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YouTubeを1ヶ月間真面目にやってみた結果(数字)を発表します! | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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真面目にやれば、ちゃんと数字が伸びる
密着ドキュメンタリー『BackStory』がスタートして1ヶ月が経ちました。
『BackStory』は、来年の夏に上演するファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の劇場に足を運んでもらう為のプロモーション番組(プロモーション動画)なのですが、「プロモーション動画だから」を言い訳に、「再生回数」や「視聴維持率」といった数字から逃げたくはなくて、プロモーション動画だからやれることと、やれないことは出てくるけれど、それでも「数字」にはこだわって、1ヶ月間YouTubeと真面目に向き合ってみました。
実質、僕は「YouTuber1年生」で、まだまだ分からないことだらけで、今はまだ「こんなタイトルにしてみたら、こんなサムネイルにしてみたら、どんな結果が出るんだろう?」という初歩の初歩レベルでお恥ずかしいかぎりです。
が、それでも「1ヶ月間真面目にやったらどれぐらいの成果が出たの?」というところに興味を持ってくださっている方もいらっしゃると思うので、この1ヶ月間の「数字」を共有させていただきたいと思います。
まず、結論から先に言っちゃうと「真面目にやれば、ちゃんと数字が伸びる」というところです。
YouTubeには自身のチャンネルの状態を解析してくれるツールがあるのですが、そちらの解析ツールによると、『BackStory』を配信している西野亮廣チャンネルは『多くの動画を公開したことで、チャンネル視聴回数が通常より2225%増加しました』だそうです。
ただ、「2225%増加」と言われても、よく分からんので、もう少しわかりやすい数字を見ていくと…この28日間は、これまでの28日間の平均と比べると、視聴回数は「1156万回」も増えたそうです。
ちなみに、これは週一配信(毎週金曜20時)のチャンネルの結果です。
この28日間の総再生時間は、これまでの28日間の平均と比べると「28.6万時間」増えていて、チャンネル登録者数はこの28日間で「1万2000人」増えました。
収益の数字に関してはYouTubeの規約上言っていいのか悪いのかよく分からないので、今回は割愛させていただきます。
とにもかくにも「真面目にやったら、結構数字が伸びた」という感じです。
まだ成果が出ていない「動画滞在時間」と、なかなか難しい「いいね」の数
一方で、「まだ成果が出ていない数字」もあります。
それが「動画滞在時間」です。「一人の人が、どれぐらいの時間、その動画を見てくれたか?」という数字ですね。
「YouTubeはそういうもの」と言われてしまったらそれまでなのですが、『BackStory』は「動画を再生してもらって最初の30秒の離脱率はまだまだ高いままで、最初の30秒を観てくれた人は、ほぼ全員、最後まで観てもらえる」という結果が出ています。
ということは、最初の30秒の離脱率を下げれば、もっと沢山の人に届くわけですが、ここの「最初の30秒の離脱率を下げる打開策」に関しては色々と試しているものの、まだ目立った成果は出ていません。
今のところの施策は全て空振っている感じです。が、ここは時間をかけて答えを見つけていきたいと思います。
あと、ここに関しては「なかなか難しい数字」なのが、「いいね」の数です。
これは「ドキュメンタリーならでは」なのかもしれませんが、ポジティブな内容をお届けした時は「いいね」が多くて、ネガティブな内容をお届けした時は「いいね」が減るんです。
そりゃまぁ、「いいねっ!」と言う時って、大体、ポジティプなことがあった時なので当然の結果なのですが、一方で、ミュージカル制作の裏側を本気で密着するとなると「ネガティブ」なこともあって、「ドキュメンタリー」としてはネガティブな現実を届けることも正解だと思うのですが、YouTubeの評価制度の中に、ネガティブな内容を評価するボタンが付いていない。
「ネガティブな内容だけど、ドキュメンタリーとしてはこれでイイねボタン」が付いていないんです。
なので、YouTubeで密着ドキュメンタリーをするならば、「いいね」の数には振り回されないようにしなきゃいけないなぁといったところです。
「シリーズものならではの数字」についても共有
「改善できていない数字」と「改善しようがない数字」についてお話しさせていただきましたが、最後に「シリーズものならではの数字」について共有させていただきます。
密着ドキュメンタリー『BackStory』をご覧になられている方はご存知だと思いますが、密着ドキュメンタリー『BackStory』は、来年の夏に上演されるファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』ができるまでを追いかける密着ドキュメンタリーなので、言ってしまえば「続きモノ」なんですね。
続きモノの弱点としては「途中から入ってきた人が楽しめない」というところだと思うので、一応、『BackStory』は「続きモノだけど、1話完結」というラインを守っています。
「こち亀」とか「ちびまる子ちゃん」みたいな感じです。
1話完結だけれど、途中から入ってきてくださった人が「おそらく、この物語には前後があるな」と勘繰ってくださるように持っていっています。
「やんわりシリーズもの」「ステルスシリーズもの」です。
それもあって、『BackStory』は最新話から入ってきてくださった方が、過去の配信を観てくださる…という好循環が生まれていて、最新話を更新する度に、過去の動画の再生回数が増え続けています。
これは面白い動きで、それもあって第1話(ロング動画)はジワジワと数字を伸ばし続け、もうすぐ「100万回再生」に届きそうです。
「やんわりシリーズもの」は当てるのが難しそうですが、当たればストックビジネスっぽくなるので、なかなか強いなぁと思っています。
以上が『BackStory』を始めてみて1ヶ月の数字でした。
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