「やりたくないことを我慢して頑張れば、その先にきっと…」という考え方が自分の未来を狭める!? 西野亮廣は、夢を叶えるためにどう行動していのるか―2023年ランキング1位『夢と金』の説得力

2024年01月07日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

※この記事は、2024年1月5日に掲載された「GOETHE」(幻冬舎)の記事より一部転載しています。

20代前半もメチャクチャ忙しかった。あの頃と今とで違うのは…

 
映画公開前とかになると、おそらく映画チームからの売り込みなんかもあるのかもしれませんが、ちょこちょこテレビにも呼んでいただけて、「あんた、最近、よく見るわねぇ〜」とか言われるのですが、映画公開が落ち着くとまた地味な生活に戻って、YouTubeも週に1度ぐらいしか出ておりませんので、基本的には「オワコン」扱いされています。
なんなら、地元のオバチャンとかに励まされたりします(笑)
「人生は、まだまだ、これからやから」と(笑)
 
そんな西野亮廣ですが、誇張でも、ハッタリでも何でもなく、これまでの芸能生活の中で、今が一番忙しくて、まぁ、「貧乏暇なし」とも言えるのかもしれませんが、本当に朝から翌朝まで走り回っております。
 
で、「前にここまで忙しかったのはいつだったっけ?」と振り返ってみたのですが、ここまでじゃないですが、やっぱり20代前半もメチャクチャ忙しかったんです。
まだ、身体も精神も未熟だったので、結構大変でしたし、それこそ、隣にいた梶原君はそのプレッシャーに耐えきれず失踪してしまったほどです。
 
ただ、あの頃と今とでは「プレイヤー」と「裏方」という違いもありますが、「やりたいことで忙しくなっているか、否か」というのはあって、20代も「やりたいこと」はやれていたのですが、やっぱり、中には「あんまりやりたくないなぁ」ということもあって、そこがストレスでした。
 
一方で、今は「やりたいこと」をやれていて、勿論、その中には「大変なこと」や「面倒なこと」は入っているので、相変わらずラクではありませんが、精神衛生的に健康で「気持ちが滅入る」ということはありません。
 
「仕事がシンドイ」という人ってたくさんいると思うのですが、基本的には、労働時間が長いからシンドイわけではなくて、忙しいからシンドイ、「仕事は楽しくないもの」「給料=ストレスの対価」という風になってしまっているからシンドイわけで、僕らは泣いても笑っても、人生のうちに仕事をしている時間がかなりあるので、月並みですが、やっぱり仕事は楽しめた方がいいし、ゲーム化できるならゲーム化した方がいい。
 
どうせ働くんだから、好きな仕事・楽しい仕事の割合を増やした方がいい。
 
 

「石にかじりついてでも好きな仕事しかしない」というのは1つの方法

 
「じゃあ、どうやってそれを実現するんだ?」という話になってくると思うのですが、これは1つの方法として(逆説的ですが)「好きな仕事をしたかったら、石にかじりついてでも好きな仕事しかしない」というのはあるなぁと思います。
 

(続きはこちらから【連載「革命のファンファーレ~現代の労働と報酬」】

シェアする