世界の映画祭事情

2024年03月11日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/746568

意外とサクッと参加できる世界の映画祭 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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そもそも映画祭って、どうやって出るの?

 
昨日の放送でもチラッとお話しさせていただきましたが今YouTubeにアップされている石川涼さん(#FR2)との対談が破壊的に面白くて、今あらためて見返しています。
 
まだ見ていない方は是非!
 
※動画はコチラ↓

 
あの収録をした日が、僕がニューヨークから帰ってきた直後で、かつ、涼さんがロンドンから帰ってきた直後で、二人とも次の世界戦の準備の真っ只中ということもあって、やっぱり、そっちの話題になるんです。
 
僕らはお互い「日本だけを相手に商売やエンタメを届けていると、いずれジリ貧になる!」という危機感を持って、何のアテもなく、手探りで海外に出ていったわけですが……実際に海外に行ってみると、「なるほど。こりゃ難しいな」という部分と、「いやいや、ここ結構ザルだぞ」という部分がそれぞれあることが分かります。
 
そして、それが分かると「打ち手」が絞れてきます。
 
ただ、僕も日本生まれ、日本育ちなのでよくわかるのですが、日本にずっといると「海外」というのはあまりにも遠くて、海外で活動している未来がまるでイメージできません。
 
英語は苦手だし。
 
でも、だからといって、「海外コワイ」をこれ以上続けても何の未来も無いので、僕のVoicyで海外の情報をチョコチョコ挟んで、リハビリをしていこうと思っておりまして、そんなこんなで今日は世界の映画祭事情についてお話しします。
 
先日、コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』がついに完成しまして、ここからは世界の映画祭の賞レースに参戦していくわけですが、僕の番組のリスナーさんがよく知っている海外の映画祭といえば6月にフランスで開催される世界最古&最大規模のアニメーション映画祭『アヌシー国際アニメーション映画祭』だと思います。
 
『映画 えんとつ町のプペル』が最終候補まで残っていて、最後の最後でグランプリを獲り逃がした因縁の映画祭です。
 
今回はリベンジマッチで、「あの日の忘れ物を取りにいく」という物語がのっかっているのもあって、僕のことを応援してくださっている方の中では知られた映画祭です。
 
ただ、海外の映画祭は勿論『アヌシー国際アニメーション映画祭』だけじゃなくて、皆さんが聞いたことがあるところでいうと『ベネチア国際映画祭』とか、本当にたくさんあります。
 
6月にある『アヌシー国際アニメーション映画祭』の前にも、『サンフランシスコ国際映画祭』や『トライベッカ映画祭(@ニューヨーク)』といった大きな映画祭が4月にあります。
 
もちろんコチラの映画祭もコッソリ狙っておるのですが、「そもそも映画祭って、どうやって出るの?」という疑問をお持ちじゃないでしょうか?
 
 
これ、映画祭って、招待されるケースと、『コンペ部門』に自分からエントリーするケースがあるわけですが、海外の大きな映画祭でも、コンペ部門は結構、間口が広いんです。
 
「名の通った監督の作品以外ダメ!」とかじゃなくて、結構、誰でもエントリーできるんです。
 
そして、エントリー料もウン十万円とかじゃなくて、ウン千円~2万円とかのレベルです。
 
誰でも参加できる上に、意外とリーズナブルなんですけども、ここって、あんまり知られてないですよね。
 
 

「海外の映画祭」は意外とカジュアルに参加できる

 
結論から言っちゃうと、映画を作ったら、とりあえずエントリーだけはしといた方がいいと思います。
 
それこそ、日本の劇団の方とかは、「映像作品を作って、海外の映画祭に出して、賞をとって、そこで箔をつけて、逆輸入的に劇団の集客に繋げる」という攻め方をするのも一手だと思います。
 
で、ここもあんまり知られていないのですが、今年のエントリーの締め切りに、作品の完成が間に合わないからといって諦める必要はなくて、これは映画祭によると思いますが、制作途中のモノ(最終の編集前)でも受け入れてくれる映画祭はあって、「これ、まだ最終の編集前で、ここからバチクソ良くなりますんで、そのことを踏まえて…」みたいなお願いをしてみるのもいいかもしれません。
 
映画祭を運営しているのは「人」なので。
 
ただ、「なんでもかんでもエントリーすりゃいい」ということでもなくて、映画祭によっては「北米プレミア」という決まりがあったりする映画祭があって、それは、「北米での御披露目はウチの映画祭が最初じゃないとダメだよ」というものです。
 
なので、「北米の小さな映画祭にエントリーして、なまじっか出てしまったせいで、その後に控えている北米プレミアの大きな映画祭に出られない」という事故が起きることがあるので、ここは要注意です。
 
ちなみに、ベネチア映画祭は「ワールドプレミア」なので、ベネチア映画祭より前にどこかに出てしまっていたら、ベネチア映画祭には出られません。
 
まぁ、例外もあるんでしょうけど。
 
『ボトルジョージ』はベネチア映画祭よりも前に開催される映画祭にエントリーしているので、その時点でベネチアは候補から外れています。
 
このことを知っておくと、「なるほど。あの映画はベネチア映画祭に合わせてできたんだな」という見方ができて面白いと思います。
 
海外の映画祭の話をし始めるとキリがないので、このあたりで終わろうと思いますが、今日の放送で「映画祭って意外とカジュアルに参加できるよ。なので、お互い世界を狙おうぜ」ということが伝われば幸いです。
 
 

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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
  
 
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