事業見直しでザワついた姫路市民文化祭。西野亮廣が「続けられなかった当然の理由」を納得の解説!―2023年ランキング1位『夢と金』の説得力

2023年12月17日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

※この記事は、2023年12月15日に掲載された「GOETHE」(幻冬舎)の記事より一部転載しています。

「売り上げを作っていない事業」が切られるのは仕方のない話

 
今日の話はすっごくすっごく大切な話なんですけども、大切な話って大体「耳が痛い」ので、どうか感情的にならずに(怒らずに)最後まで話を聞いていただきたいのですが……先日、「姫路市民文化祭」という兵庫県姫路市主催のイベントの廃止が決まったんです。
 
約1か月の間、市内4か所で市民の方が吹奏楽・バレエ・茶道などを発表するイベントで、70年以上前に始まったそうです。
 
それがまぁ突然の廃止ということで、そのイベントに参加されていた方々から批判の声が上がったそうです。
 
たとえばバレエ教室って「発表会があるから、生徒が集まる(生徒のモチベーションに繋がる)」みたいなところもあって、そりゃバレエ教室を運営している人からすると「おいおい、ちょっと待ってよ」となるでしょうし、何より「突然の廃止は無いだろう! もっと前もって言ってよ!」という気持ちもあると思います。
 
まず、「そこはメチャクチャ理解しています!」ということが今回のお話の出発点です。
その上で。
僕は兵庫県民で姫路に住んでいる友人も結構いるんですけど、その姫路に住んでいる友達に聞いても「姫路市民文化祭」のことを知らないんです。
当然、僕も知りませんでした。
70年以上も続いているのに。
 
で、ちょっと気になって調べてみたら、この「姫路市民文化祭」って毎年1万人以上の観客が集まっているそうなんですけども、毎年5000人が出演者として参加しているそうです。
 
つまり、「出演者の家族や身内しか呼べていない」というのが実情で、だから出演者の身内でもない姫路県民は「姫路市民文化祭」のことは知らないし、当然、県外の人間はもっと知らない。
  

(続きはこちらから【連載「革命のファンファーレ~現代の労働と報酬」】

事業見直しでザワついた姫路市民文化祭。西野亮廣が「続けられなかった当然の理由」を納得の解説!―2023年ランキング1位『夢と金』の説得力

https://goetheweb.jp/person/article/20231215-nishino-124

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