資産』を換金している」という状態ですよね。

そう考えると、、自分の『無形資産』を増やした方がイイんです。

ですが、多くの人は、『無形資産』を増やすことを後回しにして、今、持ち合わせている『無形資産』を換金することに、時間を費やしてしまう。

それだと、アッパー(天井)が決まってしまうんですね。

「×自分が稼働できる時間」が限界で、加えて、現金化できる無形資産を一つしか持っていないから、時代の変化にメチャクチャ弱い。

「じゃあ、どうすればいいか?」というと、答えは一つで、「今月の売り上げのボーダーライン」を決めて、そこを超えれば、あとは「新たな無形資産の獲得に時間を使う」がイイと思います。

僕、ずっとそれをやってます。

「これぐらいあれば食っていける」を超えたら、あとはインプットに充てています。

あるいは、「全くお金にならないアウトプット」に充てています。

自分の持ち時間の全てを、自分が現在持ち合わせている無形資産の現金化には充てません。

その繰り返しで、絵本や、映画を作る今の生活になりました。

「売り上げのラインを設けて、それ以上の売り上げは作らない」は結構オススメなので、一度、試してみてください。

天候に左右されるビジネスへの考え方・・・


【Q】若林さん

今年の4月に富士山の麓で野外のキャンプに音楽フェスを加えた富士フェスというイベントをさせていただきました。

この様な野外イベントでは天候に左右されてしまう可能性がつきまといます。

来年も天候の安定している時期を選んで開催予定ですが、当日雨が降らないとは限りません。

せっかく来ていただいたお客様にがっかりして欲しくはありません。

西野さんなら野外イベントで雨が降った場合に、お客様の満足度を下げないためには何をされますでしょうか?ご教授ください。


【A】

僕もエンタメ屋さんなので、この手の悩みは実は解決済みでして、結論から言っちゃうと、「屋外イベントは、雨が降った方が満足度が上がるように設計する」というところですね。

たとえば、YouTubeで検索していただけると出てくると思うのですが、以前、『チックタック  ~約束の時計台~』という絵本の発売に合わせて、『チックタック ~光る絵本と光る満願寺展~』という大規模な屋外個展をやったんです。

すごく縦に長いお寺さんなのですが、山門から境内まで、果ては裏山までを全部ライトアップするビッグイベントです。

表向きに派手に告知しなかったのは、人が来すぎちゃうからです。

兵庫県の山奥で2週間ぐらいやったイベントなのですが、そんなところに数万人が集まって、1kmぐらいの渋滞ができて(※もちろん事前に警察に届出は出していますよ!)、もうカオス中のカオスイベントです。

つまり、多くの期待が寄せられていたんですね。

そんなイベントが「雨だった。最悪」となったら、その分、失望も大きいわけじゃないですか?

でも、2週間もやるイベントなら、3〜4日は雨の日もありますよね。

なので、僕らが最初に議論したのは、「雨の日を逆手にとるには、どうすれば?」というテーマでした。

そこで目につけたのは、山門から境内まで続く「石畳」だったんです。

石なので、雨に濡れると光が反射するんですね。

というわけで、石畳の天井部分にあたる「木々のアーチ」を赤くライトアップしたんです。

すると、雨の日は、地面も赤く染まる。

結果的に「赤い光のトンネル」みたいなのが現れるのですが、それって、雨の日しか出ないです。晴れの日には味わうことができない。

その発想で、「雨が降ったら、ここが鏡状になるよなぁ」という逆算を他にもたくさんして、雨の日の方が綺麗になるように屋外個展を設計しました。

他にも、先々のプラントしてあるのは、屋外施設を作る時に、「雨どい」を上手く利用して、「雨の日しか回らない水車」を作って、その水車を動力に音楽を鳴らせば、「雨の日しか流れない音楽」を作ることができる。

それを聴いたお客さんが「雨で良かった〜」「ラッキー」となるわけじゃないですか?

…みたいな感じで、「晴れろ〜」と祈るのではなくて、雨が降ったら降ったでプラスになるように屋外イベントを設計しておくとイイと思います。

西野エンタメの今後はどうなる・・・?


【Q】伊藤さん

いづれ西野さんも通る現役の幕引きについて、今の考えを教えてください。

300年以上続く「西野エンタメ」の言わば何回かあるだろう中休みの幕引き。

節目というか、バトンタッチというか、小休止燃料補給というか、カタパルトのネジまき?

予言めいたモノでも結構です。 

教えてください。


【A】

これは「相談」というより、僕の話ですね。

そうだなぁ…僕は、25歳の頃にテレビの世界から軸足を抜いてて、30代でタレント業をセミリタイアしたのですが…なんかインタビューとかでは「そういう人生設計です」みたいに言っちゃてるんですけど、実際のところは「衝動的」なもので、計画性なんて、あんまり無いんです。

ある日突然、「あ、やめよう」みたいに思っちゃうことが多くて、だけど、それだとカッコがつかないから、前々から考えてました感を出してます(笑)

ただ、まぁ、予兆というのは当然あって、いつも考えるのは「今やっている仕事が全て上手くいったとして、自分はどこに辿り着くんだろう?」ということですね。

そうするとですね、たとえば、日本語のコミュニケーションが柱となる仕事をしている以上、どれだけ大成功しても、海外には出られないわけじゃないですか?

海岸線の内側が自分の活動領域になってしまう。

やっぱり、このあたりは考えちゃいますよね。

今で言うと、積極的に減らしているのが「僕が現場に行かないと回らない仕事」ですね。

僕が現場に行かないと回らない仕事が多ければ多いほど、仕事の拡大に制限がかかってしまう。

なので、ちょうど今、ウチの社員(※厳密に言うと会社から独立して、社長になった子)がニューヨークに飛んでいますが、ミュージカルのお仕事は彼にあげちゃったんです。

そうすることで、僕が行けない場所でも、活動が続いていくわけで。

そう考えると、ここからは「作品を生んで、その権利を誰かにあげる」が増えてくると思います。

つまり、人と接触する時間が減って、アトリエにいる時間が長くなる。

あるいは、どこかの国のホテルにこもって仕事をする時間が長くなる。

40代前半は、そんなところかなぁと思っています。

40代後半は、どうなるか、まだ、ちょっと分からないですが、後輩の仕事(コンテンツ)が脂のり出している頃だろうから、いい感じに焦ってんじゃないですかね(笑)

そのあたりのプランは明確には決めていませんが、先ほどももうげた通り「やらないこと」は決めていて、世界に繋がらない活動に関しては、やらないと思います。

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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!


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