西野亮廣、トランプ大統領とゼレンスキー大統領の舌戦から“交渉の本質”について語る!



正義と正解は違う
ゼレンスキー大統領とトランプ大統領の口論が物議を醸しております。
外交の場で、あのような感情的な舌戦が展開されることはなかなか無いと思うのですが、まぁ、あそこに至るまでには僕らの知りえないバックストーリーがあり(とくにゼレンスキー)、それが大声に繋がったことは想像に難くありません。
切り取られた動画を観たかぎりだと、「正義」を主張していたゼレンスキー大統領と、アメリカの取り分をチラつかせながら問題を片付けることを主張していたトランプ陣営…という風に僕の目には映ったのですが、今回の会談に限らず、議論する際に、「正義カード」をテーブルに出す人と、「おとしどころカード」(最大公約数)をテーブルに出す人がいて、「お前が正しいことは分かっているけれど、今、お前の正義を主張したところで話は前に進まないだろう?」という衝突が起きている現場をよく見ます。
お仕事というものは算数や道徳じゃないので、「正義と正解は違う」という場面がよくあるわけですが、ただ、考えてみたら、子供の頃から僕らは「正義=正解」の教育しか受けてこなかったように思います。
たとえば「イジメやめよう!」という正義はよく耳にしたのですが、「『イジメやめよう』という正義だけでは、結局イジメが世の中から無くならないのだから、イジメの止め方の正解は別にあるんじゃね? さぁ、皆で考えよう」という授業とかって無かったじゃないですか?
(続きはこちらから【連載『革命のファンファーレ』から『夢と金』】)
西野亮廣、トランプ大統領とゼレンスキー大統領の舌戦から“交渉の本質”について語る!
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