「撤退のルール」を決めないと、悪者ができてしまう

2026年05月14日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/7821182

「撤退のルール」を決めないと、悪者が生まれる | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/7821182

 
 

「うまく機能していない企画」と向き合う難しさ

 
河口湖 音楽と森の美術館」の運営のバトンをジワジワと引き継いでおります。
 
「チムニー美術館」として打ち出していない理由は先日お伝えしたとおり、中のコンテンツがまだまだ「チムニー」ではない為(期待をイタズラに煽りたくないから)です。
 
という話をすると、「ゆくゆくはアレもコレもチムニー色にしていく予定ですか?」と思われちゃうのですが、「河口湖 音楽と森の美術館」が元々持っているものが、そのままCHIMNEY TOWNの世界観と共通しているところはあって、たとえば、同美術館には世界中から預かっている歴史的なオルゴールが展示されているのですが、CHIMNEY TOWNには『オルゴールワールド』という作品があって、そこはそのまま上手く絡められるなぁと思ったりしています。
 
今回、「バトンを受け継ぐ」ということをやっておりますが、僕のスタンスは「大幅リニューアル」は前提になく、「次の世代に正しくバトンを渡す為に、見直すべきところは見直す」です。
 
という前提を皆様に共有させていただいた上で、今回は「見直さなきゃいけない部分があるから、バトンが回ってきた」という事実がありまして、ここからが今日の話の本題です。
 
CHIMNEY TOWNという会社は、僕自身がゼロから立ち上げた会社なので、意思決定の自由度も高く、様々な挑戦を柔軟に進めることができます。
 
ただ、これは極めて特殊なケースであって、多くの社会人は、すでに存在している組織やシステムに「後から参加する」という形が一般的だと思います。
 
今回の美術館プロジェクトにおける僕の立場も、まさにそれに近いものです。
 
その時に難しさを伴うのが、「強い想いから立ち上がったものの、現在はうまく機能していない企画」と向き合う場面です。
 
僕自身、これまで数え切れないほど企画を立ち上げてきたのでよく分かるのですが、「悪くしてやろう」と思って始める企画など、一つもありません。
 
すべての企画は、「これによって、今より少しでも良い未来がつくれるのではないか」という前向きな願いから生まれています。
 
その想いを形にするために、人は時間を使い、お金を使い、汗を流す。
 
しかし現実には、その大半が期待した成果に届かずに終わります。
 
企画というものは、打率で言えば二割もあれば優秀な方で、少なくとも僕自身の実感はそんなものです。
 
そして、本当に難しいのはここからです。
 
 

「誰かの想いを否定した人」として受け取られる

 
「うまく機能していない企画を、適切なタイミングで終わらせる仕組み」が存在しない組織では、「この企画は撤退した方がいい」と合理的な判断を下した人間が、時として“悪者”になってしまう。
 
本来はチーム全体を守るための戦略的撤退であっても、「誰かの想いを否定した人」として受け取られてしまうことがあるのです。
 
後からプロジェクトに参加する人間は、良い意味で“思い入れ”が薄い分、「フラットな視点」を持っています。
 
だからこそ、現状を冷静に見つめ、必要であれば方向転換や撤退を提案する役割を担えるはずなのですが、「撤退ライン」が設計されていない組織では、その冷静さが、ともすれば非情さとして映ってしまう。
 
組織運営の難しさは、能力や熱量だけではなく、「終わらせ方を、あらかじめ設計できているか」にも表れるのだと思います。
 
今回、「河口湖 音楽と森の美術館」の運営のバトンを引き継ぐことになり、視察を繰り返す中で、もっとも気になったのが、この「終わらせ方のルールが無い」というところでした。
 
なので、皆さんの思いつきのアイデアが混ぜこぜになっていて、「生きていないのに、残っている」という場面がいくつかあった。
 
そこに「想い」があることが分かっているので、「これ、いらなくないですか?」とお伝えするのは毎度胸が痛いのですが、そもそも「戦略的撤退を提案する人間が胸を痛めなきゃいけない環境」を疑い、そこを最初に見直すべきで、当然これはCHIMNEY TOWN内でも当たり前に起こることだし、皆さんのチームでも当たり前に起こることなので、チームに後から入ってくる「フラットな目」を持っている人のことを考えて、「撤退ライン」は明文化しておいた方が良さそうです。
 
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