次の時代のトレンドは“役割”!? エンタメ界に次々と革命起こす西野亮廣の「ヨミ」とは―『夢と金』22万部突破の発想力

2023年11月26日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

※この記事は、2023年11月24日に掲載された「GOETHE」(幻冬舎)の記事より一部転載しています。

イベントチケット「スタッフになれる権」が一番最初に売れた

 
今日も、どこかの学者が喋った話の引用じゃなくて、僕が実際に現場で見た話を皆さんに共有したいと思います。
結論から先に言っちゃうと、「今、一番売れるのは役割」といったところです。
 
これに関しては僕のことを応援してくださっている方なら、もう10年以上前から聞いている話だと思うのですが、それこそ10年前とかに「皆、作り手になりたがってんじゃないかな?」と思って、イベントチケットを安い順に「B席」「A席」「S席」「スタッフになれる権」で出したところ、「スタッフになれる権」が一番最初に売れたんです。
 
その当時は、頭を使うのがチョット苦手な方々から、「働かせた上に、お金を取るなんて、詐欺だー!」という批判コメントがたくさん来たのですが、それに対しては、丁寧にBBQ場とかキャンプ場とか、イチゴ狩りとか、プラモデルのリンクを貼って「つまり、これのことですか?」と返信したりしていたのですが、いずれにせよ、「お金を払って、作りたい(発信したい)」というニーズは確かに確認できました。
繰り返しますが、これは10年前の話です。
 
エッフェル塔で個展をやる時も、「エッフェル塔の個展の設営ができる権」を販売したのですが、それも即完だったんですね。
これに対しても、やはり、考えることがチョット苦手な人達は、「お金を払って働くなんて、西野に洗脳されているに違いない」と批判していて、西野を悪者にすることによって、時代のニーズの変化に目を向けることができていなかった。
 
でも、まぁ、普通に考えて、みんな「いいね」が欲しいし、フォロワーを増やしたいし、大人になってからの友達を作れるなら作りたいじゃないですか?
それには「発信」は必要不可欠で、「良い発信をさせてくれる箱」のニーズが上がるのは、SNSが始まった日から決まっていた未来だと思います。
 
 

いろんな問題が解決して、多くの人が…

 
そんなこんなで、先日、幕張メッセでおこなった『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』ですが、大トリを務める『バンドザウルス』のダンサーになれる権を(躍りが苦手なオジサン限定で)5万円で販売したところ、45枠が即完だったんです。
 

(続きはこちらから【連載「革命のファンファーレ~現代の労働と報酬」】

次の時代のトレンドは“役割”!? エンタメ界に次々と革命起こす西野亮廣の「ヨミ」とは―『夢と金』22万部突破の発想力

https://goetheweb.jp/person/article/20231124-nishino-121

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